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インドで演劇を観よう!ムンバイーでの観劇方法をゆるく解説【涅槃!インド編05】

涅槃!黒澤世莉です。現在はケララ州チョワラビーチにいます。ヤシの木と白い砂のビーチ、南国です。天国です。

さて、大都会ムンバイーで演劇を観てきました。本業は演劇の演出家ですから、やっぱり現地の演劇に触れたいですよね。色々とアトバイスを受けながらどうにか探しだしたので、インドで演劇が観たい方の参考になれば幸いです。

1:公演情報を探す

ここが一番ハードル高いのではないかしら?インドで演劇が観たくても、どこから情報を探したらいいか分からん、と。

インターネットは便利なもので、様々な情報にアクセスできます。インドで行われるパフォーマンス情報については、こちらのサイトを参照しました。

bookmyshow
https://in.bookmyshow.com/mumbai

スクリーンショット 2019-09-19 14.17.52

インド全土でやっている映画、コンサート、イベントなど、幅広くカバーしているサイトです。リンク先はムンバイのトップページになってますが、デリー(NCR)、ベンガルール、ハイデラバード、アーメダバード、チャンディーガル、チェンナイ、プネなどの大都市の他、中規模の都市もかなりカバーされてます。

演劇を選択:ナビゲーションバーから「Plays」を選択しましょう。やっている演劇が出てきます。

日付を選択:TodayやTomorrowやWeekendから選択できます。

言語を選択:英語、タミル語、ヒンディー語などたくさんの言語から選択できます。

値段:0-500,501-2000,2001-以上から選択できます。

そうすると該当する作品が出てきますので、お好きなものをお選びください。

日本の演劇と違っている部分としては、何日間か連続している公演は少ない、ということです。一日やって他の劇場に移動、などのスタイルも多いようなので、明日行けばいいや、とか思ってると明日はやってなかったりするかもしれません。逆に、明日ならより近所の劇場でやってるかもしれないので、情報をよく確認してください。

私はこちらの作品を拝見することにしました。
https://in.bookmyshow.com/plays/devika-rani/ET00107989

機内誌で紹介されていたのを読んでいたのです。

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機内誌で取り上げられるくらいなんだからインドでも有数の作品だろうと思ったわけですね。

2:劇場を探す

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わたしの選んだ公演の劇場は、St. Andrew's Auditoriumという劇場でした。

3:劇場まで移動する

ムンバイーならグーグルマップがあれば大体の場所にいけます。

https://goo.gl/maps/H43mr2B9Rsnmrwu3A

たまたま私が泊まっていたHorn OK Please Hostelから歩いて15分くらいでした。ラッキー。ちなみに、もしフォート地区から移動しようと思ったら、一回郊外電車でバンドラ駅まで移動して、そこからバスかリキシャーに乗るといいと思います。

今回は歩ける距離の劇場だったので、自ら歩いて向かいます。グーグルマップ片手に、がんばって歩きましょう。

4:チケットを買う

今回は観劇直前に決めたので、事前に決済が出来ていません。なので、はからずも当日券チャレンジとなってしましました。そんなわけで1時間弱くらい前に劇場に着きました。19:30開演だったので、18:30ちょっとすぎですね。

劇場の前にはチケット売り場がありました。

が、人がいませんでした。

近くで立ち話していたにーちゃんがそそくさと近づいてきて、チケットを売ってくれました。座席表を見せられながら1000ルピー、1500ルピー、2000ルピーのチケットがあるよ、と言われたので、迷わず1000を選びます。

1500だともっと舞台に近い席だよ、とか言われますが、かまわず1000ルピーにしてくれと伝えて、無事にチケットをゲットしました。

5:入場する

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開演45分前にはロビー開場してました。ロビーはにぎやかです。パンフレットを配布していたみたいなので、一部いただきました。英語なのがうれしいですね。

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ばんごはんを食べてなかったので、売店でチャイとサンドイッチをいただきました。これで腹ごしらえも完璧です。

客席開場は15分前くらいでした。

6:観劇する

開演前のアナウンスで、スマホを切ってねって言われます。また、すべてのキャストとスタッフの紹介が流れるのが新鮮でした。

途中休憩15分を挟んで休憩込み2時間40分の大作でした。

インドの客席は、スマホを切らないで光らせたり鳴らしたりするかたや、遅れて入場される方や、途中で出入りされる方がおおぜいいらっしゃいますので、自分もインド人だと思ってまったり楽しみましょう。

また、シーンが一つ終わるごとに拍手をするので、20シーンくらいあったのですが8割くらいのシーン後に拍手が起きてました。

カーテンコールではスタンディングオベーションです。ここでも一人ひとりの俳優やスタッフがコメントつきで紹介されました。なんだか微笑ましかったです。

7:まとめ

というわけで、インドならではの観劇体験ができたかなと思います。

感想は、俳優さんたちはめちゃくちゃ上手で、衣裳もたいへんきらびやかです。音響や照明、美術などのスタッフワークは、あんまりピンときませんでした。台本は、シーケンスが短すぎるので、もっと長いシーンで構成したら面白くなりそうだなー、と思いました。

今回はインドでも大規模な興行作品だったっぽいので、次はもっと小さい劇場に足を運んでみたいなと思います。

というわけで、せっかくインドに来たのですから、みなさまも演劇を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと日本では体験できないような経験が得られると思いますよ。

涅槃!黒澤世莉でした。

なおサポートの受け入れ体制はいつでも全力で整っています。歩きつづけて書きつづけるための、ご支援ありがたくちょうだいしまーす。