BLドラマはLGBT理解を推進しない
今日GYAOで「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」てドラマをちょっと観てた。
その中で、同性同士で恋する男たちを指して、主人公の男性が「皆さんは、こんな風になってはいけません」と言うシーンがある。とても差別的で、嫌な気持ちになった。
主人公がBLを怯えるまでは100歩譲っていいとしても、同性愛者たちが恋愛を禁止される筋合いはない。
でもこれ正直昔の私なら、普通に「BLギャハハ」とか言って観てたかもしれない。
BLを読む女が自虐的に自らを「腐女子」と呼んだり、BLを読むことがやましいことという刷り込みがあったりしたからだと思う。
でも最近フェミニズムについて学んで、BLについての見方が変わってきた。
相手の同意を得ないと付き合ったり、性行為したり出来ないのは同性愛者も異性愛者も同じだ。同性に告白されることもあるかもしれないけど、自分にその気がないなら丁重にお断りすればいいはずだ。
「ゲイだから断っても無理矢理迫ってくるかもしれない」とか、偏見を持っているから主人公は怯えてるんじゃないかな。やっぱりホモフォビアが感じられる。
同性愛者も真剣に相手のことを思いながら恋愛してる。
LGBT理解推進法案が成立しそうになってるこの現代に、ホモフォビアを振り撒くようなBL観を流すのは時代錯誤だ。
他にも「結婚できないにはワケがある」とか、結婚するもしないも人の勝手なのに、なんでこんな世界の潮流から逆行するようなドラマが多いのか。
マンガもそうだけど、世の中の人の人生観が変わってきてる以上、それに沿った新しい時代の物語が読みたいものです。
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