パラレル ✕ カウンセラー その2
前回の続きです。
「セラとぴあのカウンセラーの、
パラレルワーカー・パラピストという属性が、
カウンセリングの中で、どう生かされるのか」
このテーマについて、私 山田の思うところを、
いくつか紹介していきます。
私自身は、どちらの属性も持っていません。
心理臨床オンリーです。
逆に、それだからこそ、
「パラレルワーカー・パラピストによるカウンセリング」
について、傍から(時にクールに)、
観察できたと思っています。
とはいえ、「データを集めて検証し、エビデンスを示す」
・・・とかのシロモノではなく、単なる仮説。
もっといえば、私自身が、
「こういうところ、うらやましいな~」
と思ったところです。
うらやましいところがたくさんある中で、
これは確かにそうだろうな、
という点を中心に進めていきます。
さて、パラレルワークというのは、効率性を高めなければ、
時間も体も、どれだけあっても足りません。
その上、内容、場所、求められる知識や技術など、
活動ごとに異なるでしょう。
もちろん仕事の質や充実感に大きく影響する、
「人間関係」も同様。
活動は、仕事に留まりません。
家族との関わり、自分の時間など、プライベートも含まれます。
学校で学ぶ、というのもあります。
パラレルワーカーは、「時間を有効に使い」、
それぞれの活動にふさわしいモードに、
「切り替える」「使い分ける」ことに長けています。
それらの必要性を痛感しながら身に付けていった、
リアルな術だと思います。
セラとぴあのご相談者は、主に看護師の方。
あらゆる仕事の中でも、各段のお忙しさです。
業務はもちろん、ご家庭やプライベートとの両立には、
並大抵でないご苦労がおありです。
パラレルワークでなくても、時間と体が
どれだけあっても足りない状態です。
また、看護師の方は、とても多くの人と関わられます。
相手や場面に応じて、ふるまいを変えて、合わせて。
それだけでもエネルギーを消耗します。
特にお仕事では、完璧を求められ、板挟みになり、
ですから、なおさらのこと。
といって、気持ちや態度を引きずるワケにはいかない、
厳しいお立場です。
こうしたお悩みに対して、パラレルワーカーの
「時間の有効活用力」「切り替え力」は、
解決のための大きなヒントにしていただけるのでは、
と思います。
ただの経験談ではなく、机上の理想論でもない。
実践に裏打ちされたリアルな情報として、
お届けできる。
それが、パラレルワーカー属性を持つ
カウンセラーの強みの一つであると、
私はとらえています。
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