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アオイの結婚 6
ラブ・ハンター
毎日メール交換していく中で、お互いの地元の話を書いていく内に、aki さんは次第に大阪に興味を持ち始めたようである。
なんでやねん関西、侮りがたし!
ますます調査団を派遣しなくてはならなくなりそうです。
来て来て!
本社が大阪なら、そのうちホントに来るかもしれない…。
貝塚への出張話があったのですが、そこには死ぬほどイヤなヤツがいるので、断ってしまいました。
上方遠征までは遠い遠い道のりだよです。
えー! 私に会いたくないのかなぁ…。
私は昔、オーストラリアで一人暮らししていたこともあり、はっきり言って、人並み以上の行動力のある人間だと思う。
以前の私なら、こんな時は迷わず列車に飛び乗って、なんだかんだと理由をつけて栃木まで会いにいっていただろう。
しかし、これも以前書いた敗因のひとつである。
こと恋愛に関しては女性は受け身であるべきなのである。
「べき」と言い切ってしまっても良い。
私の過去の恋愛は、常に自分がハンターであった。
狙った獲物をとことん追いかける。
逆に追いかけられると逃げたくなる。
若い頃の恋愛が短命だったのも、ここに一因がある。
好きな人ができる
→ 告白して運良くおつき合いまでこぎつける
→ 最初は引き気味だった相手が、だんだんこちらを向いてくれるようになる
→ その時点で「アレ?」と思う
→ 相手の方がだんだん熱心になってくる
→ 逃げ出したくなる
この「逃げ出したくなる」の時点で、既に新たなる、おそらくこちらを振り向いてはくれないであろうターゲットを見つけていたことも多い。
まったくもって、不毛なチャレンジャーであった。
次回は、aki さんとのその後の前に、過去に読んだ恋愛本にも触れながら、私自身のこれまでの『敗因』について分析してみたい。
女性から見れば、とっても「イイ子」なのに、何故か恋がうまくいかない方のために、少しでもお役に立てれば幸いである。
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