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タンブラーを選ぶときの大事なポイント ~引きこもりの私は如何にしてボダムのタンブラー(トラベルプレス)を愛するようになったか

タンブラー?そんなシャレオツなもの知りません。

と思ってました。ずっと。
それがコロッと寝返った、というお話。

ことの発端は米国Amazonのギフトカードを手に入れたこと。

うわーい!欲しかった物を買うときの足しにしよう!と思ったら、AmazonはAmazonでも米国のギフトカードは米国Amazonでしか使えないことが判明。

こわいよー!クレカとか使うのこわいよー!

英語のサイト。買い物だけなら同じこと書いてあるに決まってるけど、税金とかがついてくる。あと迷惑メールも。普段ほとんどAmazon使わないから、今までAmazonて書いてあるメールは全部自動振り分けでゴミ箱行き。おかげでいくつかのそっくり迷惑メールをスルーできてた。でもクレカ使っちゃったら1円単位まで家計簿付けてる身としては何かが起きてはいけないと、それを何ヶ月かはチェックせねばならん。面倒くさい。

ビビりは詐欺に引っかかりにくいんですってよ☆

というわけで、ギフトカードの価格内で何か買う、ということだけが決定。予算45ドル。
返品交換が面倒すぎるから、初期不良があるような小難しい機器はいやだ。
消耗品で数と値段を合わせるのが簡単そうだから、アメリカ的な柄のノートでも大量に買ってみるか、と思ったら、好みの柄がことごとくデカイ。しれっとB4とか言ってくる。まったくビッグな国だぜ。
その他愛用の文房具は取り扱いがない物ばかり。北欧のメーカーはあまり得意ではないご様子。
鞄や靴に興味はあるけど送料高くてギフトカードじゃ買えそうにない。
そういえば愛用の魔法瓶が凹んでるから買い換えようか、と思ったら、日本のメーカーだから日本で買えコノヤロウみたいなメッセージが出てくる。(※主観です)

そこで思い出しました!これ!!

ボダムのトラベルプレス

ボダムのトラベルプレスとは!
ボダムっていう会社が、コーヒーや紅茶のフレンチプレスとタンブラーをシャレオツに合体させたモノ!
(フレンチプレスというシャレオツな急須について知りたい方はWikipediaさんの解説をどうぞ https://ja.wikipedia.org/?curid=3120669 )

ここ数年ボダムのフレンチプレスを毎日使って、交換用パーツを買ったりもして、ボダムというブランドには好感しかない。
どこかのネットの記事でトラベルプレスの話題を目にしたときも「わー使ってみたーい!フレンチプレスとマグを洗ってるのが、ひとつで済むじゃーん!」と思ったけど、現状に満足しているのにわざわざ買うの?4800円?意外と使いづらかったら??

それに、タンブラー?そんなシャレオツなもの知りません!!ステンレスの保温マグで充分よ!!よそはよそ、うちはうち!!

↓こちらがそのステンレスマグ様。どーん。↓

年季が入ってます。ところどころ変色。

私は珈琲と紅茶と中国茶をマグと魔法瓶とポットに淹れて交互に飲んでいくという特殊な生活を送っているため、同時に多様な道具が必要で、その中でも酷使されている1軍が、この保温マグ。
もう15年も使い続けているからさすがに汚れてるけど、パッキンの傷みすらない優秀な子。当時3千円くらいでしょうか。2千円かもしれません。雑貨屋の片隅に置かれていてセールだったので3つ買って2つはプレゼントにしました。

タンブラーと保温マグは同じじゃん?って思いますかね?

15年前、っていったらスターバックス佐賀第一号店や鹿児島第一号店が開店した頃らしいですよ。宮崎にも高知にも青森にも山形にもまだまだまだまだ上陸してない、あの緑のロゴ。MacBookもまだないですからね。タンブラーどころじゃありませんよ。

あ、すみません、タンブラー=スタバ、みたいな感じで語ってます。

なぜならそこが一番の心のハードルだからぁぁぁぁ!!

だってシャレオツじゃないですか。(冒頭にループ) 二重構造とはいえプラスチックで保温性をイマイチ重視してないところもシャレオツ。どうせ持ち歩くならゴリゴリの魔法瓶を希望しちゃう江戸っ子アツアツ至上主義の私としては、この余裕すらなんだかくやしい。

いやまぁシャレオツなイメージだけでなく、実際の使い勝手も違うんですよ。なにしろマグには取っ手という素晴らしい機能が備わっておりますゆえ。握力10の私にとって、『大きなタンブラーを持ち上げる=大根レベルに太くてかつ重たいダンベルを掴んで上げ下げ』です。ほんとに。マグの方が優しい。お布団とベニヤ板くらい違う。圧倒的に優しい。

まぁそんなこんなでステンレスマグを愛用して15年経過したわけです。世の中には保温性の高いステンレスのタンブラーも増えました。それでもまぁステンレスマグに軍配を上げ続けていたわけです。が。

私のステンレスマグにはふたつの欠点がありました。

ひとつめは、容量が300mlくらいなこと。フレンチプレスでは1度に500ml近く淹れられるので、なんとなくロスしてる感じ。

ふたつめは、アツッ!!ってなること。

なんのことかわかりませんね。
もう一度よーくご覧ください。ステンレスマグの飲み口。

飲み口ちっさ!フタが黒くて中が見えない!!

飲むときに毎回、このくらいかなー?このくらいかなー?って、マグを傾けていると、急にアッツアツのコーヒーが口にダイブしてくる仕組み。テイクアウトの紙コップについてるフタが苦手な人には共感してもらえるかも。

まともな意識を保っている間は、マグを傾ける感覚も受け止める口の方もルーティーンで、アツアツは嬉しいだけなんだけど、〆切前の徹夜グラグラ期となると、傾ける感覚も狂ってるわ受け止める口の方も反応が遅いわで、アツッ!!がけっこうな惨事になる。口から喉までやられるし、驚いたついでに手を離しちゃってお腹を火傷したこともある。

でもまぁ私は「火傷しようが皮めくれようが熱いものを飲みまくる」という独自のスパルタ方式で猫舌を克服した根性野郎なので、ステンレスマグのこの欠点は見逃し続けてきたわけです。

はい。だんだん本題に近づいて参りました。長文にお付き合い頂き本当にありがとう!!

そんなこんなの前提があり、かつ、最初の方に書いたギフトカードの件がありまして、トラベルプレスを思い出したわけですが、この段階ではまだ、洗い物が減るかも、くらいの認識でしかなかったわけです。

が、米国Amazon検索してみたら。
取り扱いのボダムステンレストラベルプレスは470mlじゃあないですか!
日本のボダム公式サイトで買えるのは350mlですよ!?
さすがだよビッグな国だよ!!
洗い物が減るだけでなく、容量問題をクリア~♪

取っ手のことだけはどうにもならないけど、期待大。そんでもって、届いたトラベルプレス。

かわいい!でかい!!かわいい!
あまりにイイ感じなので静物画風に果物置いてみましたよ。

で。肝心の使い勝手ですが。
豆をどーん、お湯をどーん、フタをしめたら出来上がり~。楽ちーん♪ ってここまでは想定内。なんと、そのうえをいく発見が!!

え!!これ!!もしかして凄くない!?これもしかして凄い大事なことなんじゃない!!??

こちら!!!

わかりますか!?
わかったアナタ、鋭い!!

私は実際に飲んでみて初めて気づきました。

タンブラーの選び方、みたいな記事はたくさんあって、素材とか保温性とか色々書いてあったんですが、書いてなかったことがひとつありましたよ!!

☆結論☆タンブラーを選ぶときの大事なポイントは、ここ!!

飲み口までの深さ!!!超大事!!少なくとも私にとっては!!!!

ステンレスマグの飲み口までの深さが約1cm。1cmって、文字や画像だとけっこう充分な気もするけど、けっこう痛い目みてる身としては、充分でないことはよくわかっている。アツッ!!のダイブはいつだって突然だ。しかもこれ、カーブだからね、ダイブ後半加速してくるからね。(しかもつるっとしている表面仕様)

ボダムのトラベルプレスは、飲み口までなんと深さ約2.5cm!安全度250%!!
ほら、見てください!↓

傾けてこうして写真に撮れるくらいの余裕~!!!!これなら猫舌克服前の私でもフゥフゥできちゃいそう。

いやこれ盲点だった。完全に。ひとりで超びっくりした。

これからタンブラー買う方は、選ぶ際にぜひこの部分をチェックしてください。きっと自分に適したサイズがあるはず。(脱線だけどタンブラー可のコンビニコーヒーは対応サイズが本体高さ15cmくらいらしいから、このドデカイやつは使えませんです)

容量が大きいせいか、保温性もマグより増した。そして見た目がかわいい。すごくかわいい。タンブラー様かわいい。

あえて欠点をあげるなら、プランジャー(プレスする機構のこと)フィルターの下に溜まってるコーヒー豆や紅茶の葉がプランジャーを外すまで出てこないから最後まで飲めないことくらい(3口ぶんくらいあるかも)。豆や茶葉をお湯に浸しっぱなしにするから、ここは不味いので飲まないと言ってる人もいて、それもひとつの手だと思う。(私はプランジャーはずして飲むけど)

あとは〆切前の徹夜グラグラ期にこの物体を持って上げ下げできるか。。。

それはまた、別のお話。


(シリーズ化の予定はありませんのでご安心を笑)

(ちなみに今回買ったトラベルプレス15ozは白と黒のふたつで送料込41.47ドルでした)

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