せどりビジネスを始めるなら…安く仕入れて適正価格で売るのか、定価で仕入れてプレ値で売るのか、どっちなんだい!


アンケート結果



アンケート期間は1日で363票ご協力がありました。ありがとうございます!

結果は「安く仕入れて適正価格で売る」が約8割の投票結果に。

リプ欄で各々の考えをまとめて書いてくれた人に感謝です。それぞれの理由が非常に参考になります。

※勝手に載せてしまったので削除依頼ある方はDMください。すぐに対応します。

まず初めに私自信はリピート品とプレ値販売どちらも行っているのでフラットな状態でこのnoteは書いてます。


それでは



お待たせしました。

用意してある答えになります。

それは・・・



「安く仕入れて適正価格で売る」



・・・



「あたりまだろ・・と声が聞こえて来そうですが・・」

それでは肝心の理由です。


高額販売は目立つ(プレ値)

から

ライバルが増えやすい。
(勿論例外もある)


仕入れ値や原価は


外からだと分かりにくい




以上です。。。



これだけでは流石に、罵声が飛んで来そうなのでもう少し深堀りします。



せどりに限らず他のビジネスでも安く仕入れる事は、販売時に価格変動があっても(値下がりやプレ値)競合より有利に働くメリットがあります。


仕入れ値+販管費=原価 (ここではざっくり分けてます)

原価を抑えると様々な恩恵があります。

下の図 参照

原価を下げると利益が上がる

簡単に言うと原価は敵から見えませんが販売価格は敵に見られます。

そして原価を下げる事により利益の向上が可能になります。



仕入れ値=原価 
ではないので注意です。


「Amazon販売での原価の例」

・仕入れ値 : 1,000円
・送料 : 500円(自己配送の場合)
・梱包資材費 : 50円(1ダンボールあたり)
・販売手数料(10%) : 消費税
販売価格3,000円の場合
仕入れ値1,000円+送料500円+資材費50円+手数料330円=原価1,880円
(原価率62.6%)

人件費などは除いてます

これが仮に仕入れ値だけ考慮して競合より早く売り切ろうと1,500円で販売すると、ツール上は335円の利益ですが実際は215円の赤字になります。



ポイントは継続的に仕入可能で、競合よりも安く仕入出来るか


または仕入れ値が同じなら販管費を抑えその分を利益にまわす。




プレ値商品について


ライバルが増えプレ値だった商品が値下がり、損益分岐点で行ったり来たりする廃盤商品やトレンド品が最近増えたように思います。


keepaで過去プレ値になり出品者が増えた例を見てみましょう。


クッパ城の悲劇

10月頃は17,000円まで上がったがすぐに広まり出品者急増


ロトムの悪夢

出品者が前代未聞の1,000人付近まで増えてます


自滅の刃

少し前に680人まで増えてるのに出品者一時的に減ってまた680人に…もうね・・


プレ値の例外として、一部の絵画やロレックスなど高級品で希少価値のある物は、将来的に価格が上がり売却利益が得られる物も。高額であれば高額なほど、生産数が少なければ少ないほど、競合が増えず将来的価値が高くなる傾向があります。



薄利でも多売の強み


薄利でも多売できる食品や日用品などのリピート品は、発送件数を増やすことにより送料交渉の材料にもなります。送料を抑える事も原価を下げる事と同義です。


食品のアソートやセットカタログなんかはアマゾンでも価格が安定して出品者の急増もなし。

上で紹介した商品は参考資料です。利益商品かどうかは不明。





適正価格

これを辞書で見ると

不当に高くもなく、かといって安すぎもしない、適正な価格。「原価積み上げ」や「価格調整」といった方法で決められることが多い。


要はAmazon販売において価格が安定している商品を指します。


この価格設定は食品や消耗品などによく見受けられる。出品者が減少しても価格が上がらない。この販売価格は「仕入れ値+送料+資材+手数料+人件費」を差し引いて利益が出る価格設定を行うパターンが多い。この価値の考え方をコスト・アプローチ(原価法)と呼ぶそうです。


価格設定の要素は以下の3つ

1.コスト : 事業として成立する利益を自社が確保できる価格なのか
2.競合 : 競合と比べ優位性を維持できる価格なのか
3.需要 : 顧客に受け入れられる価格なのか


これらは


マーケティングの3C

Customer(顧客) Competitor(ライバル) Company(自社)

と言われるものです。価格設定においても、この3Cを考慮することが必要です。簡単に言うと、Amazonが販路ならカート価格の範囲で、利益の最大化ができる価格が適正価格になります。


ちょっと難しい話になりましたが、将来せどりから本格的な物販へスケールするなら覚えといて損はないと思います。




ここからおまけで他産業での高値販売を見てみます。




おまけ 外食産業の例で解説


高額販売が目立つが故に真似され相手が自滅したパターン


みんな大好きスターバックスがコーヒーの価格を上げた時があります。


価格を上げてもコーヒーが売れてるのを見て悟ったドトールコーヒーが、別ブランドの「エクセルシオールカフェ」を立ち上げた。


結果、側だけを真似したエクセルシオールは衰退し店舗数を激減。スターバックスにあるフラペチーノのような競合と差別化できるような商品が無かったのが原因とも言われてます。



俺のフレンチが当時、高価格帯であるステーキを立ち食いという斬新なアイディアで高回転で販売していた。(立ち食いなのでテーブルの回転が早い)


そこで登場したのがいきなりステーキ


ステーキのような高原価の商品も高回転高価格で販売できる成功例を俺のフレンチから学びます。



しかし、これもまた失敗に終わり、いきなりステーキは破綻に追い込まれます。


後に俺のフレンチの創業者が出した本に書いてますが、成功の秘訣は仕入れの肉ではなく人材だったんですね。


俺のフレンチは三ツ星レストランで働いているシェフを引き抜いたと言われてます。料理の腕はあるけど給料が上がらずモヤモヤしている若い層を取り込みました。



上記の例から他の産業も高額販売が真似をされやすい事が分かります。


エクセルシオールといきなりステーキは何が悪かったのでしょう?


そうです。


価格は外から見えますが、本質である差別化できる商品(エクセルシオールはコーヒーばかりに注力)であり引き抜いた人材(いきなりステーキは肉に注力)は外からでは見えない。注力してた部分が間違っていたんです。




最後に


せどりの話に戻ると廃盤の商品を寝かせて1年以内に売る人が多いとします。

玩具やレゴなんかは12月に売り切りたいですからね。すると寝かせてたはずでも廃盤なのに出品者が増える現象が起きる事があります。


廃盤=寝かせると上がる


この図式が当てはまらなくなります。


最近は洗剤や柔軟剤の廃盤も有名になりAmazonの在庫が切れても上がりにくい。

そこで差別化として販売時期をもっと伸ばすのか、安く仕入れ出来る店舗で買うのか、他販路を使うのか考える事が出てくると思います。



そして、それを経験すると一つの仮説が生まれます。


誰でも買える商品は廃盤になろうが仕込んでる人は多い



今回のアンケートですが


「安く仕入れて適正価格で売る」「定価で仕入れてプレ値で売る」


結論としてはどっちでもいい。


好きな方をやれば良いと思います。



ただ、このnoteを読んで何かしらのヒントになれば幸いです。


一部を除くほとんどの小売店がネット市場に合わせて価格変動しないのは何故か。




継続的に長期でこのビジネスをやるならどちらが最適解なのか?





答えは出てると思います。



長くなりましたが以上です。


私は情報商材屋でも文章のプロでも無いので、読みにくい箇所や駄文などはご容赦ください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

感想などあればDMやリプをいただけると嬉しいです。

訂正箇所や誤字、脱字などあれば修正します。



反響があればまた別の企画でnote書きます。




ではまた!




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