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家族旅行2

向かって右から2番目の人、誰だか知らないんだけどオーストリア人が「スターリンじゃね?」って言ったらアメリカ人がマジで怒ってた。まあ、日本人にしてみれば徳川家康とキム同志を間違えられるような感じなのかな。

アメリカ最後の西部旅行:すんげえ地味だった

まあなんか割合急に帰国が決まり、カネもなかったのでスピルバーグ監督の「未知との遭遇」に出てくる山でも見に行くか、そんなら近くにあるって話の大統領のあれを見に行くかってことでサウスダコタへ向かいました。

コロラド→サウスダコタって、マジで地味。途中とおる州はワイオミング。アメリカ人の同僚にいわれた。

「ワイオミングってのは怖いぞ。」

「なんで?」

「道路に車が停まってて男が自殺してた。」

「なんでまた?」

「メモ書きがあったとさ。『ガス欠になって助けを待っていたがもう2日間、誰も通らない』ってさ」

わかる。

サウスダコタの国立公園「バッドランド」も日本人には物珍しい景色だけどアメリカ人にいわすと最低らしい。けっこう楽しかったけどな。

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けど、なにを生業にしているのかわからないが、この地に住んでいる人がいるようで少なくとも1世帯はみた。

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けどね。ばっちり映画のとおりのやつ見られて大満足。これじゃん。

マジで最後のアメリカ旅行:逆向きがよかった?

で、翌年いよいよ帰国ということになり、ポンコツクライスラーで最後の旅に出た。

むこうには便利な仕組みがあり、「いらなくなった車を置きっぱなしにして場所を教えてくれれば回収して再利用または資源にする」ってのがある。まぁうちのは間違いなく資源になったのだろうけど。

てなわけで乗り捨てできるんなら行ったことのない東部へ行ってみようということになった。いま思えばアホな話。だって西にある日本へ帰ろうというのにわざわざアメリカの東端まで行ったわけだから。

とはいえ、初めて大西洋を見た。そのまえに(長男にとってはほぼ故郷)美しいコロラドを満喫した。

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きれいなところだよ。

まあとにかくビビったのが東へ行くとどんどんクルマの数が増える。我々がいかに田舎者だったか思い知らされたね。それぞれの州は小さいし。「え。もう違う州なの?」って感じ。

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セントルイスが西部と東部の境目だってホントだね。このやつを超えたら全然違う世界になった。まあ、中西部以西しか知らない(嫁さんと子供は中西部しか知らない)でいたより良かったのかもしれない。

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こんな感じのとこでご飯食べて。

おれが大好きなバーボンの里であるケンタッキー州にも行った。フォアローゼスの蒸留所にも行ってきた。蒸留所限定のシングルバレルがあって、そいつばっかりはそこらで売ってるクソ酒と違ってすんげえうまかった。

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有名どころの金持ち別荘を見学して(中に入るならカネをとるというので建築出身の嫁さんだけ中行ったような)。

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今度はおれの番、ってことでスミソニアンへ行った。航空宇宙館だけでも半日じゃとてもみきれなかった。

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なにせほとんどが本物あるいは2号機とかなんで、好きなやつにはたまらないね。度肝を抜かれた。「2番じゃダメなんですか?」なんて国ではなかったよ。

そして最後にコロラドにはたくさんあったけどシカゴにはなぜか1店舗しかない「オールドシカゴ」。大好きでよくいった。家族でアメリカ最後の晩はシカゴのオールドシカゴで夕食をいただいた。

もちろん、おれがアメリカで最初に衝撃を受けたバッファローウィングも。どこにでもあるおつまみだけど、オールドシカゴのが一番おいしい。

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帰国してからあんな扱いを受けるとも知らずに。まあ、あの時は楽しかった。いまの会社に拾ってもらっていなかったら本当に復讐していたと思う。

家族旅行シリーズ、ようやく次回から国内になります。案外アメリカでもいろんなとこ行ったんだな。おカネなかったけど、ムリしてみたんだろうね。

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