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1970年代のCM制作チーム

ある時、父や仕事の同僚の面々が、帝国ホテルに缶詰になって 川瀬チームでプレゼン資料とか作ったりしてたのか、なにか詰めて仕事をしていた時、
私は中学ぐらいだったと思うけど、

『もう ホテルの食事や外食や、ルームサービスにも飽きたから、🍙おむすびを持って来て』と母に連絡があり、
10人分ぐらいだったのか…50個とか100個とか、かなりの量を母が作って、母はタクワンもベランダで一斗樽で漬けていたので、おしんこもすごくたくさん持って、届けたことがあった。すごい荷物を、夕方 母と私で運んだ。

帝国ホテルなのに、なんで、おにぎりなんか🍙?と 私には 本当に他の人も食べたいのかな?とか、パパだけが食べたいんじゃないのかな…とか それをわがままに感じられてちょっと呆れたりしたのだけど、

母は すぐにとりかかり、一生懸命作ってお重に詰めていた。

その頃から、いちいち父のすることに 反感があったのかもしれないが。。。

今は 素直に その父や、父たちの気持ち、わかるなぁ。。
やっぱり、豪華な食事やありきたりの外食ばかりじゃ飽きるし、
(おうちの、普通の家庭の)おにぎり🍙が食べたい気持ち。
若いスタッフたちがどんなに喜んだことか うなづけます。

お正月も 毎年二日に 大勢の方々がいらっしゃり、賑やかでした。広いとは言えないところに、入れ替わり立ち代わり 1日に30人ぐらいはいらっしゃったでしょうか。

俳優さんとか、映画監督さんとか、父の仲良しの、親しいお友達。
著名な方も 入れ替わり立ち代わり。

皆さんよく飲みよく食べ、母は 台所に立ちっぱなし、私は、運びっぱなし、片付けっぱなし。

皆さん とっても楽しそうで、
久しぶりに そんな昔のお正月の賑やかな光景をまざまざと思い出して 涙が出て来ます。

今のお正月は 静かでちょっと寂しい。

父自身も存分に才能を開花させ、周囲にも 才能あるたくさんの方たちがいる幸せな 昭和の黄金時代。

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