見出し画像

うつ病完治への道(14)〜転院(神経内科その2)〜

ここまでのカウンセリングや催眠療法、自律訓練法、森田療法のサークル参加と言った民間療法が、症状の進行をやや遅らせることはあったとしても、症状改善や減薬の決定打に至るものではありませんでした。

そんなある日、近くに神経内科が新しく開院したので、早速転院することにしました。

飲んでる赤いデパスを見せたところ、「こんな薬飲んでるの?!やめよ、やめよ」と減らしてくれました。

抗うつ剤も「これは胃薬にもなる薬でね」と、丁寧に教えてくれました。

デパスは「これはベンゾジアゼピン系やね」とか、受容体が云々、ドーパミンブロッカーの薬などもあるよと、聞けば何でもニコニコして教えてくれるんです。

これだけでも心の負担が随分と減りました。

前の神経内科は何を聞いても「飲めば良いんです!」と高圧的な上に、少しでも減薬したい気持ちに逆らうようデパスも増量され、不信感が募っていました。

以前の記事で、神経内科は僕の症状に対し良いか悪いかで薬を出すことしかしないと書きました。

例え飲みたくない薬でも、努力や根性、気合で薬を止めることなど出来ません。うつ病は、そんな病気ではないのです。

神経内科は症状に対して薬を出すしかしませんが、うつ病は心の病気でもあります。

治療を進めていく上で、信頼関係の築ける先生との出逢いは重要な柱のひとつとなって行きました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?