見出し画像

ダイバーシティ月間2022

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。
 
セプテーニグループでは、サステナビリティ活動の重点テーマのひとつに「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
 
その取り組みの一環として、1ヶ月間にわたって、D&Iに関するイベントを集中的に実施する「ダイバーシティ月間2022」を2022年5月に開催いたしました。2021年に続き、第2回目となる「ダイバーシティ月間」では、社内外からゲストをお招きして、様々な角度からD&Iに触れる機会を提供しています。
今回のnoteでは、実施したイベント開催の概要とグループのみなさんの反応などをお届けします。どうぞご覧ください。


「ダイバーシティ月間2022」は、「やさしく、つながり、みとめあう ~ α new beginning with our DE&I」というコンセプトで企画し、以下4つのイベントを開催いたしました。

『バイバイ バイアス!~アンコンシャス・バイアスに気づき、違いを知り、認め合い、活かす』

『バイバイ バイアス!~アンコンシャス・バイアスに気づき、違いを知り、認め合い、活かす』では、電通ジャパンネットワーク/Chief Diversity Officer*の北風祐子氏に登壇いただきました。*所属と役職は当時のもの
 
この「バイバイ!バイアス」というセミナーは、電通で2年ほど前から始まったとのこと。
 
今よりさらにフラットでオープンな、誰もが働きやすい職場に変えたい。
社員の多様性をプラスの力にしていきたい。
マネージャーは、悩みを持つチームメンバーにとって安全な領域でありたい。
 
そのために職場のアンコンシャス・バイアスに向き合い、企業文化を変えるための取り組みとして実施されています。
 
5年前にご自身もステージ0の乳がんが発覚し、手術をうけたという北風さんですが、それをきっかけに、目の前に見える世界・風景がまったく違って見える、という経験をなさったそうです。
 
セプテーニグループでは10年以上にわたってD&Iの取り組みを推進していますが、多様なひとりひとりが自分らしく活躍できる環境を実現するためには、アンコンシャス・バイアスについて理解を深めることが非常に重要だと考えたことが、北風さんに登壇を依頼した理由です。
 
今回は、自分自身が知らず知らずのうちに持っているアンコンシャス・バイアスについて、「もしもチームの仲間が病気になったら?」というテーマのもと、いくつかのエクササイズを実施いただき、考え方や対応方法のポイントについてお話いただきました。
 
最後に北風さんから、
「お伝えしたポイントを意識しながらコミュニケーションをとっていくことで、チームメンバーが納得できる道筋を見つけられるように、支え、寄り添うことを目指していければいいと思います。」という言葉で締めくくられました。

参加したメンバーからは

・アンコンシャス・バイアスについて、自分の言動を顧みる非常にいい機会になりました!
 
・職場でがんの人がいたら、という状況はまだ経験がなかったので、自分だったらと想像しながら参加できてよかったです。
 
・深刻な病気を打ち明けてもらった時に自分だったらどうするかという思考実験はやっておくべきだなと強くセミナーを受けて思いました。普段、関係性の深い人をシミュレーションしつつ回答をじっくり考えてみようと思いました。

といった声が寄せられました。

セプテーニグループでは、本セミナーをきっかけに、アンコンシャス・バイアスに対する理解促進に向け取り組みを進めています。


『企業の持続的成長とD&I ~well-beingの視点から』

『企業の持続的成長とD&I ~well-beingの視点から』は二部構成で開催し、「企業の持続的成長とD&I」をテーマに、前半で社外取締役 石川善樹さんに講演いただいたき、後半では石川さんと当社グループ代表取締役の佐藤さんに対談いただきました。

本講演詳細については下記記事をご覧ください。


『いつから?どうする!?こどもの性教育・ジェンダー教育』

『いつから?どうする!?こどもの性教育・ジェンダー教育』では、思春期保健相談士、元養護教諭 中谷奈央子さんに登壇いただきました。
 
このウェビナーは、セプテーニグループ横断有志のLGBT&アライネットワーク「SEPALLY RAINBOW(セパライ レインボー)」が企画したものです。設立から6年が経過し、精力的に活動を続けるSEPALLY RAINBOWの課題は、「LGBT」というテーマに興味や理解がある人へはリーチできるが、そうでは無い人へのリーチが困難、という点でした。
 
そこで「LGBT」と何か別のタグを掛け合わせることで、これまでSEPALLY RAINBOWからの発信に対し関心が高くなかった人にも情報を届けたいと考え、そのタグを「子育て」にセット。ウェビナー当日は参加者の大多数を育児中の社員が占め、新たな層にジェンダーについての情報を届けることができました。
 
本講演では、「なぜ子どもに性教育・ジェンダー教育が必要なのか」「子どもの年代別!保護者や身近な大人ができる性教育のポイント」「決めつけないジェンダーについてのコミュニケーション」をお話しいただきました。
 
「性・ジェンダー」の話題ということで、どのように子どもに伝えたらいいか多くの方が悩む部分ですが、まずは0歳児から「あなたは大切な存在/自分のからだは自分のもの」という声がけをすることや、幼少期の子どもには「ポジティブな言い回しでプライベートゾーンについて教える」、また、思春期の子どもには「本を置いておくだけでも、性の話がタブーでないことを伝える」、子どもの「好き」を大切にして特定の性別に決めつけた言い方をしないなど、様々なコミュニケーション方法をアドバイスしてくださいました。
 
 
本セミナーに参加した社員からは、

・「性教育」「ジェンダーについて教える」というと、身構えてしまっておりましたが、普段の生活の中でできることはたくさんある、ということがわかり、肩の荷が下りると同時に、明日からでも実行してみたいと思いました。
 
・頭の中では分かっていても、どうしても「性のはなし」や「性教育」と聞くと、少しだけ身構えてしまいます。やっぱり、なんとなく「家族では話さない話題・タブーな話題」という固定観念のようなものが私の中にあるんだなと、今回のセミナーに参加して実感しました。性教育の第一歩として、子どもに「あなたは大切な存在」ということをしっかりと伝えていこうと思いました。
 
・性やジェンダーについて、全部を教えることができなくても、(本を)置くだけ教育・渡すだけ教育でもOK、あなたが大切・あなたの体が大切ということが伝わればOK、ということで少しホッとしました。

といった声が寄せられ、とても満足度の高いセミナーとなりました。


『ダイバーシティアワード受賞者と本部長に聞く「経験の多様性」』

『ダイバーシティアワード受賞者と本部長に聞く「経験の多様性」』では、ダイバーシティアワード2021(※)で審査員特別賞を受賞したコミックスマート 取締役 / グループ執行役員 福西祐樹さんと、Septeni Japan マーケティング戦略本部 本部長 石脇健太さんをゲストに招き、「ダイバーシティ月間2022」を振り返ると共に、「経験の多様性」をテーマに語っていただきました。

※ダイバーシティアワードは、グループ内から「ひとりひとりが活躍できる環境をつくり、イノベーション・成果創出を目指す取り組み」を集め、特に評価の高い内容をグループキックオフで表彰するアワードです。

本ウェビナーでは、中途社員から見たセプテーニグループに入社して驚いたことや、電通グループとの協業深化にあたって両社の異なる文化から生まれた多様性・刺激についての話、また福西さんからは、ICCサミットの運営スタッフを通じて得た経験の多様性が、業務/業務外でどのように役立ったかについてお話いただきました。
 
 
本セミナーに参加した社員からは、

・多様性は広義な言葉だけに、D&I実現のために何ができるか、霞んでしまいがちだと思いますが、今回のセッションを視聴し、多様性の科学という本のご紹介や、ICCサミット、プロボノ、高めるための具体的行動は日常にも存在すると思いましたし、嬉しくなりました。
 
・これからキャリアを築いていくうえでも、自分の属する環境を自分自身で豊かにしていくためにも、バイアスを取り除く考えを意識していきたいと思いました。

などの声が寄せられました。

ーーーーーーーーーー

イベントを終えて

「ダイバーシティ月間2022」では、昨年を上回る多くの社員がセミナーに参加し、参加者向けアンケートでは回答者のうち8割以上の社員が「ダイバーシティへの理解が進んだ」と回答、「D&Iの自分ごと化」のきっかけ提供になったと感じます。
 
セプテーニグループでは2022年にグループ理念を刷新し、ビジョンをリニューアルしました。新ビジョンの2文節目「クリエイティビティとテクノロジーによって、なめらかな未来へつながるドアを広げる」は、特にD&Iの活動と関わりが深い内容です。D&Iの推進によってなめらかな未来を実現し、ひとりひとりが自分らしく活躍できる社会を目指して、これからも活動を続けます。

#セプテーニグループ #ダイバーシティアンドインクルージョン #サステナビリティ活動