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恋文。

あのね、私はこの恋が叶わなくってもよかったんだよ。
でも、キミが好きってことは伝えたかった。
そうじゃなきゃ、私はキミにずっと気づいてもらえないと思ったから。
「ただの自己満だ」って、思われるかもしれない。
でもこれは、私からキミへの挑戦状。

キミは自分に知らないふりしてるけど、
本当は知ってたよ。
あの時、「どうでもいい」とか吐きながら、
本当はすごく心配してたよね。
「めんどくさい」とか言いながら、
本当はとっても楽しみにしてたよね。
「あんな奴らほっとけ」とか強がって、
でも泣きたくてしょうがなかったんだよね。

そんなたくさんの思いを持っているキミに、
私があげられる精一杯の告白。
キミに届かないこと、知ってたよ。
でも伝わることは分かってたから、怖くなかったんだ。
キミに「ごめん」って言われて出たあの涙は、
安心して出る嬉し涙だよ。

私の告白がいつかキミの背中を押しますように。

私の好きな人は嘘つきだ。
思ってることと、口から出る言葉が天邪鬼。
いつも周りにバリアを張って、
不器用なのに器用そうに振る舞ってる。
私はそんな頑張り屋さんのキミが好き。
キミが好きでした。



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