REALITY

精神年齢が
実年齢に追いついた

やっと、ようやく
同じく
君とも
等しくなった自分

ボクというヒトは
バランス良くなった
20年前よりも

自然は醜くはないし
生活は苦しくないし
社会は冷たくないし
世界は小さくないし
自分もキライじゃないし

人生は豊かで
生きづらかったのは
ボク側の想像
単なるイメージに過ぎなかった

なんてことない
ヘンテコな存在として
かわりなく、変わることなく
その場所に居続けられる

なにも言われない
言われたりしない
自分には

コドクではないからかな?
今はもう

寂しいと感じたり
嬉しいと感じたり

痛いと、傷を
猫のようなザラっとした
赤色、紅色、朱色の舌の先で

いつまでも
飽きることなく
ずっと
永遠に
ボクは
ボクを舐めていた

その感覚を
ちょっと甘やかして、みると

逃がさないような
苦さが苦しみが訪れて

再びのフコーが
オフコースのサヨナラのように
鼓膜の奥でさみしく鳴った

けれど
翌朝になると
バラードはもう聴こえない

寂しさも特にない
生まれ変わったボクの気持ちは
マッサラで、ツルンとしてる

目が醒めたのは
本体のボクではなくて
くだらない現実
つまらない物語
この世界の方だった

いつだって
君だって

誰もが知らない
知らなかったような
生きる喜びを
全身に感じながら

進むという感覚を
まるで持たずに
頑張る意識も
全く盛ってなく
存在して
君、しちゃったような

ホントのリアリティ
生存感を
いま、抱いたから

ヒトリじゃないし
虚しくもないし
コドクとは既に友達
ツナガルことができたし

なにもない
それが心地よい
ただ、ただ、ただ、ただ

無料の砂糖
蜜のような
ハチミツの甘さと
嬉しさ
たましいの喜び、明るい未来

光の内側から
眺めるこの世界に
コドクな闇の世界に
いつまでも
あなたのそばにいたい

ボクは
ボクとして
今を生きていたい

生命が
いつかなくなってしまう
不安は
今、この瞬間に
幾ら考えていても

明日のジジツとは
全く異なるサイズ、色、味で
ボクを
君を
ホントに
虐めたりはしないだろう、でしょ?

違うからと
言ったとしても
誰かが、別の意識が

天国から
頭のウエから
嘘みたいな
シャレのような
余計なお世話が
聴こえてきても
あなたの声がしても

気にしたりは
しないから、ボクは

あなたよりも
スキなひとがそばにいるから

ボクは
このひとのために
あなたを恐れることもなく

生きることを
たった今
選択、チョイスした

たまには
雷を鳴らして
豪雨を降らして
地震を起こして

調子に乗り過ぎだよと

ブロック・サインを
送ってくれたら
ボクは嬉しい

それが
ヒトに等しく
与えられたら、幸いです

つまりは
『シアワセ』だと

触れるクライに
触れたシュンカンのように
壊れてしまうような
危うさを抱きしめて

生生しく
美味しそうに

ただ
現実の君を
こんなにも愛している

ボクは
勝手に、ヒトリで
そう
そんな風に思っている

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