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政治の話がタブー視されない為に。


今朝起きてからTwitterを開くと、

#検察庁法改正案に抗議します

というハッシュタグが大量に流れていました。

検察官の定年を65歳に引き上げ、内閣の判断で検察幹部の

「役職定年」を延長できるようにする法改正案を認めては

いけない、と抗議する為のツイート。

2020年5月10日12時時点で、

200万ツイート超え、世界のTwitterトレンドでも

このハッシュタグが5位にランクインするほど

多くの方が取り上げています。

この度の方改正案についてはこの方が

分かりやすく述べていらっしゃいました。


「官邸の三権分立は違っていたのね、ほんとに」

https://note.com/seok2/n/na0b20fb75e80


そして今回の抗議について、

著名人と呼ばれる方も多く取り上げていらっしゃる

ことも話題になっています。

そのような行動に対して批判している人も多くいますが、

否定すべきではないと思います。



私は今この日本に蔓延している

「影響力のある著名人は黙ってください」

という圧力、空気感が好きではありません。


また、私が強く懸念していることとして、

著名人ではなくても、一般の人の間でも、

政治のことについて話題にすることを煙たがったり

あまり大きな声で話してはいけないような空気感

があることはやはりおかしい。


2011年、原発事故が起きた時に当時大学2年生だった

私はエネルギー問題やメディアの報道の仕方に

興味を持つようになりました。

もっと情報を集めたい、同世代と議論したい、

そう思っても、まず関心を持っている人が

少なかったですし、大学やカフェなどの

オープンな場所で議論することを少し

憚られるような雰囲気がありました。

気にしすぎだったのかもしれませんが、

SNSというオンラインの場で

発言すると議論にもならない

人格否定するようなコメントが並び

愕然としたことを覚えています。


ただ2013年に英国へ留学した際、

同世代の若者が普通に食事の席でも

日本では所謂「タブー」のように

扱われているような内容を堂々と

話している様子を見て、表現はおかしい

かもしれませんが高揚したことを

覚えています。


「自分の意見はこれだ」と主張し。

「あなたはそのような意見なのですね」と

例え自らの主張と異なっていたとしても

まず受け入れる。そしてコメントするときも

人格は否定せず、論点を明らかにして、

自分の主張をのべる。


そのようなやりとりを見て、

意見することの大切さ、そして醸成されている

議論のカルチャーの大切さと楽しさを感じました。


社会問題は距離の遠いテーマではなく、

自分が当事者となる大切な視点であり

物事を考えるプロセスです。


タブー視せず、誰しも自由に意見し、

意見を交し合えるカルチャーが醸成されていく

ことを願います。


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