【8368文字w】全社を挙げてTwitterを盛り上げるためにやるべきこと7選
ウィルゲート専務取締役COO 共同創業者の吉岡(@seoamigo)です。
新年あけましておめでとうございます!2021年、宜しくお願いします!
ウィルゲートのCOOとして創業時から事業側の管掌役員だったのですが、2020年の4月から広報担当役員になり、COO業務に加えて広報に注力した1年を8368文字のnoteで振り返りましたので是非ご覧下さい!
全社を挙げたTwitterの成果を最初にお伝えします
広報全体で様々な取り組みを行う中、コロナ禍で特に可能性を感じたのが今回お話しする「Twitter」です。
ウィルゲートでTwitterに取り組むのは、社員数の3分の1ほどにあたる50人。内定者も熱心に取り組んでいて、私が主催した社内のTwitter勉強会後にTwitterを本格的に始めて数ヶ月でフォロワー3,000人近くまで伸ばしたメンバー(京大4年生,21年新卒内定者)もいます。
また、私を除いた社員全体のフォロワーは「Twitter対抗戦」の取り組みを通じて3か月で約6,000人も増え、Twitterのひと月あたりのインプレッション数は私の【200万imp】+他の社員 【200万imp】の合計で【400万imp】まで伸びました。
なぜこのような盛り上がりや成果につながったのか? 今回は2020年の振り返りとして、会社全体でTwitterを盛り上げたい会社に向けて「全社を挙げてTwitterを盛り上げるためにやるべきこと7選」についてお話ししてみたいと思います。
はじめに。広報担当役員になり広報に力を入れた2020年。
まずはじめに2020年の振り返りとして、2020年4月に広報担当役員になってから、ウィルゲートの広報として取り組んできたことの「全体像」についてお話しさせて下さい。
広報に注力するようになったのは、「withコロナ」の時代に向けて、どう広報として動くべきかを考えた結果の決断でした。理由は3つです。
1つ目は、「withコロナ」の時代では、対面よりデジタル上でのコミュニケーションがより活発になると考えました。
2つ目は、コロナ禍による業績のマイナス影響です。弊社では旅行業や店舗ビジネスの顧客も多く、コンサルティング契約の解約が例年より増えました。広報部門としてリード獲得による売上貢献を考えました。
3つ目は、2020年1月にウィルゲートの事業方針を「デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化ーDigital & Work Optimizationー」にアップデートしたタイミングだったこと。
事業を理解したCOOが広報担当役員を兼務することで「事業部門と広報部門の融合」を目指した、これまでとは違う、新たな広報としての取り組みを始めました。
4月に“新”広報チームとして体制も整え、それまで行っていた採用広報だけでなく、事業広報、会社広報へと領域を広げるなど、積極的な取り組みを進めていきました。
事業広報の評価指標として「受注件数・受注金額」「お問い合わせ数」を設定しました。
※詳細は新広報チーム立ち上げ時にnoteにまとめています ↓
広報チームの2名もぜひフォローお願いします☺
柳: @YanagiChihiro 森園: @morizooo0825
広報の成果:「コーポレイトサイト経由の受注が単月1,000万円突破」「問合せ数が前年比169%増」
広報の力を入れた結果、第一想起でウィルゲート指名のお客様が増え、「コーポレイトサイト経由の受注が単月1,000万円突破」「問合せ数前年比169%増」等の成果に繋がりました。凄くない?w
このような成果につながった背景として、具体的に注力した取り組みについても少しご紹介します↓
(2020年注力した取り組みとその結果)
<やったこと その①>
「セミナー案内のバナーの追加」「資料請求ボタンの追加」等の取り組みを実施。
<結果>
コーポレートサイト経由からのセミナー参加者は月平均10人、資料請求ボタン経由のリード獲得は月平均10件。
<やったこと その②>
これまでほとんど使えていなかったプレスリリース配信代行サービスの「PR TIMES」を積極的に活用し始めた。6月から広報とリード獲得強化をかねて「PR TIMES」の打ち放題プランを契約。
※役員会の稟議は「セミナー集客でFacebook広告の獲得単価を下回ることにコミット」して通しましたw
<結果>
2020年に新広報チームで70本プレスリリースを公開し、合計約14万PVを記録。プレスリリース経由でのセミナー参加者は6月からの半年間で400人以上と、高い集客成果につながっている。
<やったこと その③>
「営業のオンライン化」をテーマに、ウェビナーにも注力。これまでオフラインで開催していたセミナーも、2020年4月からオンライン(ウェビナー)に切り替えて実施。月に10回近く開催。
<結果>
年間でオフラインを含めると88回開催し、5,029人の方(※)が参加。
※2020年1月1日〜2020年12月25日現在までの数字。参加者人数の重複分は除く。
その中でも特に可能性を感じた「Twitter」
経営者の自分が誰よりもコミットすることが大切
新生広報チームとして多くのことに取り組んできた中でも、特に可能性を感じたのが「Twitter」です。
自分がTwitterに注力し始めたのは、2019年の7月から。アカウントは2009年7月からありましたがたまに呟く程度でこのタイミングから本格的に再開しました。
友達上限5000人を突破して8500人と繋がっているFacebook経由からは、以下のような成果が生まれる仕組みができていました。しかし、お恥ずかしながら、Twitterは全然成果が出てませんでした。
<Facebook活動実績例>
- リード獲得…Facebook経由のリード獲得で年間2億円の新規受注
- 動画販売…5,000円の動画を641人が購入(動画経由で50件の問い合わせ・動画販売4ヶ月以内で新規受注で粗利5,000万円)
※吉岡のFacebookはこちら、友達上限なので友達追加は無理ですがフォローをお願いします
動画販売の取り組みについては下記の記事とYouTubeの動画で語っているのでご興味あればご覧あれ。撮影は2時間、動画編集は15万円だったので展示会に出るより遥かにコスパが良かったですw
Facebookは直接の知り合いとのコミュニケーションが中心になりますが、Twitterはまだ会ったこともない、自分のことを知らない人にも見てもらえるツールだ、というところにTwitterの可能性を感じました。
「認知を広げるならFacebookではなくTwitterにも取り組むべきだ」と考え、Twitterを本格的に取り組み始めました。
2019年7月に自社サービスのリード獲得目的のリスティング広告の予算を削り、Twitterコンサルを外部にお願いしました。
※役員会の稟議は私がTwitter経由のリード獲得にコミットして通しましたw
試行錯誤をくり返す中で、月200万インプレッション&フォロワー数が1.7万を越えるなどの成果が徐々に生まれていきました。以上がざっくりとですが、私自身がTwitterを本格活用し始めてから成果が出るまでのストーリーです。
そして、私個人の熱量は会社全体にも広がり、150名中50名の社員がTwitterをやるようになりました。
「経営者である自分が誰よりもTwitterにコミット」して、その熱を全社に広めていくことが重要だと思っています。
Twitterに取り組むメリットは本当に多い
ウィルゲートはまだ月400万インプレッションほどですが、会社全体で月1,000万インプレッションを超えるとタクシー広告並みの認知度に繋がると思っています。 ※これは感覚値ですw 多分それくらいあるはず。
月1,000万インプレッションは個人の力だけでは到達するのは難しいと思いますが、組織的にTwitterに取り組めば可能性があると思います。
だからこそ経営者だけでなく、組織的にTwitterに取り組むことが大切です。
2020年、マーケティング部門の努力と広報の取り組みにより、全社の営業案件=SQL(Sales Qualified Lead)が昨対比2倍になりました。
見せかけのお問合せの2倍ではなく、BANT情報(予算,決裁権,ニーズ.導入時期)の4つ全てが揃った営業案件が2倍になりました。
コロナ禍でウェビナーの参加者は増えたけど、案件化になかなか繋がらないという悩みは多く聞きます。その中でSQL数が2倍にできたことは激しく嬉しかったです。
SQLが2倍に増えた要因として考えられるのは、次の5つです。
・PR TIMESの配信数が増えた(2020年累計70本)
・セミナーを月平均10本開催(2020年は5,000人以上がセミナーに参加)
・セミナーの集客メールの送信回数も月10回以上
・Twitter上での露出が増えた(月400万インプレッション)
・「SEO」「SEO対策」の難関キーワードで「プロモニスタ」が上位表示
※各リンクに自社のプレスリリースやセミナー一覧にリンクを設置してます。どんなセミナーなのか、リリースなのかをご覧下さい!
Twitterが「認知獲得」のファネルで大きい役割を担ってくれています。
認知獲得以外にも、Twitter経由での成果は著しく、1投稿でウェビナーに240名集客が出来たり、1投稿で5名の採用に繋がる、大型のM&Aの案件の成約につながるなど、多くの点でプラスに働いています。
M&A仲介の新規事業は下記YouTube動画からご連絡下さい!
──まだTwitterに取り組まれたことがない人にとってはあまりイメージできないことだと思い、「Twitterに取り組むメリット」についてお伝えさせていただきました。「Twitterに取り組むメリット」や可能性は未知数だということを、これから全社を挙げてTwitterに取り組むにあたってモチベーションを高めて貰えたらと思います w
なぜこのような成果や全社を挙げたTwitterの盛り上がりにつながったのか? 前置きが激しく長くなりましたが、今回は2020年の振り返りとして、会社全体でTwitterを盛り上げたい会社に向けて「全社を挙げてTwitterを盛り上げるためにやるべきこと7選」についてお話ししてみたいと思います。
(このnoteを通じて、様々な企業様が会社全体でTwitterブームを起こすきっかけになれば激しく嬉しいです)
1.「Twitter勉強会」を開催する
全社のTwitterを強化するためにまず行ったのが「Twitter勉強会」です。勉強会では、私がフォロワー1.7万人を突破するまでの過程で得た全てのノウハウを伝えました。
社内でTwitter勉強会を開催するメリットは非常に多く、この勉強会の開催が、今日のウィルゲートのTwitterの盛り上がりを生んだと言っても過言ではありません。
<社内のTwitter勉強会のメリット>
- 各個人が自分の成長やセルフブランディングを目的に努力できる
- 勉強会の内容をセミナーとして外部公開しリードの獲得に繋がる
- Twitterを愛する人が増え、会社の発信力が上がる
自分が先んじてTwitterに取り組み、Twitterの良さを身にしみて感じていたからこそ、熱量高く社員に説明ができ、社員へとその熱量が伝わっていったのだと思います。
※「とはいえ、自分の会社の中でTwitter勉強会を開催できる人なんていない……」という方のために、この1年で Twitterに500時間かけて得た知見とデータをレジュメ90枚110分間の動画で9800円で販売開始しました!100名で見れば1名98円で見れますw 販売開始1ヶ月で130社に導入して貰っています。
購入者の方々からも嬉しい声を貰っております!
ネオキャリア社、マーケットエンタープライズ社、サーキュレーション社の3社は各社の代表の方からの熱烈オファーで私が特別に無料でTwitter勉強会を開催させて頂きました。私の勉強会を希望する方は私までご連絡下さい!
2.Twitter専用のSlackチャンネルを作成する
Slack上にTwitter専用のチャンネルを立ち上げました。
別にSlackである必要はなく、社内でTwitterに関する情報交換やコミュニケーションを取れるようなグループを作成することが重要です(ウィルゲートではSlackを使っているので、Slackを使って作成しました)。
(開設したのは2020年3月。先ほどのTwitter勉強会をきっかけに作成したので「#勉強会_twitter」という名前になってます。)
なぜSlackチャンネルを作成したのかというと、「1人だけではなく、みんなで頑張れるようにする」ためです。
やはり多くの人にとって、1人だけでコツコツ続けていくのはハードなこと。「痩せるために食事を我慢、毎日必ずスクワットと腕立て、腹筋を50回ずつする」なんてことは、みんな頭では分かっているはず。でも、それが継続できないんです。
だからこそ、コミュニティに価値があります。「Twitter対抗戦」のプロジェクトに参加したメンバーからは「社内メンバーで刺激しあえたことが、継続してTwitterに取り組む力になった」という声がありました。2020年はTwitterの取り組みを通じて「1人だったら頑張れないものも、みんなとだったら頑張れる」ということを強く感じた1年でもありました。
※「Twitter対抗戦」のプロジェクトの詳細をまとめたnoteは下記から
3.「会社の広報強化したいから」ではなく「個人にとってメリットがある」ことを伝える
これはTwitter勉強会やTwitter専用のSlackチャンネルなど、様々な場面で意識して伝えていたことの一つです。
「会社の広報強化したいからTwitterやろう」と言っても、会社の皆はなかなか巻き込めません。「個人にとってのメリットが何か」をちゃんと伝えることが重要です。
例えば、このコロナ時代にセルフブランディングをすることでそこから仕事につながったり、今後フリーランス・独立して起業したときにプラスになったり……といったTwitter活用のメリットは多くあります。
また、Twitterを普段から活用している人なら分かるかと思いますが、Twitterで自分が気になる分野について積極的にツイートしている人をフォローするだけでも刺激になり、インプットが増え勉強にもなります。
このような「Twitterを活用することで得られるメリット」をくり返し伝えることで、本人のモチベーションが生まれますし、結果自然と発信が続けられることにつながります。
4.「プロフィール作成のコツ」など最初のフォローを徹底する
Twitterはスタートが肝心なので、しっかり最初の段階でフォローすることが重要です。最初でつまづくと、その先続くものも続かなくなってしまいます。
具体的に私がやったこととしては、「Twitter準備編」と称してTwitter勉強会時に「プロフィール作成」「アカウント作成後の最初のツイート」「固定ツイート」「どんなことを呟けばいいのか?」など、初心者が気になることを重点をおいて解説しました。そうすることで、初心者でもすぐTwitterに取り組めるようになります。
また、初心者の社員に向けて「Twitterは修羅の道」であることも先に伝えました。Twitterはそう簡単にすぐ成果が得られるわけではありません。これは伝えるべきか悩みましたが、心構えとして大切なことなので伝えました。
「私がフォロワー1万人になるまでに投下した時間は1,000時間」
「一般的にフォロワー1万人になるには3年間は必要」
という自分の経験を踏まえて、かかる手間と得られるリターンを定量的に示した上でコツコツやっていきましょう、という話をしました。
5.採用やリード獲得をいきなりゴールにしない
これからTwitterを始める社員に「採用やリード獲得を狙おう」みたいなことは言いませんでした。
仕事に直結するような手応えを感じられるようになるのは、フォロワーが3000人以上になってから。最初から具体的な成果に繋げることをゴールにしすぎると、Twitterのモチベが維持できないと考えました。
Twitterのインプットによる成長や他社の方との出会いに重きを置きました。
6.「Twitter対抗戦」「Twitter交流会」など交流機会を作る
Twitterを楽しく継続させるために取り組んでよかったこともお伝えします。
交流を通じたモチベーションアップを目的に、「Twitter対抗戦」「Twitter交流会」等、数々の取り組みを実施しました。
社内外の交流で刺激を与え合うことがTwitterを続けるモチベになります。
これは実際にあった話ですが、オンライン交流会で社外の方と直接交流をしたところ「今日聞いたこのノウハウ、明日さっそく試してみよう!」となり、後日さっそく、自身のTwitterの投稿に活かしていたウィルゲート社員がいました。こういった変化はTwitterのタイムラインを眺めているだけでは意外と起きないものです。
もちろん何がモチベーションアップにつながるかは人によって個人差がありますが、社外の方との出会いによって、社内だけでは得られないような気づきを得ることができます。
だからこそ社内の交流機会だけでなく、社外の方を巻き込んだイベントも実施しました。
7.広報部門が全社のSNSガイドラインを整備する
最後に紹介するのは、SNSのガイドラインについて。
Twitterにはもちろん「炎上」「機密情報の漏えい」などといったリスクが存在します。全社を挙げてTwitterで発信するにあたってこのようなリスクが気になる人も多いと思います。
ウィルゲートの「リスクマネジメント委員会」では監査役の方からリスクを懸念する声が上がったため、Twitterを推奨する取り組みを進めるのと並行して、「利用者が理解しておくべきこと」「SNS利用の基本方針」等を盛り込んだガイドラインの整備を進めました。
(ウィルゲート内で設けているガイドライン内容の一部)
※「吉岡さん、このガイドライン下さい」と言われますが、あげませんw
Twitter以外にも、InstagramやFacebookなど、様々なSNSを日頃から活用する社員も多いと思います。Twitter活用を進めるにあたって「攻め」と「守り」の両面から強化することで、よりTwitter活用が社内に浸透しやすくなります。
最後に9800円のTwitter研修動画のご案内
Twitter愛がとまらず8000文字を超えるnoteになってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!m(_ _)m
記事中でも一度紹介しましたが、私がこの1年で Twitterに500時間かけて得た知見とデータをレジュメ90枚110分間の動画を9,800円(税込)で販売しています!
「2021年、全社を挙げてTwitterを頑張りたい」という方にはもちろん、採用や広報を強化したい会社の研修にもおすすめな内容になっております。
SNSだけの告知で発売開始1ヶ月で130社が導入。これもSNSの力ですねw
社内の100人の教材にすれば1名あたり98円、初詣でお賽銭を入れる気持ちでぜひご購入お願いしますw
購入者の方々からも嬉しい声を貰っております!
このnoteを読んでくれた人が、2021年、もっとTwitterを頑張りたいと思っていただけていたらうれしいです。
1つ目のnoteから18ヶ月経過してやっと2つ目が書けましたw
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2021年、ウィルゲート、そして吉岡諒をどうぞ宜しくお願いします!
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ウィルゲートの2020年の振り返りnoteもご覧下さい!
『ウィルゲートの吉岡って誰?』という方は自己紹介noteもご覧下さい!