18日目、管抜ける。

この日を待ってたーーーーー!
胸水を抜くための管が、
菌が発生しなかったので
許可おりたーーーー!!!!!


くそー!この管のせいで寝れんかったのが大きいやん
拍手!!!
ポンプさよなら。
およそ2週間で片肺から4リットルもの水を吸い出してくれた。
ありがとう、嫌いだったけど感謝してるよ!!!、


抜く時は…あー、また、内科の先生…そか…

「え、あれ?」
とか絶対言ったらだめ
「これやったっけ、あれは?」
とか絶対言ったらだめ
やったあとに
「ちくっとしますからねー」
もうちくっとしたわ!
「もう、もう、もう少しですよ」
なにがや!ほんまか!なんやねん!
ほんまにひとつひとつが初めてなんやろなー
初めてでなくても数例なんやろな。
わたしは先生のモルモットやで
早く上手になるか、あきらめて外科のK先生を
呼んでください…( ;  ; )( ;  ; )( ;  ; )

先生なんか背中冷たい…
「あー、金属の器具が当たってますね」
あー、じゃないねん
不安、いつおわるん?
「あとこれ、ここぬったらね、ここもぬおか」
脇腹で私見られんからなにもわからぬ。


もうギャグかな。
こうして日本の医師は育っていくんかな。
どうなんかな。
涙目で、日本の未来に思いを馳せてたら
ぐにゅぐりぃぃ
「ぬけますよ、もうぬけます」
「痛くないですよー」
痛い、気持ち悪い

そして、抜けた…
ぬけたーーーーーーーーーーーーー!!!
抜け目なく看護師さんに
ビフォーアフターの写真とってください
SNSにはあげません
自分の日記のために…

というと先生から特別に許可いただき、
無事管いりと管なしの写真をげっと。

わたし、忘れないでいたい。
忘れられるのだろうか?
こんなギャグみたいな日々。

そこから部分麻酔なので
自分の足でスタスタ歩いて帰る
ポンプの足車がないので、
相棒がいないのちょっと寂しい

廊下で看護師さん、すれ違うたび
なくなりましたね!くだ!
と喜んでくれる
放射線科もレントゲン科もみんな
管無くなりましたね!
と笑顔。
なんでいい病院なんだ。
泣いちゃう。

管が抜けたことで、強烈な痛み止めは
すぐとまり、頓服仕様になった。
まだ鈍い痛みはあるけど
全く。全然。身体感覚がちがう。

そしてよる、眠剤はぶちこんだけど
ねむれたーーーーー!5時間程度だけど
ふかくねむれたーーーー!
( ;  ; )すいみんだいじ。

これで工程の2/3はおしまい。
来週から抗がん剤がはじまる。
先生が副作用と生活の注意を伝えにきてくれた。
うげー。なんだか大変そう。
でも、まぁ、これでシャバにもどれるんだ。

もう今までのような生活はできない。
人付き合いも、行動も、生活習慣も、
病院の中から変えて行っている。
歯磨きの方法もかわったし、
呼吸の仕方もかえた。

繰り返し繰り返し。
いきていくっていうのは
自分をケアしながら繰り返し丁寧に手をかけることだ。

友達も、ネット整理しよう。
家に帰ったら服や本も整理して
美容院にいって、髪を切ろう。

ああ、うまれかわってきてる。
習慣が変わってきてる。
空気がかわってきてる。

家族も、かわってきてる。

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