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全体最適を諦めない、バクラクのマネージャーオフサイトを実施しました

こんにちは。すべての経済活動をデジタル化したい @serima です。
今週、LayerXエンジニアブログを公開しましたが、今回はnoteでの執筆となります!


背景

先日、LayerXのはたらきかた2023というnoteの中で、従業員推移も公開させていただきました。

従業員数の推移

このように従業員が急速に増えていくなかで、しっかりと組織を機能させていくためにはマネージャーの存在が欠かせません。

さらに、LayerXはコンパウンドスタートアップを志向しており、その特徴のひとつとして「プロダクト間の連携の良さそのものがプロダクト」というものがあります。
バクラクは、プロダクト単体はもちろんのこと「シリーズ全体での体験の良さ」を評価してくださっているお客様も多く、競争力のひとつと捉えています。

しかし、今後もバクラクのプロダクトが半年にひとつのペースで増えていく中で、ともすると局所最適に陥りかねません。結果、体験の良さを損なってしまうのはなんとしても避けたいところです。

上記のような課題が浮かび上がってきたこのタイミングでこそ、マネージャーオフサイトの第1回目を実施する価値があると考えました。

マネージャーサポートプログラムの策定

LayerXでは、新たにマネージャーにアサインされた方向けに、HRより「新任マネージャー研修」を行っていましたが、その後のサポートや研修が十分ではなかったのも事実です。つまるところ、マネージャーを継続的なサポートしていく仕組みがありませんでした。

当然、マネジメント経験が豊富な人がマネージャーになるとは限らないので、マネージャーからは「支援の仕組みを整備して欲しい」という声があがってくることもありました。

こうした背景から、今期よりHRとBiz Enablementチームが主導する形で、「マネージャーサポートプログラム Ver.1」を策定しました

マネージャーサポートプログラム 全体概要 Ver.1

今回は、全体概要図における「マネージャーオフサイト」をCIRCLE by ANRIをお借りして実施したので、その模様をお送りしたいと思います。

マネージャーオフサイト #1

グループ分けについて

今回はDev/Bizのマネージャーで区分けすることなく、ミックスする形でグループを組みました。

それぞれ関わりがないわけではありませんが、相対的に他部門のマネージャーとはコミュニケーションの接点が少なくなります。こうした場で関係値を作って欲しいという意図がありました。

相互理解ワークショップ - Wevox Values Card

参加者同士の相互理解を深め、このあとに続くワークショップで議論の深みをもたせるため、Wevox values cardを使い、グループワークを行いました。

Wevox values cardは、個人の価値観を引き出すことができるカードです。
チームメンバーと価値観を共有し合うことにより、メンバー同士の相互理解を深めることができます。 相互理解が深まるほど、心理的安全性が確保されエンゲージメント向上が期待されています。

https://wevox.io/valuescard
どのカードを捨てるか悩ましい…!

はじめは少し雰囲気が硬かったチームもありましたが、会が後半になるにつれて笑顔や笑い声があちこちで響き、非常に良いワークとなりました。

各グループ、非常に盛り上がっていました

事業戦略ワークショップ - 1.5年後の戦略を考える

ワークショップのお題は、FY2023下期に設定されているテーマに関し「1.5年後の戦略」を考えることでした。
この場で何かを決定するというわけではなく、全員の目線を合わせることを目的としていました

冒頭でもお伝えした通り、急激に組織拡大は進んでいますが、LayerX羅針盤には「全体最適を諦めない。常に横を見る」という大事な羅針盤があります。

こうした機会でマネージャー同士で目線を合わせることで、セクショナリズムと戦う土壌を耕したいというねらいがありました。

ワークショップを行うにあたって、参加者全員の前提が揃うようにコーポレートの概況や事業KPIの資料など運営側であらかじめ用意し、事前に読み込んできてもらう形式をとりました。

内容の詳細は割愛しますが、各チームでファシリテーターが自然と決まっていき、必要なインプットを各自で行うチーム、活発な議論がなされるチームなど様々でした。

各チームの代表者に議論した内容を発表してもらい、最後に事業部長の牧迫、事業部VPoEの小賀から総括がなされ、会は終幕を迎えました。

満足度と参加者からのフィードバック

参加者向けアンケートでは、10段階中9以上の方が半数を超えており、当初の目的は一定果たせたと考えています。

特に、マネージャー同士で対話をすること、垣根を超えて新たな視点を獲得することの大切さに気付いたという意見が多く、会を行った意義が果たせたかと思います。

・部署の垣根を超えて相互理解が深まった
・中期の方向性を考える上で、各部署の方々の視点で何を重要視しているかも理解できた
・普段は部門横断で対話する機会がないマネージャー陣と腹を割って対話できる貴重な機会だった
・事業戦略を考える時に、いろんな視点の飛び地の作り方に触れられたのがとても勉強になった

アンケート結果から一部抜粋
満足度調査の結果

一方で、全体の時間配分やグループ分けの偏りに対して、まっすぐなフィードバックがあったりと、まだまだカイゼンの余地はあるかと感じています。次回のマネージャーオフサイトでは、より有意義な時間になるよう検討していきたいと思います。

さいごに

ANRIさん、ステキな会場を貸してくださり、ありがとうございました!

そして、(マネージャーだけでなく)LayerXの皆さん、これからもやっていきましょう。


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