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EMとHRは地続きだった。エンジニア出身の私がLayerXのHRに向き合い感じていること

この記事は、【2022 春 LayerX Advent Calendar(概念) 】21 日目の記事です。前回はいとゆりさんによる「なぜ、私はそれでもLayerXなのか?」という記事でした!
また、明日はコーポレートの shige さんです!(いつも大変お世話になってます!)

HR として3ヶ月、何をしてきたか

今回のエントリは、HR として入社した最初の 3 ヶ月にやったことについて記載します。
非常に幅広いアクションでしたがいずれも HR としてのコンテキストスイッチに必要なアクションだったと振り返っています。

前提の共有です〜

今年の1月に入社エントリを書きましたが、あっという間に 3 ヶ月経っていました。あまりに濃密でもう半年くらいは経っている感覚です。

入社エントリを書いたのは 1 月でしたが、実は昨年の 11 月ごろから副業として週 1 程度でお手伝いをしている期間がありました。
その期間は対外的な活動はできなかったこともあり、基本的には社内の Slack や Notion を可能な範囲でインプットしたり、採用の定例ミーティングに参加して社内の雰囲気を掴んだりしていました。

とはいえ動きの早い LayerX の場合、週 1 程度の稼働だと 1 週間の動きをキャッチアップするだけで終わってしまうなど、なかなかアウトプットを出せないなーというもどかしい気持ちも正直ありました。

ただ、1 月からフルタイムで動けるようになったことで制約が一気に外れた感覚がありました。

スタンス:何ごともまずは自分から

まずは何よりメンバーに知ってもらうこと、そして信頼をしてもらえるように、小さくてもアウトプットや徳を積み上げることを意識して行動していました。

たとえば細かいことではありますが、自己紹介、ちょっとした連絡、Slackのスタンプなどなど「まずは自分から」というスタンスでいることを心がけていました。(現在進行系!)

石黒さんのツイートのこれは、本当にそうだなと思っており、現在私はWorkspace 内で 2 位にまでつけるようになりました。笑

社内外の方との面談ラッシュ

自分自身が候補者の方に LayerX の説明をできるようにするためには、当たり前ですが自分自身が LayerX のことを解像度高く知らないといけません。

私はエンジニアから HR にジョブチェンジしたという背景があり、開発サイドすべての採用を担当する事になり、これまでのエンジニアのみの目線に加えデザイナーや PdM のインプットも意識して取り組みました。

社内ドキュメントや Slack を追いかけることで得られるインプットと、メンバーの方と話すことで得られるインプット、大きく質が違うなと感じメンバーの方との接点を増やすことにしました。

特に私が採用を担当するエンジニア、デザイナー、PdM などプロダクトサイドの方々とは、割と早いタイミングで 1on1 を入れさせてもらいました。

メンバーと会話することで

  • どのようなモチベーションで仕事をしているか

  • 普段の業務でのちょっとしたお困りや気になり

  • その方のキャラクター

など、テキストを追いかけているだけではなかなか知ることができない部分を知ることができました。非常にありがたい機会でした。

一方で、候補者の方の解像度を上げることも大切だと思い、入社後1週間くらいから少しずつカジュアル面談の場をセットしていきました。

候補者の方との面談の中では、このあたりを重点的にインプットしていました。

  • どのような背景で転職を考えているのか

  • なぜ LayerX を転職先の候補として考えてくれているのか

  • 外から見た LayerX はどのように映っているのか

こうした面談を数多く実施することで、少しずつ LayerX の輪郭が掴めるようになってきました。

機械学習チームの本格組成がスタート

代表の fukkyy が公開した note「LayerX、ML(機械学習)を本気でやりますという話」を狼煙に、ML エンジニアの採用が本格化しました。

公開タイミングが私の入社タイミングと近かったこともあり、私自身多くのML エンジニアとお会いし、面談、面接フェーズなどをご一緒する機会に恵まれました。

おかげさまでとても心強いメンバーに入社いただき、すでに活躍してくれています。(人事冥利に尽きるとはこのことなんだなと心から理解…)

SaaS.tech の立ち上げで「徳」を体現していく

副業で関わっていた頃から CTO の @y_matsuwitter が「SaaS の技術的なコミュニティを実現したい」というのを採用の定例や Slack でちらほら言っているのを観測しており、これは業界にとっても非常に価値ある取り組みになりそう、ぜひ早いタイミングで実現したいと考えていました。

その想いから裏方として準備を進め、3 月 15 日に第 1 回「マイクロサービス?モノリス?SaaSアーキテクチャのPros/Cons | SaaS.tech #1」を開催し、900 名を超えるお申込みを頂き、大盛況のうちに幕を下ろすことができました。

こちらでアーカイブを配信しているので、興味ある方はご覧ください!

今後も継続的にやっていく予定で、第 2 回目のイベントも本日公開しました!

これぞ HR なミッション「新卒採用」の立ち上げ

LayerXは 24 卒から新卒採用(Dev, Bizどちらも)を本格化すべく、サポーターズさん主催の技育祭と学生との 1on1 イベントに参加しました。

メガベンチャーへの就職を考えている学生の方に、創業 3-4 年のスタートアップで働くことの面白さを伝え、キャリアの選択肢のひとつに入れてもらえれば本望だなと思っています。

自分自身の最初のキャリアがスタートアップだったこと、またその後メガベンチャーと呼ばれる企業でも働いたことがあるので、どちらの側面も知っているヒトとして、なにか参考になることがあるなら積極的に伝えていきたいです。

HR と EM、実際にやってみて感じること

候補者体験(CX)の向上

HRになったらやりたいと思っていたことのひとつに、候補者体験(CX)の向上がありました。

EM の立場では、採用のマーケティングファネルでいうところの候補者にフォーカスすることが多かったのですが、もっと前段から関わって会社のファンを増やしていけるような取り組みをしていきたいと考えていました。(さとなおさんの「ファンベース」という考え方が個人的に好きで、自分の根底にはその思想があるのだと思います)

出典:https://seleck.cc/candidate_experience

いまは潜在層〜顕在層な方へのアプローチ、面談、候補者面談、面接など基本的に全プロセスを担当していますが、前段に関わることになればなるほど会社の「顔」であることを忘れてはいけないなと感じています。

特に面談は貴重な時間を頂いているという意識を忘れず、なるべく価値ある時間を過ごしていただけるよう心がけています。

従業員体験(EX)の向上

候補者の方が入社を決めてくれたら、今度は社内をいかに働きやすく、そして事業に貢献できるような土壌、土台を整備、運用できるかがキモです。(むしろコチラが大事)

直近 2 ヶ月で約 30 名が入社するなど、多くのメンバーが入社をしてきてくれている組織拡大のフェーズで、オンボーディングの整備、イネーブリングなど EX に注力すべきタイミングだなと感じています。

LayerX で働くことでようやく腹落ちしましたが「良い EX は、良い CX を生む源泉になる」と確信しています。

CTO 松本さんのマネジメント研修資料(ピープルマネジメント編)より引用

上記のサイクルを見ると分かるかと思いますが、HR とEM の役割は果てしなく地続きで、明確に線引きできるものでもないし、するべきでもないなと感じています。

(このあたり note に書き出すと止まらなそうなので、ぜひ Meety しましょう。笑)

また、LayerX の行動指針に「徳」があるのですが、これのおかげで中長期的な施策も腰を据えて取り組みやすいと思うことが多々あります。
短期的な施策、中長期的な施策どちらもが、どの部門でも平然とやってのけられており素敵だなと思っています。

新たな挑戦、一緒にやりませんか

私自身が EX を向上していく役割を担うことは会社的にもポジティブなことであるという認識ですが、どうしても相対的に採用候補者の方へ寄り添う時間が限られてしまいます。

とはいえ採用活動は緩めることなく継続的に行う必要があるので、二人三脚で CX / EX の狭間を行ったり来たりしながらカイゼンし続けてくれる HR メンバーを募集しています!

日々ヒリヒリしながらも、心から信頼できるチームメンバーと一緒に「ハタラクをバクラクに」していきませんか?

お気軽にご連絡お待ちしています!


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