無料キャンペーンでKindleストア1位を獲得するためにやったこと全部出します
先月下旬に電子書籍を出し、無料キャンペーンをしたらAmazon売れ筋ランキングでKindleストアで1位にしていただけました。
太宰治と露出の多い女の子の写真集に勝ちました。
夜中のエロ本とのデットヒートをツイッターで応援してくださった皆様ありがとうございます。
Kindleストア全体で1位を取れるなんて想像もしていなくて、超絶びっくりしましたし、非常に良い経験をさせていただきました。
なによりマーケターとしても学びが深かったので、忘れないうちに書き留めておこうというnoteです。
2週間近く経っているのでかなり忘れてきていますが、記憶の範囲で何をやったのか、マーケターとして何を学んだのか書いていきたいと思います。
ちなみに、Kindleで収益化みたいな話は一切ないのでそれを期待している方は他のサイトの方が参考になると思います。
私はKindleの収益の仕組みさえ未だによくわかっていません。
Kindle Unlimitedに入るとKindleで収益化系の本は山ほど読めます。
私も山ほど読みました。
それらの多くは何冊も電子書籍を出している人が書いている本なので、収益に特化するならそちらを読んだ方が良いと思います。
なぜKindle「1位」を目指したのか
収益が目的でないなら何のために労力を割いて電子書籍を出したのかというと、マーケティング的な目的です。
普段は美容サロン向けにコンサルティングなどをしている身なので、こんな人間がいるんだということの認知と、あわよくば見込み客が獲得できたらいいな〜と思って出しました。
Kindle本から見込み客を獲得しよう的な話は、コンサルタントをしているとまあまあ聞きます。
うまく行ったという人の話も聞きます。
広告費も高くなってきているし、じゃあちょっと試しにやってみようかという割と軽い気持ちで取り組みました。
でも、一回出して一発で終わるような本ではなく、長く売れ続ける本であってほしいわけです。
そのためには、最低でも「ランキングに入ったという実績」があれば売れ続けるためのプロモーションを組むこともできる。
また、うまくいってランキング上位に入り続ければ、Amazonから売れ続けてくれるかもしれない。
というわけで、まずは「ビジネス・経済」カテゴリの中の「産業研究」というカテゴリーの中の「サービス・小売」という小さいカテゴリで1位を取れればいいかなと思いました。
Kindleストア > Kindle本 > ビジネス・経済 > 産業研究 > サービス・小売
この、サービス・小売で1位になりたかったんです。
というか、そのジャンルには私もベンチマークしているようコンサルタントの方々の本もあるので、その中で一瞬でも1位になれれば御の字だと当初は思っていました。
ランキングのアルゴリズムは?
結論から言うと、無料キャンペーンを始めて3時間くらいでビジネス経済カテゴリで1位になりました。
そして、キャンペーン開始後9時間後くらいにKindleストア全体で1位になりました。
というのも、ランキングについてちゃんと調べたところAmazonの売れ筋ランキングは
・ランキングは1時間毎の更新
・販売数の累積で勝負ではない
・有料ランキングと無料ランキングは分けられる
(無料キャンペーン期間中は有料本と勝負しない)
このことから私は「毎時更新で瞬間最大風速を出し続ける」という感じの理解をしました。
瞬間最大風速でもいいのでその時間にガッと売れればランキング上位になれる。
その後もコンスタントに売れ続ければランキング上位に居続けられる。
という仮説を立てました。
そして、その仮説は当たっていたようで、カテゴリ1位どころかKindle無料本全体で1位を取ることができました。
何冊売ったら1位になれるの?
この質問を準備期間中に何人にも聞かれました。
でもその答えはAmazonのヘルプにもネット検索でも出てきません。
ランキングは相対的なものなので、他がたくさん売れていればそれだけ競争は過激になります。
というわけでその時は
「よくわかんないですけど、100冊くらい売れば小カテゴリで1位くらいにはなれるんじゃないですかね!」
と返していました。
でも結論から言うと、小カテゴリで1位になるためには恐らく100冊も必要ありません。
4月24日(土)17:00~26日(月)16:59の48時間の無料キャンペーンで累計500冊ちょっと売れて、Kindleストア全体で1位でした。
ざっくりいうと、初日土曜の夕方から200冊、日曜の丸一日で200冊、月曜の夕方までで100冊という感じです。
ちなみに、本当は23日(金)から金土日の丸3日間(72時間)やりたかったんです。
色々リサーチ不足で、米国との時差だとか、出版した初日からキャンペーンができるわけでもないとかを出した後に知りました。(出せたのが23日w)
ベストな日程ではなかったのに善戦できたと思います。
そして今回の結果から私が確信したのは、無料キャンペーン期間にちゃんとプロモーションしている人はほぼいないということ。
ニーズのあるテーマで、真面目にリサーチとコンテンツ制作やって、プロモーションを普通に頑張れば、マーケティングやってる人なら勝てると思います。
なぜなら先ほどもあげたKindleで収益化系の本は猿でもできる系コンテンツだったので。
真面目にリサーチ、プロモーションをするという発想が欠けがちでした。
1位を目指す上で行った2つの準備
そもそも私の目標は小カテゴリで1位でした。
が、その時にはまだ、有料ほんとも勝負しないといけないと思っていました。
もっと言えば商業出版されている紙の本とも勝負しなければいけないと思っていました。
だからこそ、念には念をと思ってできる準備をすべてしました。
おこなった準備は大きく分けると2つ。
・コンテンツ力を高める準備
・応援してくれる人の準備
すごくシンプルに言えば、コンテンツ力×コミュニティ力です。
コンテンツ力を高める準備
【リサーチ編】
1ヶ月の準備期間のうち2週間はこれに時間を費やしました。
■テーマ設定
実は元原稿に有料noteとして出している「脱・安売り集客の5ステップ」を使おうともともとは考えていました。
とはいえそれが需要があるのか未知だったので、サロンの売上アップというざっくりのテーマ設定から入りました。
■競合の本をリサーチ
ランキングが相対的なものである以上、ライバルにどんな本があるのかをリサーチする必要があります。
どんな本があって、どんな内容で、どんな評価なのか。
Amazonのカテゴリではどこにいるのか。
競合の本はちょくちょく買っては読んでいたので、手持ちのものはすべて(といっても5~6冊)はすべて改めて読み直しました。
そして私が読みやすいと感じた本と読みにくいと感じた本の構成を分析し、読みやすい本の目次を真似て構成を作っていきました。(詳しくは後述)
とはいえ、ここでリサーチした本のほとんどとランキング内で争うことはありませんでした。笑
実は未だにこのあたりよくわかってないのですが…
Amazonでは「本」と「Kindleストア」というカテゴリがあり、電子書籍の無料キャンペーンはKindleストアのみのカテゴリようです。
(Kindle無料本でのランキングになる模様?)
私がここでリサーチしていたのは「本」にある商業出版紙の本なので、無料キャンペーン中はランキングで争うことがありませんでした。
というわけで、ランキングに最適化するならもっとKindleに絞ってリサーチしても良かったかもしれません。
が、結果として私の事業としてのリサーチにもなったので良かったです。
■レビューのリサーチ
Amazonで売っている全ての競合本のAmazonレビューを一つ残さず目を通しました。
これが時間がかかりましたが、やって良かったです。
想定読者層が何に悩んでいるのかがよくわかります。
目を通すだけだと自分のバイアスがかかったリサーチ結果になるので、レビューをEvernoteにコピペしていき、感情的なワードや悩みワードを後から文書内で検索していきました。
どんなワードが多いか集計・分析しました。
「悩」「苦戦」「不安」「よかった」「目から鱗」などのワードで文書内検索していくと、何を悩んで何を求めているのかが端的に浮かんできます。
■キーワード選定とテーマ決定
コンテンツ力を高めるというよりも、Amazon内で検索されやすくするための話も含まれてきますが…。
Kindleではキーワードを7つ設定できます。
さらに、タイトルとサブタイトルも設定できるので、キーワードを盛り込んだタイトルづけを考えていきました。
それがAmazon内でのSEO的な役割を果たすわけです。
というわけで、レビューリサーチの結果からサロンオーナーの悩みは「集客」「販促」「リピート」「人の管理」に集約されることがわかりました。
ただし、「人の管理」は私の扱える範囲外なので取り扱いませんでした。
これを元に、キーワードツールなどを使いながら想定読者が検索時に使いそうなキーワードを選定。
さらに、「集客」「販促」「リピート」という三大悩みを解決できる内容にしようと思い「ブランディング」というテーマに決定しました。
その結果、原稿は大きく加筆修正が必要になったのでした…。
【コンテンツ制作編】
■タイトルづけ
タイトルは重要で、Kindleはタイトルと表紙で読まれるかが決まる世界です。
例えばnoteも同じで、カバー写真で目を引いて、そのタイトルで読むべき価値があるか判断されますよね。Kindleも全く同じ。
ちなみに、今回はKindle Unlimitedで読めるようにしました。
なので無料キャンペーン期間やKindle Unlimitedに入っている人は読み放題で読めるのでほぼnoteと同じ感じ。
しかし想定読者である小規模のサロンオーナーがどの程度Unlimitedに入っているかは未知数なので、お金を出してまで読みたいと思われるものを作る必要がありました。
■構成と目次の作成
本文を書く前に構成を練る。
というわけで、競合本リサーチがここでいきてきます。
競合本のうち、Amazonレビューの評価が高く、自分も読みやすいと感じた本を2冊ピックアップしました。
その構成に通じる要素を抜き出し、同じように構成を作っていきました。
というか、2冊とも私が普段3000字以上書くときと同じような構成だったので、ここは割愛。
この時に内容だけ構成するのではなく、どんな章見出しをつけるのかなどコピーまでちゃんと考えれば作業効率はあがったはず、という反省もしつつ。
■表紙
表紙を作る時に最重要視したのは、タイトルの読みやすさです。
あとは、競合本と並んだ時にどう見えるかも重要なので配色もまあまあ考えてCanvaで作りました。
で、できたのがコレ。
で、これを各種SNSに出したところ
「瀬尾さんの写真入れないの?」
とやまさんからDMをいただき、なんとその流れでイラレの使えるやまさんに表紙を作っていただきました…!
自作のBeforeの500倍よくしてもらいました!
感謝しかない!
読みやすさやコピーの長さなどめっちゃ相談に乗ってもらいました。
文字で威圧感を与えることに定評のあるやまさんですが、とっても優しいです。
■本文を書く
ここまできたらあとはひたすら書く!
ライティングはいつものことなので、普段通り書いていったとしか言いようがないんですが、今回気をつけたのは一文を短くすること。
気をぬくとダラダラと長い文が完成しがちなので、そこはちょっと意識をして書いたところです。
以上がコンテンツ力を上げるためにやったことでした。
コミュニティの力を借りる
【種まき編】
■ツイッター
ランキングは1時間ごと更新です。
というわけで、Twitterが最もキャンペーンを盛り上げるのに適した媒体だろうと思ったものの、瀬尾のフォロワー数は405人。(キャンペーンを始める前日の4月23日時点)
とてもビジネスアカウントとは思えない少なさ。
しかも多分半分くらいはマーケ系の人で、想定読者層とはかけ離れています。
ツイッターを主戦場にするにはどうしたらいいかなと考えていました。
ツイッターにコミットして1ヶ月後のキャンペーンまでにフォロワーを増やすということも考えましたが…
ツイッターのフォロワー増やすような動きが死ぬほど苦手なので、3秒で却下しました。
やったほうがいいだろうけど、メンタルに不調をきたしそうなのでやりたくない。
というわけで、ツイッターでつながっている人を早急に応援団的になってもらう必要がありました。
なので最初にしたことはこのツイート
ちょくちょく電子書籍で1位狙っている話を小出しにしていきました。
また、フォロワー数が少ないからこそ実際に会ったことがあったり、一緒に遊んだり仕事したりするような人が多いという強みはありました。
みんな「応援するよー!」といってくれたのめっちゃ嬉しかったなぁ。
謎の申請を無条件で承認していた時期もありますが、基本はリアルの繋がりの人ばかりです。
友達583名
フォロワー145名
ただ、このフォロワーとは友達申請が来て断った人リストでもあるので、あまりアテにはならないと判断。
友達限定公開で、Amazonのカテゴリ1位狙っていることを伝えました。
でも今考えればTwitterで同じ内容を出しているんだから、友達限定公開にする意味って特になかったな…。
独立してから知り合った友人知人からコメントが多く
「忘れそうだからキャンペーン当日にまた連絡くれると嬉しい!」
というコメントがたくさん来ました。笑
あと前日にFacebookに「明日からキャンペーンが始まります!」とポストしたら、知人のメディアの編集長が記事書いてくれて湘南経済新聞に掲載してもらえました。
「ちなみに明日の17時からキャンペーンが始まるんで、明日の17時にリリースとかできたりします?」
って言ってみたら、その通りにしてもらえました。何でも言ってみるもんだな。
■メルマガ
実は私のメインの発信媒体はメルマガです。
平日はほぼ日で出しています。
私はメルマガの読者を一番大事にしているので、「応援してください」というメッセージをしたくありませんでした。
「応援してください」というメッセージングは、あまりにもMeメッセージすぎるからです。
(正直にいうとTwitterもFacebookも「応援して!」というMeメッセージで出すことに少し抵抗がありました。まあどちらも近い距離感の人が多いので、えいやっと出しましたが)
なのでメルマガでは
・電子書籍を準備中であること
・個人的な目標はAmazonカテゴリランキング1位であること
・あなたの役にたつと思うから、無料キャンペーンを予定しているから手に入れてね
という紹介にとどめました。
■アメブロ
実は、このnoteでやっているマガジン「1分で読める安売り集客脱却のコツ」は同じ内容をアメブロにも出しています。
アメブロはどこで読者登録者数確認するのかわからないんですが、多分100人くらいだったと思います。
一方、アメブロは告知記事を書きやすい媒体だなと思っていて、遠慮なく電子書籍の告知記事を出しました。
ちなみに、noteをフォローしてくださる方はほぼTwitterもフォローしてくださるのでnoteでは告知をしませんでした。
あと告知記事をどんなテンションでnoteに書けばいいかも想像できなかったので。
■とにかくコミュニティを活用する
もともとアナログ営業でコンサルティング契約を取っていた人間なので、入っているコミュニティがいくつかありました。
その中でも今比較的アクティブで応援をしてくれそうなコミュニティをピックアップ。
①経営者の会(500人規模)
②経営者の会(20人規模)
③コミュマネやってるコミュニティ(30人規模)
①経営者の会(500人規模)
この会は2020年の初めの方に入会して、コロナが来たりして新参者なのにあんまり参加してないという感じ。
Facebookがメインのやり取りですが、私自身が最近はFacebookをあまり使っておらず、どの程度応援していただけるか未知数でした。
このご時世ながら人数制限をしながらですが、例会がリアル開催されました。
しかも、キャンペーン直前の22日に。
というわけで、色々あって半年ぶりの参加になりましたが電子書籍の宣伝に行きました。
会場で「明日電子書籍出すんです!Amazonで1位狙ってるんです!」と言いまくっていたら、司会進行などをしている幹事メンバーに話をつけてくれた方がいて…
司会にねじ込んでいただき、50人くらいの前でマイク持って
「明日電子書籍出しますー!Amazon売れ筋ランキング1位目指しているので応援してくださーい!」
と言わせていただくことができました。
②経営者の会(20人規模)
3年くらい入っている経営者の会で、固定メンバーでまったり系。
メインのやり取りはFacebook。
コロナもあって開催が全然されていないものの、メンバーの結婚だったり何かとめでたいことは立て続いており、集まりたいねぇ、開催どうする?という感じ。
なので、グループチャットで直前に電子書籍を出すというご報告をして、「無料キャンペーン当日またご連絡するので応援してください!」と伝えました。
③コミュマネやってるコミュニティ
今まさしくゼロイチしているスタートアップ企業がやっている、コミュニティの運営を手伝っています。
ミーティング中に電子書籍を出すという話をしたら、
「コミュニティの中で言っちゃいなよ!みんな応援してくれるよ!」
と言ってもらえたので遠慮なく応援してほしいって言いました。笑
このコミュニティにいる人は、ほとんどの人がTwitterを使っているのですごくTwitterを盛り上げてくれました。感謝しかない。
■自分より力のある人の力を借りる
ほぼコミュニティの③みたいな話なんですが、このコミュニティの中にいるのが今回のフィクサー的ポジションの成瀬拓也です。
(というかその前述のコミュニティが成瀬さんのインキュベーション事業の中の一環で運営されている)
そもそもこの本のあとがきに書いた通り、成瀬さんのブランディング研修を受けて
「ブランディング超重要だし、私普段セミナーで言ってた話ブランディング的な話だったじゃん!」
ってなったんですよね。
このツイートの通り。
なので、成瀬さんに応援してもらえれば百人力だなと思っていましたし、チャレンジすることを伝えればきっと応援してくれるだろうと思っていました。
タイトル長いからハッシュタグにできるような公式略称を作りたいとか、あとがきに成瀬さんの紹介を入れたいから何をリンクしたらいいかなとか、とにかく1位になりたいとか、色々言ってみたら色々相談に乗ってもらえました。
表紙を作っていただいたやまさんもそうですが、自分よりも力のある人の力を借りることができればより早く楽に遠くに行くことができるなと実感しました。
以上が種まき編です。
【キャンペーン当日〜終了まで編】
初日は同時進行で全てのSNSをチェックして反応に対して即レスしてました。
相手の関心があるうちに、マイクロモーメントを逃すまいと必死でした。
キャンペーン開始を知らせるツイートをして、固定ツイートに。
湘南経済新聞に取り上げられたことはツイートだけでなく、確かフリートもしました。
あとは初日はひたすらランキングの実況してました。
キャンペーンを盛り上げる意図がなかったわけではないですが、テクニカルなことを考える余裕は正直なく、私自身がハラハラドキドキして落ち着かなかったのをそのまま書いてました。
なんせランキングが1時間更新。
1位になった瞬間はスクショを撮りたい。
しかも自分の本が何のカテゴリに入っているのかもキャンペーンが始まってすぐは理解していなかったので、どこでランキングを確認できるかもわからない。
そんなわけでずっとパソコンに張り付いていました。
ツイッターに張り付いてた様子はこちらから↓
https://twitter.com/search?f=live&q=(from%3A_seoaya_)%20until%3A2021-04-26%20since%3A2021-04-24%20-filter%3Areplies&src=typed_query
こんな感じに私自身がランキングで一喜一憂する様をそのまま出していましたが、結果として3桁フォロワーながら経験したことない頻度で通知がずっときていて、通知とコメントを追って返信するだけで精一杯でした。
そんなことをしていたのもあり
「瀬尾ちゃんがリアルタイムに言っていることで、こっちも臨場感を持って一緒にドキドキしながら見てたよ」
と言ってもらえたので、良かったんだと思います。
あとは、種まき編で書いた、コミュニティ③のコミュマネやっているコミュニティのみんながめちゃくちゃ盛り上げてくれました。
コミュニティ内でも「ダウンロードしたよ!」というコメントで盛り上げてもらいましたし、ツイッターでもリツイートや感想やハッシュタグつけてもらったりして本当にありがたかったです。
なんせ私の400人ちょいのフォロワー数に比べたら、たぶん全員私より倍以上フォロワーがいます。
中にはフォロワー数1万人以上なんて人もいるので、私の告知ツイートはみたことのないインプレッション数を叩き出しました。
始まってすぐにキャンペーン開始した旨と一緒に湘南経済新聞に取り上げられた旨ポストし、Amazonの販売ページをリンクました。
それと同時に、事前のお知らせで楽しみにしていると言った方にはメッセンジャーでAmazonリンクとともにお知らせ。
読んだらレビューもしてくれると嬉しいと伝えました。
人数も確か10名くらいだったのでコピペではなく1人1人に合わせて文章書きました。
初日の20時くらいにビジネス・経済カテゴリで1位になったのでその報告ポストをしました。
21時台だとちょうどアクティブになる時間かな?と思って。
その後夜中の2時くらいにKindleストア全体で1位になったので、そのポストも夜中にしました。感情の赴くまま書きました。
これらポストに率先して反応もらえたのが、コミュニティ①の経営者の会の人たちでした。
Facebookに限らずSNSはエンゲージメントが伸びるとより遠くまで届く仕組みになってます。
その甲斐があって、ただつながっているだけの古い友人知人から直接LINEやメッセンジャーが来たりして「読んだよ!」と言ってもらえたのにはびっくりしました。
ちなみに、その経営者の会の幹事の方が、ご自身の手がとどく範囲での他のコミュニティにもシェアしまくってくれたそうで、足を向けて寝れないなと思います。
■メルマガ
メルマガはキャンペーン開始とともにメールを送信。
2日目は毎日送っている19時台に、3日目はキャンペーンが16:59までなので朝に送信しました。
初日でKindleストア全体で1位になったので、2日目にはその純粋な驚きのままメールを送りました。
予約送信することも考えたのですが、単純に手が回らなかったのと、ランキングの状況によっては書く内容を変えようと思っていたので比較的リアルタイムでメールを書いてました。
ただ正直、すごく後手後手に回った感があるので、欲を出さずに予約送信を設定しておけばよかったかもな〜。
リアルタイム感を出したなら、3日間で3通ではなく5通は送るべきだった。
■アメブロ
正直に言えば、月の頭に予約投稿を設定するだけで日頃全く活用していないので反応は期待していませんでした。
なのでメルマガに送った内容を簡単にリライトして出すだけ。
でも結果として、3日間でいいね数が70とかついて、意外と見られているのかもとびっくりしました。どこにそんないたんだ。
ただ、どこからダウンロードされたのかが出せないので効果は不明です。
コメントとかも特につかなかったし。
コンテンツ力があるのは当然、必要なのはプロモーションを盛り上げる力
というわけで、大きく分けると
・コンテンツ力を高めるための鬼リサーチ
・目に止めてもらって好レビューもらうためのコンテンツ制作
・SNSとコミュニティを活用した種まきと、当日の盛り上げ
という感じです。
リサーチに力を入れただけあって内容は褒めていただけることが多いです。
が、商品力だけで売れるわけではありません。
無料といえどアクションを起こしてもらうのは大変なことです。
私はWeb広告の出身なので、無料のオファーにYesとうなずいてもらうことの大変さは身に染みています。
だからこそここで必要なのがプロモーションの力なのですが、今回私はプロモーションの本質にやっと触れた気がします。
今回自分としてはプロモーションらしいプロモーションをしたつもりはなく、応援してくれる人を探してお祭り騒ぎをSNSでしていたら目標以上のものに手が届いたという感じでした。
でも振り返ってみると、「プロダクトローンチってこういうことか!」という感想でした。
プロダクトローンチとは
商品を売り出す前から商品を買ってくれるであろう見込み客を集め、定期的な情報を伝えて購買意欲を高めた上で商品のセールスを仕掛け、一定の期間に爆発的な売上を創る販売手法のこと
私自身、メールを使ったプロダクトローンチは過去何度もクライアント先でも自分自身でもやってきました。
でも今回のキャンペーンで、やっとプロダクトローンチを理解できたという実感があります。
これまで私がやっていたプロダクトローンチとは、ステップメールを雛形通りに送れるだけの、ただの猿真似でしかなかったということを深く実感しました。
もちろんそれでも一定の売上は上がりました。
しかし、プロダクトローンチを解説した書籍などでよく言われている「ローンチで最も重要なのは盛り上がり感である」というのが、正直ずっとよくわかりませんでした。
「そりゃキャンペーンは盛り上がらないよりも盛り上がった方がいいし、購入されるだろうけど、盛り上がり感ってどうやって作るのよ?」
というのが正直なところでした。
今回、意識したわけではありませんが、
「キャンペーン始まる前から情報を小出しにして期待感を高め、期待感がMaxの時に売りさばき、48時間という短期間で爆発的な結果を出す」
という流れになっており、結果としてツイッターを中心としたプロダクトローンチになっていました。
主戦場であるメールを離れたからこそ、雛形やセオリーにとらわれずに結果を出せたのかもしれません。
結局盛り上がり感とはなんなのか
「盛り上がり感ってなんだよ、どうやって作るんだ?」
そう思っていた過去の私に盛り上がり感を説明することができるようになりました。
盛り上がり感とは「応援」を集めること。
今回の盛り上がりは私が「とにかく1位になりたいんです!」と一貫して言い続けたことです。
ローンチをする意識は全くなく、私は「1位になる」という目標しか見ていなかったので、「1位になりたいです!」と言い続けました。
だからこそ応援してくれる人を増やせたんだと思います。
そして応援してくれる人たちの善意がうねりとなり、キャンペーンを大きく盛り上げていただくことになりました。
プロモーションを盛り上げるには、応援を集める必要がある。
応援を集めるためには、応援されるビジョンを提示し続ける必要がある。
ビジョンなきプロモーションは、売れるだけで金しか生まないということを実感した3日間でした。