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セプテーニにおけるデータサイエンティスト、データアナリストとは? ~「顧客ビジネスを未来に導く“データ活用”」を実現するプロフェッショナル~

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。

セプテーニグループが主軸とするデジタルマーケティング事業を手がけるセプテーニでは、デジタル広告をはじめ、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の総合的な支援を行っています。
中でも近年は中期重点分野の一つとして「顧客ビジネスを未来に導く“データ活用”」。をかかげており、データやAIを活用したソリューションの提供によるマーケティング支援に注力しています。

そこで重要な役割を担っているのが、データ分析・活用のプロフェッショナルであるデータサイエンティスト、データアナリストです。

デジタルマーケティング企業におけるデータサイエンティスト、データアナリストの仕事・キャリアについて、イメージがつきづらい方もいるかもしれません。

そこで今回は、セプテーニのデータサイエンティスト、データアナリスト職を担う2名に、セプテーニにおけるデータサイエンティスト、データアナリストとしての業務内容や面白さ、学生時代の経験をどう仕事に活かしているか、などをインタビューしました!

どうぞご覧ください。

佐々木さん(写真右)
Septeni Japan データ事業本部AIソリューション部
奈良先端科学技術大学院大学博士前期課程修了後、
2021年Septeni Japanに新卒で入社。半年間GoogleやAppleの広告運用を担当後、現所属のデータ事業本部に配属。
クリエイティブデータを用いたソリューション開発業務に従事。

青山さん(写真左)
Septeni Japan データ事業本部データソリューション部
2021年Septeni Japanに新卒で入社。
半年間Facebookの広告運用を担当後、現所属のデータ事業本部に配属。
データを活用したソリューションの納品業務に従事。

ー お二人は、学生時代に大学院ではどのような研究をされていたのでしょうか。

佐々木さん)
情報分野で主にソーシャルメディアに関わる研究をしていました。具体的には、ソーシャルメディア上の人々の投稿データを解析して、金融市場での投資家の心理状態を予測するという研究でした。この研究は大手企業との共同研究だったので、学生のうちから企業と一緒に研究する機会は貴重だと思い、取り組みました。

青山さん)
私は学部生の時は物理学専攻だったのですが、勉強をしていくうちに宇宙に興味を持つようになり、大学院では天文学の研究をしていました。
テーマとしては、”銀河の星形成が、環境によってどう違うのか”ということを扱っており、銀河が成長していく過程では環境によって様々な影響を受けるのですが、その影響がどれくらいなのかを観測した天文データを解析することで定量的に調べていくといった研究をしていました。

ー お二人とも広告業界とは異なる分野の研究をなさっていたようですが、就活時にどのような経緯でセプテーニに興味を持ったのでしょうか。

佐々木さん)
私は、学生時代にいただいた就活時のアドバイスで、学会のスポンサーになっている企業さんは技術に対して理解のある企業さんが多いということを教えてもらっていたので、そのような会社を選択肢として見ていました。

また、修士の研究活動を通じてデータ分析系の職種につきたいと考えていたのですが、その中でも業種としては広告系・デジタルマーケティング系は、AIや機械学習によって自動化が進んでいる領域の1つかなと思っていたので、広告領域を志望するようになったんです。

そこで、学会のスポンサーにもなっていたセプテーニに興味を持ちました。

青山さん)
私が応募したきっかけは、選考時に受けたFFS診断でした。一度セプテーニに応募すると性格診断のフィードバックがもらえるということだったので、とりあえず応募してみようかな、と軽い気持ちでした。

※セプテーニグループの人材育成の取り組み:
https://www.septeni-holdings.co.jp/recruitment/hr_development/concept/

大学院で天文学を専攻していたので、最初は宇宙ビジネス系の企業を探していたのですが、天文学としての科学的な研究と、ビジネスとして(GPSや気象などといった領域で)宇宙を活用することにギャップを感じたので、軸を変えてデータアナリスト職を探していました。
そうした中で、セプテーニの事業内容や職種などを企業研究していくうちに、興味を持つようになりました。

ー なぜ最終的にセプテーニを選んだのでしょうか。

佐々木さん)
企業規模に対して年齢の若い方が多く、自由度高く色んなことにチャレンジできそうだと感じたためです。
データサイエンティストという職種ももちろん魅力的でしたが、セプテーニという会社自体の社風が決め手になったと思います。

青山さん)
就活ではデータアナリスト職を志望していて、中でも広告のデータに興味があったということも理由の一つですが、人事の方と面談を重ねていく中で、セプテーニグループの雰囲気がいいなと感じたことも大きかったです。
セプテーニの場合、面接という感じではなく、相談にのってくれたり、就活のサポートをしてくれるなど、学生の目線に寄り添ってくれたことが印象的でした。

ー お二人とも、企業の社風や雰囲気に惹かれて入社を決めたということは共通しているのですね。
2021年入社ということで、選考はすべてオンラインだったかと思うのですが(※)、オンラインでのコミュ二ケーションでも就活では問題なかったでしょうか。

※セプテーニグループでは、新型コロナウイルスの感染拡大に備え、2021年卒の新卒採用より、全地域での新卒採用をオンライン完結型の選考に移行しています。
https://www.septeni-holdings.co.jp/news/release/2020/02012462.html

佐々木さん)
オンラインがメインだったので、会社の実情を深く知るということは難しいかもしれませんが、その分色々な会社を見ることができるようになったので、どの会社が自分に合うのかというのはしっかり検討できたと思います。

セプテーニに関しても入社前後でギャップは特に感じませんでした。
私の所属するAIソリューション部は中途入社で経験豊富な方が多く、研究室のような雰囲気もありとてもなじみやすかったですし、セプテーニ全体で言うと若々しくて、大学のサークルみたいな感じで楽しいです(笑)。

青山さん)
私は入社前は仙台にいたため、なかなか就活で東京に通うことは難しかったので、逆にオンラインがメインになることで地域格差がなくなっていたことはメリットだったなと思いましたね。

ー 入社後も、研修をはじめオンラインでのコミュニケーションが続いたかと思いますが、そのあたりは不安はありませんでしたか。

佐々木さん)
元々性格上、在宅勤務が向いているということもあるのですが(笑)、不安は感じませんでした。 入社してからはトレーナーの方が2日に1回くらいミーティングで疑問点などに対して結構細かくアドバイスくださっていたので、ありがたかったなと思います。

青山さん)
私も全く同じ意見です。
やっぱり新卒の方からすると、最初からフルリモートって不安だな、会社に馴染めるのかなと思うかもしれませんが、私の場合、入社直後はトレーナーと毎日ミーティングもしていましたし、コミュニケーションツールを介していつでも質問できる雰囲気作りもしていただいていました。その点は心配しなくても大丈夫だと思います。

あとは最近では状況を見ながら出社して対面でも親睦を深めようといった動きもありますね。

ー ありがとうございます。次に、現在の業務内容や業務で関わる方々について教えていただけますか。また、仕事をする中での面白さや難しさはありますか。

佐々木さん)
私の所属するAIソリューション部では、深層学習を用いてクリエイティブからCTR(クリック率)を予測し、その要因を可視化する「Odd-AI(オッドアイ)」というプロダクトの開発と、その周辺技術の研究開発の2軸をメインで行なっています。その中でも私は主に動画領域を担当しています。

担当領域については、事前にどの分野に興味があるのかなどを相談して決めていきます。私は修士の時は自然言語処理系を取り扱ってたのですが、動画系に挑戦してみたいと思い希望したところ、メンバーの方達からぜひやってみようと言ってくださり、担当領域が決まりました。

今の業務上、プロダクト開発ではバックエンドを担当しているグループ会社のFLINTERSのエンジニアやプロダクトオーナーと関わることが多いですね。AIソリューション部としては研究開発にて大学との共同研究を行なっているので、研究室の教授や学生さんとも関わりがあります。

仕事の楽しさとしては、新しい論文や技術が出てきたら、実際に広告のデータを使って試せるところです(※)。また、意図していなかった結果が出たときも、面白いなと感じます。

一方、実際に研究内容をプロダクトに落とし込むうえで、課題から問題設計、実装まで担当するので、そこに対しての難しさは感じますね。

※広告データはクライアントの許可を得て使用しています。

青山さん)
私はデータソリューション部という部署に所属し、セプテーニが開発している、機械学習を活用した広告配信の最適化ツール「Precog(プリコグ)」や統計学を用いた施策の効果検証ツール「XYhai(サイハイ)」などのソリューションを、どのようにクライアントのマーケティング施策に活用すればいいか考えて検証したり、実際どのくらい効果があったかを統計的に検証したりしています。

▲セプテーニが開発するデータを活用したソリューション

配属先については、私も事前に部門長と面談をして、将来的にAIなどを用いた研究開発がしたいのか、それとも開発されたソリューションをビジネスに応用していくような仕事がしたいのか希望をヒアリングしていただいて、自分のイメージに近かった後者を希望し、今の業務を担当しています。

プロジェクトを進めるうえでは、営業の方やエンジニア、クリエイティブ、運用チームなど様々な関係者とコミュニケーションを取ることが多いです。

仕事の面白さとしては、元々データ分析が好きなこともあり、データを取得・分析してその結果を解釈するという一連のプロセスに対して楽しさを感じます。また、クライアントのビジネスにおける課題解決や広告効率などに良い影響を与えられた時は、分析や施策をやって良かったな、という気持ちになります。

一方、今は単にソリューションやデータを納品するだけでは業界内で優位になれないので、新しいソリューション開発のための要件定義を作ったり、今あるプロダクトをより良くする取り組みをしていく必要があると思っています。そうした0から創り上げていくところが特に難しい部分かなと思います。

ー ありがとうございます。
お二人のバックグラウンドはそれぞれかと思いますが、
学生時代に経験してきたことで、仕事をする上で活かせている経験やスキルなどはありますか。

佐々木さん)
学生時代も研究をしていたので、分析経験などはもちろん今の業務に活かせているとは思いますが、より一般的なことでいうと、情報のキャッチアップ力かなと思います。

今の情報技術の分野もそうですが、デジタルマーケティング領域も流れがとても早いですよね。
常に新しい情報をインプットするためにも、学生時代の研究活動で培った情報キャッチアップのスキルが役に立っているかなと思います。

青山さん)
技術的な面では、分析時に用いるpythonなどのコーディングスキルが活かせました。また、マインドの観点からは、研究活動を通じて色々試行錯誤してやってみる力がついたので、それが活かせているかなと思います。

学生時代の研究では、やっぱり結果が出ないことも多かったですが、それでも諦めずにやり続けてきました。

他の方を見ていても、何か1つの物事に対して根気よくやってきた経験を持っている人は、失敗してもくじけないで何度もトライする力がすごくあるし、実際に実績を出して社内でも評価されている気がします。

ー 確かに成果出るまで粘り強くやってみるスタンスは活躍している人の共通点かもしれません。 
今年で入社して3年目になると思いますが、今後のキャリアビジョンや挑戦してみたいことはありますか。

佐々木さん)
研究開発とプロダクト開発の両方を担当できるというのはこの会社ならではなのかなと思っているので、その両面の架け橋となる人材になりたいと思っています。
研究したことをプロダクトに反映して成果を出せるかが今後のAI活用の文脈で求められていると感じるので、ただ技術を知ってるというだけじゃなくて、クリティカルな課題やKPIに対して、成果が出る技術を提示できる人材になりたいと思います。

青山さん)
私はデータアナリストとしてスキルアップしていきたいです。
データアナリストに求められる、分析スキルやビジネス寄りのドメイン知識、サイエンス分野のコーディングスキルを身につけて行きたいと思っています。

社内では定期的に勉強会も行われていますし、社外のデータサイエンティストとの交流会等の機会も設けられています。加えて先輩のスキルを見てインプットしたり、情報をキャッチアップしていけば成長できる環境だと思うので、それらを活用して取り組んでいきたいです。

ー 最後にこれから就活を行う学生やセプテーニでのデータサイエンティスト、データアナリスト職を志望している方に向けてメッセージをお願いします。

佐々木さん)
私の所属するAIソリューション部は中途入社メンバーが多い分、それぞれ違った経験やバックグラウンドを持った先輩が、相談や課題に対して違った視点でアドバイスしてくれるので、自分の力を鍛えられる環境だと思います。

加えてデジタルマーケティングや広告の領域は、テーブルデータだけじゃなくて、 言語や画像、動画、音楽など様々なデータを使えるところが魅力的なので、新しいことに色々挑戦していきたい気持ちのある方にはぴったりかなと思います。
 
また、これは私が少し苦手なことではありますが、こまめにアウトプットを出している人はすごく活躍したり評価されているので、そのような方と一緒に働ければいいなと思いますね。

青山さん)
データアナリストに向いていると思うポイントとして大きく2点あると思っていて、1点目は当たり前かもしれませんが、データを使ってアプトプットを出してその結果を解釈するのが好きであること。

2点目は、自分から主体的に裁量権を持って自由度高く働きたい人です。
データ事業本部はやりたいと言えばやらせてもらえる環境ですし、そのやり方も自由に取り組める環境です。逆に言えば、何をやりたいかあまりわからない状態だと迷子になってしまうかなとは思います。
なので、積極的に何かに挑戦したいという方にはセプテーニが合っていると思いますし、そのような方と一緒に働きたいと思っています。

ー ありがとうございました!

****編集後記****

今回インタビューしたメンバーは、それぞれ別の分野からデータサイエンティスト、データアナリストに挑戦しながら、データの分析にやりがいや楽しさを感じて働いている様子が印象的でした。
また、学生の頃に経験したことを仕事でも活かし成果に繋げようとする姿勢は、どの職種でも共通して大事なことだと感じました。

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