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Colors of Your Entrepreneurship~キャリアストーリーから紐解くそれぞれのアントレプレナーシップ~ #2 MANGO 福岡 奈々

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。

セプテーニグループでは「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」をミッションに掲げています。アントレプレナーシップという言葉の解釈は各自に委ねられていますが、社内でもよく語られる解釈の1つに「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」というものがあります。このような資質と姿勢を持つ人材こそ、ビジョンの冒頭で掲げる「新しい時代をつくる人」であり、セプテーニグループの強みの源泉となっています。

だからこそセプテーニグループにおけるアントレプレナーシップは、限られた経営者やリーダーのみが発揮するものではありません。ひとりひとりがそれぞれのかたちのアントレプレナーシップを見出して日々実践するとともに、その多様性を認め合えている状態。すなわち「アントレプレナーシップの民主化」された姿が私たちの理想です。

このnoteでは、セプテーニグループの各社において、ひとりひとりがどのような思いを持って、どのようなアントレプレナーシップを発揮して働いているのか、社員個人に焦点を当ててご紹介します。

今回は、MANGO株式会社  福岡 奈々さんにお話をお伺いしました。

大学ではマーケティングを専攻しつつ、国際協力についても学び、世界へ目線を広げたという福岡さん。

その学びが現在の仕事にどう活かされているのかや、地元宮崎のMANGOへUターン就職を決めたきっかけ、今後の挑戦についてお話しいただきました。



MANGO株式会社
福岡 奈々
2019年に新卒でMANGOに入社。入社後は運用型広告のコンサルタントとしてGoogle・Yahoo!の検索型広告をメインとした運用業務を担当。現在は運用業務とリーダーとしてチームマネジメントも並行して担当している。2021年上半期に社内アワードを受賞。

ー現在の業務内容を教えてください。

2019年にMANGOへ新卒入社してから、現在までコンサルティング部に所属しており、Yahoo!とGoogleの検索連動型広告の運用業務を担っています。東京に本社を置くセプテーニと連携して業務を行っており、日々ナレッジや運用施策の共有、媒体別の勉強会など、密に連携させてもらっています。

またリーダー として、マネジメント業務も行っています。新卒は毎年5名前後なので、こちらもセプテーニと協力して、合同で行う研修の企画や実行にも携わっています。いまは徐々に、マネジメント業務の割合が大きくなってきているところです。

ー学生時代にはどんな経験をされてきましたか。

大学時代に最も印象に残っていることで、現在の自分にも影響を与えていることは、国際協力について学んだことですね。

高校生くらいから海外に興味がありましたし、進学した大学が留学生を積極的に受け入れていたこともあり、日本とは異なる国の環境に興味を持つようになりました。また海外にバックグラウンドを持つ友人たちとも出会い、多様な経験を聞いて、さらに興味を深めました。

専攻分野ではなかったのですが、開発途上国の貧困問題や子どもたちのことを学び、実際にフィリピンやカンボジアへ行ってフィールドワークも行いました。そこで人々や文化に触れる貴重な体験をする中で、自分たちがいかに恵まれた環境にいるか、ならばもっと社会的弱者の方々に手を差し伸べるべきではないかと感じたんです。

世の中にはさまざまな人がいるし、当たり前なんてないんだなと感じたことは、広い意味で現在のマネジメントにも活きる部分があると実感しています。 

 とにかく“あたたかい”社風が魅力

ー広告代理店に興味を持ったきっかけはありますか?

自分がわりと真面目な大学生だったこともあり、もともと広告代理店には「キラキラしてるな」ぐらいのイメージしかなかったんです(笑)。でも大学の専攻がマーケティングで、その面白さは感じていましたし、中でもブランディングが面白いなと思っていました。

よく調べてみると、広告代理店はまさにそういった仕事。その上代理店なら、多様な事例に触れられる。そう思って、広告代理店を志望しました。

大学が東京だったので、初めは東京で就職活動をしていたんです。でもあまりうまくいかなくて。内定がなかなか出なかったこともあるのですが、自分が働きたいと思える環境とマッチする会社が見つからず、そこは妥協したくない部分だったので、一度地元に目を向けて、希望に合う会社がないかを調べてみたときにMANGOのことを知りました。

もう説明会などは実施されていない時期だったのですが、直接メールで問い合わせたところ、「会社のことはいつでも説明しますよ」と返事をいただき、帰省のタイミングでオフィスに行かせてもらえたんです。

そこから選考を進めてもらって、内定をもらいました。

ー就活生として感じた、MANGOのイメージはどのようなものでしたか。

とにかくあたたかい雰囲気だなと感じていましたね。まず採用担当の方が本当に元気で明るくて、すごく魅力的な方だなと思いました。他の社員の方にも会えば会うほど、会社が明るくあたたかい雰囲気なことが伝わってきました。

他の企業との違いを感じたのは、内定をもらってから私が承諾を出すまでの間に、何度も接点を持ってくれたことですね。面談もそうですし、宮崎に帰省する際には社員の方数名とお話しする機会を設けてくれたり。せっかく東京にいるなら、と、新宿のオフィスにも遊びに行けるようつないでくれました。その際にMANGOだけじゃなく、セプテーニグループ全体があたたかい雰囲気なんだなと感じたことが、入社の決め手になったかもしれません。

入社の決め手としてはもうひとつ、MANGOが掲げる“MANGO STANCE”に惹かれたこともあります。

キャプション:MANGOのコーポレートサイトより

この中の「その仕事・その行動、相手も笑顔になれますか?」という言葉がすごく響きました。“相手のことを考える”ことを言語化しているところが、すごく良いなと思ったんです。

 地域も社員も大切に。生き生きと働ける場所にしたい

ー地元に戻って就職してみて、地域に貢献している実感はありますか?

業務というよりは、宮崎県に広告代理店として存在していることが、地域への貢献としては大きいかなと思っています。地域的にそういった業種の企業は多くはない中で、毎年新卒採用を行っている意義はあると感じていますね。

また日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)1部に所属している宮崎県の女子サッカーチームのスポンサーをやらせてもらったり、お中元やお歳暮にて宮崎の生産者様の品をお贈りしたり、月に2回ほど地元の個人経営の飲食店さんにランチを注文するイベントがあるなど、地域に根差した会社だと思います。

会社のキックオフの際にも「地域に根差した」という言葉を掲げているので、全社で大切にしている部分ですね。

個人的にも、一度上京して地元の良さを再認識したので、地元を大切にしたい気持ちは強くあります。

※MANGOのnoteにはこれらの取り組みを含め様々な記事が掲載されています。ぜひご覧ください。

ー業務の中で意識していること、大切にしていることを教えてください。

自分が影響を与える範囲には、できる限りプラスな影響を与えたいなとは常に思っています。

運用の業務であれば、営業担当の方や、その先のクライアントを見据えた仕事ができるように意識しています。

また、仕事は受身なスタンスでいると自分自身がしんどくなったり、つまらなくなったりしてしまいやすいと思うので、マネジメント業務では、メンバー一人ひとりが自分で考えて行動できるようになってもらえるようにアドバイスしたり、働きやすい環境づくりを大切にしています。

 ー最もやりがいを感じていることは何ですか。

マネジメント業務は、自分に合っていて、楽しいなと感じていますね。私のモチベーションが、自分よりも他人にあるというか、一緒に働いている人が楽しそうに、生き生きとしているところにすごくエネルギーをもらえるんです。そこに私がマネジメントで影響を与えられていると実感できると、大きなやりがいを感じますね。 

「アントレプレナーシップ」は“楽しく生きる”ためのマインド

ー今後はどういったことに力を入れていきたいですか。

やはりマネジメントが好きなので、人材育成の部分でもっと活躍できたらなと思っています。

広告業界は変化が激しく、会社や組織に求められることがより高度になっていきます。そういった変化に柔軟に対応できる組織、仲間をつくっていきたいなと思っています。

変化の中でも「仕事だからやる」ではなく、「こういう人になりたい」「こういうことをやりたい」といえる人たちが増えていくと、会社として輝くと思いますし、さらに成長できると思っているので、そういう基盤づくりができたらいいなと考えています。

その上で個人的には、堅苦しいマネージャーではなく、弱い部分も含めて何でも相談しやすい人になれたらと思っています。

ー会社の枠を超えて、将来的にチャレンジしてみたいことはありますか?

やはり海外への思いはずっとあるので、長期的な夢としては、私を成長させてくれたこの世界に感謝を返せるようなことができれば良いなと思っています。どういう形で実現できるかはまだわかりませんが、いつか世界へ貢献できるような活動に挑戦したいですね。

ーでは最後に、あなたにとってのアントレプレナーシップとは何ですか。

色々と考える中でしっくりきたのは、「楽しく仕事をするために大切なマインド」がアントレプレナーシップなんじゃないかなということです。

自分ごと化して考えて、ちゃんと行動する。自分がやりたいこと、逆にやりたくないこと、挑戦してみたいことをしっかり見据えて、そこに向かって自分で動く。そうすると、人生が意味のあるものだと思えたり、楽しく生き生き過ごせたりするんじゃないかなと思います。

先日参加した講演で「ワークライフミックス」という言葉を聞いて、まさにこれだなと思いました。仕事が楽しかったらプライベートも楽しくなるし、逆も然り。楽しく仕事をすることは、楽しく生きることにつながります。アントレプレナーシップは、その実現に必要なマインドなんじゃないかなと思っています。

この言葉が言語化されて掲げられている環境に、私はすごく感謝を感じますね。


ー福岡さん、ありがとうございました!