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うたっておどるシンガーソングライター、ゆめちゃん♪

そう、あれは昨年の4月、とある日の昼休み。中庭から突如聞こえてきた一人のアーティストの音楽に足を止めてしまいました。キッズソングのような、アイドルソングのような、洗足学園では普段聴かないような不思議な音。ピンクのフリフリの衣装を身につけた、ツインテールの女の子。そう、彼女はうたっておどるシンガーソングライター、ゆめちゃん♪だったのです。
どうやらそれはロック&ポップスコースのゼミのライブイベントで、ゆめちゃん♪はその出演者の一人だったようです。それから時は流れ、今年4月27日、本学の野外ステージ The Lawn音楽堂にて、ロック&ポップスコースのゆめちゃん♪の単独ライブ「ゆめちゃん♪ばーすでーらいぶ!♪」が行われました。

前回のライブの時もそうでしたが、明らかに雰囲気の違うロック系の学生たちや、他コースの学生たちが一体となって、会場で盛り上がっている光景を目にしました。多様な音楽性を持つ一人ひとりのアーティストが、それぞれを尊敬し、心の底から応援する姿を目にしたのです。筆者は、これこそ洗足学園音楽大学だなあと感じたものです。

洗足学園音楽大学には、クラシック音楽以外にも、ジャズ、ロック&ポップス、アニソンやダンスに至るまで、様々なコースがあります。そしてそれらのコースの中には、個性的なアーティストがたくさんいます。多様なコースと多様な表現者たち。それぞれが認め合い、輝き合う大学。それが洗足学園音楽大学です。

ということで、筆者たっての希望により、今回は、ロック&ポップスコースに所属する、うたっておどるシンガーソングライター、ゆめちゃん♪にお話を伺います。

今回は筆者(一色)に加えて、ゆめちゃん♪のクロスアーツ※時代の先生でもある大熊夏織先生にもインタビューに加わってもらいました。

はじめてつくった曲は、葉っぱの日帰り旅行。

ゆめちゃん♪:
みなさーん!こーんにーちはー!ゆめちゃん♪です!
うたっておどるしんがーそんぐらいたー♪
ゆめちゃん♪っていういきものです!
さくしさっきょくして、じぶんでつくった曲じぶんでうたっておどってます!
きょうも、たのしんでいってもらえたらうれしいです!
みんなをはっぴーにできたらいいな!♪
よろしくおねがいしまーす!

一色:ありがとうございます。早速いろいろお聞きしていきたいと思います。まずは…「うたっておどるシンガーソングライター」としてのゆめちゃん♪について。
ゆめちゃん♪は、いつから音楽活動していましたか?

ゆめちゃん♪:ちっちゃいころから音楽教室に通っていて、そこのイベントや学校のイベントとかに出たりっていうのをずっとやっていました。洗足に入って、ゼミの春のテラスライブに出て、それがちょうど去年の私の誕生日でした。今年も誕生日にテラスライブしたい!って思って、4月27日の単独ライブ「ゆめちゃん♪ばーすでーらいぶ!♪」を自分で企画しました!

一色:すごい行動力ですね。単独ライブをやることによって、飾りつけもゆめちゃん♪仕様になってましたね!

ゆめちゃん♪:ありがとうございます!学校のライブは何回か出させてもらっていたんですけど、学校の外のライブに出始めたのは、去年の6月が最初です。

一色:初めて作った曲は?

ゆめちゃん♪:はじめてつくったのは5才の時です。音楽教室のコンクールのために作りました。《はっぱひらひらはっぱのぼうけん》という曲で、はっぱのきょうだいが日帰りでぼうけんするお話です。

ゆめちゃん♪の音楽について。

以下記事で取り上げる曲は、こちらの動画からお聴きいただけます。

―Let'sエンジョイフェスティバル!2!について

ゆめちゃん♪:“ゆめちゃん♪”として今歌っている曲の中で一番古い曲は、《Let'sエンジョイフェスティバル!》(※以下《1》とする)かな?洗足に入学する前に、学校の文化祭のために作りました。本当にみんな盛り上がってくれて「フェスティバル!」のコール&レスポンスもみんなやってくれて、とてもあったかかったです。これをパワーアップさせて《Let'sエンジョイフェスティバル!2!》を作りました。

一色:Let'sエンジョイフェスティバル!2!》(※以下《2》とする)は、お客さんの掛け声パートもあるし、アップテンポだし、すごく盛り上がりますよね。テンポ感や「フェスティバル!」のコール&レスポンスは《1》から引き継ぎつつも、メロディや展開もより広がりがあって、感動的です。いつもライブの最後に演奏しているイメージですね。

ゆめちゃん♪:《1》の時は、ステージの持ち時間が3分だったんですけど、《2》では時間がいっぱいあったので、言いたいことを全部入れて、パワーアップしました!文化祭をイメージした曲だけど、《1》ではあった“クラス”とか“部活”とかいう言葉を使っていません。どんな人にもどんなイベントにも当てはまりやすい歌詞にしたくてやってみました。みんなと一緒に盛り上がれるから、歌っていて泣いちゃいそうになるくらい嬉しくて、本当に心の支えになっている、だいすきな曲です!

大熊:聴いてても会場が一体感に包まれてて、コール&レスポンスや掛け声もあって楽しいですよね。

―きらきらカテゴリー♪について

一色:きらきらカテゴリー♪》はどういう曲ですか?

ゆめちゃん♪:ともだちっていうより親友っていうより きみの名前がそのままカテゴリー」って歌詞があるんですけど、私、おともだちのことが大好きで、“お友達枠”とか“親友枠”とかじゃなくて、それぞれのおともだちのことを“○○ちゃん枠”というふうに、みんなオンリーワンの存在だと思っていて、で、その子自身がカテゴリーだよっていうのを伝えたくて…。これを思いついたのは、おともだちとお話ししてたときなんですけど、その時のやり取りでは伝わらなくて…。でも音楽にするとつたわって、すごくうれしかったです!

一色:音楽として伝えた方が伝わりやすいんですね!音楽って偉大ですね!ところでゆめちゃん♪って、詞を先に作るんですか?それとも曲?

ゆめちゃん♪:同時です!歌詞にメロディや和音が付いたセットの状態で浮かんでくるんです。なんなら振り付けも一緒に付いてくることもあります(笑)。出てきたものを、ボイスメモやメモに保存して、出来たら電子オルガンでオケを作って、細かい振り付けも考えて、完成!みたいな。

一色:歌詞も曲も振り付けも、ぜんぶゆめちゃん♪一人で完成されてますもんね!しかもオケも打ち込みとかじゃなくて、電子オルガンを使って自分で作ってるんですね!

ゆめちゃん♪:そうなんです、私電子オルガンの音が好きだし、それがあるからできるんです。オーディオ録音という機能で、自分で弾いたりして、WAVデータとして書き出しています!

―小さなリボン▷◁について

一色:ゆっくりの曲ですよね。この曲、僕が悶々としているときに今年の「ばーすでーらいぶ!♪」で聴いて「しあわせはないんじゃなくて 見えてないだけであるのかも」という歌詞に元気づけられました。

ゆめちゃん♪:この曲と《Let'sエンジョイフェスティバル!2!》は、洗足の入試の時に作った曲なんです。「しあわせはないんじゃなくて…」のフレーズは、ずっと思ってたことで、それをゆっくりまったりとした曲調で歌おうって思って。なんで題名が「小さなリボン▷◁」かっていうと、2番の歌詞に“小さなしあわせ”を並べてる部分があるんですけど「ドーナツの雲 ふわふわタオル おいしいジュース 小さなリボン」って。で、そのうちの一つがリボンで、そこから持ってきました。リボン付けててハッピーみたいな(ゆめちゃん♪が今付けているリボンを指さしながら)。

一色:この曲って、傘を小道具として使いますよね。雨の日の設定だから。

ゆめちゃん♪:そうです!2番では雨が止むので、傘を閉じるんです。ちなみにこの傘って2代目で、1個目のやつは日傘で、照明がシャットアウトされちゃうんです(笑)。だから、透明なオーロラの傘無いかなってって思って、この子(今の傘)になりました。

―“だぶるくおてーしょん!”について

一色:《“だぶるくおてーしょん!”》ですが、振り付けもよく考えられてて面白いですね。ピース2つで 「“ ” ←ダブルクォーテーション」を表しているところとか。

ゆめちゃん♪:ピース2つを曲げるこのポーズで「“ ”」を表すのは、英語を使っている人たちの間で使われているらしくて、英語の授業で私もそれを知ったんですけど、それを振り付けに使おうと思って!あと「だぶるくおてーしょん」って、響きがかわいいなって思って。なんか魔法の言葉っぽくないですか?だから歌詞に「とどけたい まほうのことば」ってあります。

一色:じゃあこの「だぶるくおてーしょん」って言葉から入って、そのあとどんな曲にするか考えていった感じ?

ゆめちゃん♪:そうです!なんの曲にしようかな、あっ「だぶるくおてーしょん」付けたくなるような大事な言葉の曲にしよう!って思ったんです。1番の歌詞は推し事、みんなが自分で推してるものについて、2番は逆に推されている側の目線のつもりでつくってみました!でも、それだけじゃなくていろんなものにもあてはまるかなって思ってます。
それと、2番はゆめちゃん♪が曲の歌詞をつくるときの、あるあるにもなっています!

一色:そして最後のサビの歌詞はほとんど「ほにゃほにゃほにゃほにゃら」になってますね。

ゆめちゃん♪:はい!そこに自分の大切なもの、それぞれ何を当てはめてもいいよ、ってことになってます。あと「ほにゃほにゃ」、歌ってくれる人もいたりするんです。わかりやすいからかな、すごくうれしいです!

一色:この曲は振り付けも印象的で、最初に振り付け指導もやりますよね。お客さんもサビの部分、一緒に振り付けできるように。

ゆめちゃん♪:最初は、普通に振り付けでおどってただけなんですけど、初めて発表したとき、客席のみんなが真似してやってくれてて。それだったら、もう振り付けの説明して、みんなにも一緒にやってもらおうって思ったんです。

―《あめがcon brio!》について

一色:じゃあ《あめがcon brio!》についてですね。「con brio」っていうのは音楽用語(伊)で「生き生きと」という意味ですね。その言葉通り生き生きとしていて、小道具としてポンポンも使いますね。

ゆめちゃん♪:最初この「con brio」って言葉をクロスアーツ※で習って…

大熊:ああ、あのときね(笑)。

ゆめちゃん♪:そう、それで「こんぶを食べたらcon brio」とかってダジャレが浮かんできて(笑)。それで「(雨が)ほんぶりよ con brio」っていうのも浮かんできて、これ言いたい!って思って…。ダジャレから曲が思い浮かぶことが多いんです!《あーだ!こーだ!toこーだ!》とか、《ぷりんプリンな いちごぷりん!》とか。
この曲作ったとき、うすいピンクのかわいい傘を買ってもらって、早く使いたいから雨降らないかなって思ってたんです。で、雨降って嬉しいってなって!で、

いつもだったら しらないうちに
なーんかおちこんでたりするけど
こんなときこそ うれしくなれる
ちっちゃいハッピーだいじかも!

ってことになって。

一色:小さなリボン▷◁》でもそうだったけど、ゆめちゃん♪の中で「雨」と「小さなハッピー」がリンクしてるような気がしますね。

ゆめちゃん♪:雨の日って、元気なくなりがちだけど、そんなときこそあるハッピーもあるよね、みたいなのを、《あめがcon brio!》では元気よく歌ってるんです。「con brio」っていうかんじの、生き生きとした曲にしようと思って。

大熊:ゆめちゃん♪にとって「小さな幸せ」って割とキーワードなんですか?

ゆめちゃん♪:そうですね!私小さいハッピー見つけるの得意なんです。「あめちゃんおいしい」とか「おともだちと会えた、嬉しい」とか。
それで、みんなにも、そんな小さいハッピーを届けられるようになりたいなって思うんです。だからそういう曲が多いのかもしれないです!

―《あーだ!こーだ!toこーだ!》について

一色:この曲も「to Coda」という音楽用語によるダジャレがもとになってますね。「to Coda」ってのは「楽譜上でCodaに飛べ」って意味で、Codaっていうのは曲の終結部のことを意味しています。また、この曲中では「セーニョにもどるよ!はい!だる・せーにょっ!」という歌詞もありますね。「segno(セーニョ)」も音楽用語で「dal segno(ダル・セーニョ)」は「セーニョに戻れ」という指示です。

ゆめちゃん♪:帰り道「あーだ!こーだ!toこーだ!」ってダジャレを思いついちゃって。で、せっかくだから「toこーだ!」って言って「to Coda」したい、「だる・せーにょっ!」って言って「dal segno」したいって思ったんです。「せーのっ!」って言葉もかけてます(笑)。

大熊: ああ~、なるほど!実際に楽譜でも歌詞の通りに「to Coda」や「dal segno」するんですね。すごい、入試対策の教材で使いたいくらい、わかりやすいですね(笑)。

ゆめちゃん♪:おともだちも「CodaやSegno、どっちがどっちだっけ?ってわからなくなった時、ゆめちゃん♪の曲を思い出す」って言ってくれました!この曲、Codaで、B majorからC majorに転調するんですけど、調号に♮(ナチュラル)が5個付くんですよね。その部分をこのパネルに書いて、歌っているときに見せるんです。

大熊:なるほど~、よくコンセプトが練られてる!

ゆめちゃん♪:それと、この曲って卒うたなんです。もうすぐ卒業っていう時期って、学校生活のCodaの部分だと思うんですね。Codaにとんでクライマックスでもっと豪華になるみたいに、もうすぐ卒業って時期はいつもよりいろいろかがやいて見えるかなって。

影響を受けたアーティストはマイメロディ!ゆめちゃん♪はキャラクターなんです。


一色:
ところでゆめちゃん♪は、影響を受けたアーティストはいますか?

ゆめちゃん♪:マイメロちゃんです。歌ったりおどったりもしてるんですよ、ピューロランドとかで。なんか、世界が優しいですよね。本当にいっぱい元気もらってます。性格もめちゃくちゃいいんですよ。「優しくなりたいって思ってる人はね、もう優しい人なんだよ」とか言っちゃうところとか。いつもみんなをハッピーにしてて、本当にすごいなって思います。だから私も、そんな風にみんなをハッピーにできる存在になりたいなって思って。
ゆめちゃん♪って、キャラクターなんです。子供たちにも大人の人にも届いて、みんなをハッピーにする、そんな音楽を目指してます。

一色:ワッペンや衣装も付けて、ゆめちゃん♪というキャラクターになってますね。

ゆめちゃん♪:このワッペンは、おともだちのお母さんが作ってくれたんです。そしてこの服も、インスタで見つけたハンドメイド作家さんに、オリジナル衣装を作ってもらって。

大熊:ゆめちゃん♪すごいよね、小道具とかもしっかり作って!

ゆめちゃん♪:ありがとうございます!傘はさすがに買ったんですけど(笑)。ステッキはおもちゃとして売っていたものにピンクのリボンを巻いたりして作りました。

ゆめちゃん♪のあめちゃんは魔法のアイテム!みんなに配ります。


一色:
ゆめちゃん♪の日常についてもお聞きしたいと思います。
ゆめちゃん♪は休みの日は何をしてるんですか?

ゆめちゃん♪:お休みの日でも頑張るときは、インスタとかツイッターとか更新したり、ゆめちゃん♪の物販のグッズを作ったりとか…。缶バッジは先輩のお父さんが作ってくれたんですけど、ほかのはじぶんで作ってます!
こんなにあるんですけど。

一色:おおおー、これほとんど全部手作りなんだ!

大熊:頑張らない休みの時は何をしてるの?

ゆめちゃん♪:うーん…、いっぱい寝る(笑)。

大熊:他には?

ゆめちゃん♪:心、癒されたいときは、サンリオを見ますね。マイメロディのマイメロセラピーとかのマイメロちゃんがやってたラジオとか。あと芸人さんとか、バラエティも好きです!人を傷つけないやつ。

一色:好きな食べ物は?

ゆめちゃん♪:あめちゃんですね!みんなに「ゆめちゃん♪のあめちゃんだよ」って言って配ってます(笑)。学校のおともだちとか、外のライブで共演した他の演者さんとか、学校の先生、ほんとみんなに配ってます。あめちゃんも、ちっちゃいハッピーなんですよね。あめちゃんでみんなと仲良くなれるから、ほんとに魔法のアイテムなんです。

なりたいものになれる、洗足学園音楽大学。


一色:
ゆめちゃん♪にとって、洗足学園音楽大学とはどんなところですか?

ゆめちゃん♪:楽しいし、安心してがんばれる、大好きな場所」ですね。先生もみんなもめっちゃ優しい。自分のやりたいことに寄り添ってくれるんですよね。それでやってみたときに何か悩んだら、いつでも先生に相談できる。それが「安心して」の部分ですね。ライブでは、みんなも先生も一緒に盛り上がってくれるし、ほんとに大好きです。洗足に入って、本当によかったです。

一色:洗足はね、やっぱり“多様性”を認め合える学校なんじゃないかなって思います。ゆめちゃん♪みたいなことをやってる人がいて、それをまったく違った感じの音楽をやってる人たちもみんなで応援してくれる。で、ゆめちゃん♪も、みんなの作ってる曲、大好きでしょ?

ゆめちゃん♪:はい!みんなの曲大好きだし、みんなのことも、すごい大好きです!みんながんばってて本当にすごいなって思ってます。まわりのみんなも、一人ひとりが、全然ちがうジャンルでもすごいなーって、おたがいのこと尊敬してて、認め合ってる感じがします!
入学前、オープンキャンパスに来た時に「ロック&ポップスコース、何でもありだよ!なりたいものになろう!」って感じで先生が言ってて、私はゆめちゃん♪になりたかったから、そういうのを洗足でできるんだって思って、洗足ってめっちゃいいやん!って思ったんです。
あとこれも先生が言ってたんですけど、シンガーソングライターって、その人がジャンルらしいんです。じゃあ私は“ゆめちゃん♪”っていうジャンルでキャラクターだから「うたっておどるシンガーソングライターって言おう!」って思いました。

一色:本学にはいろいろなコースがありますけど、初めてゆめちゃん♪を見たとき「声優アニメソングコースの学生かな?」って思ったんです。でもロック&ポップスコースだった。なぜロック&ポップスコースを選んだんですか?

ゆめちゃん♪:声優さんって、基本的に誰かが作ったものを演じることのプロの方なのかなって思うんですね。でも、そうじゃなくて、ゆめちゃん♪は“ゆめちゃん♪”したかったから。曲も歌詞も振り付けも歌も、全部自分でやりたかったから。
洗足に最初に来たとき、一目惚れしたんです。「なりたいものになろう!」って言葉が心に響いて。

一色:他の大学も考えましたか?

ゆめちゃん♪:はい、他にも見にいったんですけど、やっぱり特に、洗足の“レッスンの先生を自由に選べる”っていうシステムがいいなって思って。ロック&ポップスコースはとくに、一年に6回自由に変えれるんです。だから、そのときに知りたいこと、必要なことを聞きたい先生に教えてもらえるんですね。
ゆめちゃん♪は“ゆめちゃん♪”になりたいから、じぶんで選べるのすごいいいなって思って。
それから、レッスンの先生以外にもたくさんの先生とお話できます!

大熊:いろんな先生とすぐ話せるって、いい環境ですね。

ゆめちゃん♪:あと、学校っていろいろ自動的に情報が入ってくるじゃないですか。授業とかで、自分が普段見ないものも見せてくれる。だから世界が広がるんですよね。洗足っていいなって思います。だから取りたい授業が多すぎて!

一色:大学ってね、知識を得るために学費払ってるわけだからね、授業は取れば取るだけお得ですよね。

ゆめちゃん♪:私は洗足に入って「将来の夢をかなえるのはいまだよ!」って思えたんです。「将来こうなりたい」っていうのはずっとあったんですけど、なんとなく先のことのような気がしていたんです。けど、周り、頑張ってる人とか、夢をかなえてる人たちもいっぱいいて、ここは「夢をかなえるための準備」じゃなくて「いま、夢をかなえるとき」なんだなって思えたんです。それでお外のライブに出始めて、そんな時にも相談に乗ってくれる先生やおともだちもたくさんいて。

大熊:これから受験する人に何かアドバイスはありますか?

ゆめちゃん♪:とにかく自信をもって自分を出す!世界観込みで審査してくれるので、他の人と比べちゃいそうになるけど、自分は自分にしかないものがあるんだ!って気持ちでがんばろう!って言いたいです。

一色:この大学は18コース(2024年からは19コース)あるけど、コースを超えた横のつながりって感じますか?

ゆめちゃん♪:音デ(音楽・音響デザインコース)の人たちが録音してくれたり、映像をとってくれたり、音環(音楽環境創造コース)の人たちがステージのスタッフさんしてくれたり、あと、ジャズコースとか他のいろんなコースにもおともだちはたくさんいます!

ゆめちゃん♪のこれから。


一色:
将来ゆめちゃん♪は、どうしていきたいですか?

ゆめちゃん♪:ずーっとゆめちゃん♪してたいです。ずっとみんなをゆめちゃん♪の世界でハッピーにしていきたいって思います。

一色:新曲の予定はありますか?

ゆめちゃん♪:何曲か作ってるんですけど、一番先にできそうなのが…
ゆめちゃん♪の曲って、何か伝えたいこととかがある曲が多いんですけど、今度の曲は、あえて(?)伝えたいことがなんにもない曲(笑)。いっこ言うならじつはゆめちゃん♪、ダジャレすきなんですけど、それを発表しちゃうだけの、楽しいだけの曲。内容がないよーみたいな(笑)。

一色:なるほど、それは楽しみですね(笑)。はい、今日はありがとうございます。今後、ゆめちゃん♪の情報はどこで見られますか?

ゆめちゃん♪:ゆめちゃん♪のインスタとツイッターがあります!よかったら見てみてください♪あと、最近YouTubeもはじめました!こっちもよかったら見てみてもらえたらうれしいです!

▶▶ゆめちゃん♪のTwitter:https://twitter.com/yumechanamechan

▶▶ゆめちゃん♪のInstagram:https://instagram.com/yumechan_no_amechan

▶▶ゆめちゃん♪のYouTube:https://youtube.com/@yumechan_no_amechan

最後にみなさんにメッセージをお願いします。

ゆめちゃん♪:
きょうは、ゆめちゃん♪のインタビューみてくれてほんとうにありがとうございました!
これからも、ゆめちゃん♪でみんなをはっぴーにできるようにがんばります!
たのしんでもらえたらうれしいです!♪
きょうは、ほんとうにありがとうございました!ゆめちゃん♪でした!またね!ばいばーーい!

※クロスアーツ…洗足学園音楽大学を受験する人のための音楽教室。


Text by 一色 萌生

▶▶洗足学園音楽大学:https://www.senzoku.ac.jp/music/

▶▶洗足学園音楽大学(Twitter):https://twitter.com/senzokuondai