【フリフリ博物館訪問】ヨーロピアン・モード
長月のスマホに表示されたフリフリフリルのドレスに「アール・ヌーボー」の表記。
何処だ!何処でやっている!?
(゜Д゜≡゜Д゜)?
新宿は【文化学園服飾博物館】!!
・・・はて?(失礼)
【文化学園服飾博物館】さんはご存知ですか?
すみません長月は今回が初耳です。
なんでもファッション関係を中心にいくつもの学校を経営されているという文化学園さんの博物館らしく、新宿甲州街道沿いに並んで立地されています。
昔の豪華絢爛な西洋のドレスを観られる貴重な機会。しかも新宿なら余裕。
ということで5月某日行って来ました。
撮影禁止のため感想文です。
展示室は1階と2階に別れており、2階の服の展示から1階のアール・ヌーボー製品への順路になります。照明は中々に暗め。
規模は小さいのですが、お客さんは少ないながらもポツポツと入館して来る様子でした。
展示はトップのチラシの様なフリルのドレスから始まりました。古く、くたびれた部分はあれどやはりとても美しいです。
一口にドレスといっても多種多様で古い物から順に展示されているのですが、時代により流行の型、素材、模様等が存在します。現代とおなじですね。
ドレスのスカート部分をふんわりと膨らんだシルエットにするために付ける骨組みのパニエ。実物を初めてみました。
これが現代の日本で流行ったりしたら満員電車乗車禁止になるでしょうね。
街を歩くだけでぶつかりまくり、お上品な御召し物で喧嘩の華が咲き乱れそう。
それにしてもパニエって重かったでしょうね。加えて上半身はコルセットなんてものでぎゅうぎゅう締め上げて・・・考えただけでも地獄ですね。
子供の頃、絵本やアニメでリボンやレースたっぷりの華やかなドレスを着たお姫様を羨ましく思ったものですが、顔で笑って心で歯をくいしばっていたのね。
ユニクロのルームウェアが大好きな長月にそんな根性はないな。
日本の着物もそうですが、重いし着るのに苦労するしで昔の貴族の人は毎日大変だったろうな。
ユニクロのある時代に生まれて良かったー
ドレスはどの時代のものも全部素敵でした。繊細な細いプリーツがランダムに配置されていたり、高度なジャガード織り、薄いレースに縫い付けられた気が遠くなりそうな細かいビーズ。凝ったデザインの襟や袖。一着にたくさんの素敵な裁縫の要素が組み込まれ、どれも唯一無二の芸術品。
着用した女性、デザイナー、パタンナー等ドレスに関わる全ての人が最高の一着をと情熱を注ぎ完成させたことが伝わって来ました。
展示は時代と共に進んで行き、現代でも芸能人が着ているようなカクテルドレスになっていきます。
戦時中のドレスは軍服の要素が含まれる飾り気のない黒い服なんかで、もはや華やかさは有りません。
その後、表現の自由の時代になるとスーツシルエットのドレススーツやミニ丈のスカート、やがてパンツスタイルやデニムを使ったもの等、私達が見慣れた形へと進化していきます。
チラシに載っている様な昔のフリフリドレスを目的に来ましたが、思いがけずファッション史を学べました。
続いて1Fへ。
1Fはアール・ヌーボー製品の展示になっており、ガラス製品、家具、ファブリック、アクセサリーなど、「アール・ヌーボーといえば」的な品揃え。
展示は多くないけれど中々にバラエティに富んでおり、アール・ヌーボーファンなら楽しめるのではないでしょうか。
おまけ
テイクフリーの冊子を持って帰りました。時代の服のトレンドや歴史が紹介されています。
この企画展は投稿日の本日5月20日が最終日なんですね。
でも次の企画展も今回に負けないくらい素敵な予感です。興味がありましたらウェブサイトを見てみて下さい。長月も時間を作って観に行く予定です。読んで下さりありがとうございました。 長月
今回の燃料
少し近かった(?)のでずっと行きたかったモアザンベーカリーさん初訪問
イートインで頂きたかったのですが満席だったので目の前の公園でハムのサンドを。ネーミングにハムしかフィーチャーされてないけど開けるとチーズにレタスやトマトさらにドレッシング。美味しかった✨
他の。後日家で頂きました。会社に持って行った紅茶とブルーベリーのベーグル(すごい弾力)の画像を収め忘れました。シィッット!
長月のお出掛けは必ずパンとセットです。
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