SENZOKU楽器選手権~サイズ編~
楽器のサイズって、気にしたことありますか?
世界で一番大きな楽器は…
コントラバス?
大太鼓?いやいや…
ずばり、
パイプオルガンです。
最大とされているものは、アメリカの「アトランティックシティ・コンヴェンションホール」のオルガン。
パイプの数は約32000本、重さは150トンだそうで…。
規格が大きすぎてピンときませんね。ほぼ建物。
そんなわけで、今回は洗足学園音楽大学の敷地内にある、一番大きな楽器&一番ちいさな楽器※筆者調べ を紹介します!
※本学前田ホールの立派なオルガンが一人勝ちしてしまうことを懸念して、今回は移動できる楽器という条件でピックアップしました。
■いちばん大きな楽器
それは…コンサートチャイム。
歌番組「NHKのど自慢」で有名ですね。合否を告げる残酷な鐘の音。
またの名を ❝チューブラーベル=tubular bells❞
その名の通り、音程のある長い管がピアノと同じ順番で上から吊られていて、木槌等で叩いて音を鳴らします。
楽器経験のある方、
「ほんとにこれが一番?」と思いました?
実は、洗足にはあるんですよ。
普通じゃないコンサートチャイムが。
それがこちら、
フランス製メーカー「ベルジュロ」のコンサートチャイムです。
演奏しようとしても、よっぽど高身長でない限り手が届かないので、このように足台がついています。
音域は通常のコンサートチャイムの1.3倍。
低い音が出せる分、音管の長さゆえに大きくなるんですね。
■いちばんちいさな楽器
これ。
木製で直径2.5センチ、厚さが、、、8ミリほど。
何だと思いますか?
笛です。
「Maurilio」というメーカーの❝鳥笛❞(バードホイッスル)の類で、唇にはさんで息を吹くことで音が出ます。
鳥笛という楽器は、
特定の鳥の鳴き声を想定して作られている場合があるのですが、この楽器だと「リュウキュウガモ」の鳴き声だそうです。
仕組みはパインアメや笛ラムネと同じ。間違って食べてしまいそうですね。
学園内の部署のひとつ「機材・楽器室」には、細長かったり、薄かったり、多種多様な小さい楽器がありましたが、今回はこの鳥笛を第1位に選びました。
ちなみに、必要であれば授業などで借りることができます。
ここ4年間の貸出回数は、たったの13回。
使用頻度的にはレアな楽器のようで…今この楽器を極めれば第一線への近道かも?
おわりに
いかがでしたか?
あくまでも筆者調べですので、在学生による異論、どしどし!お受けします。
実際に楽器の音を聞いてみたいけど…コロナ禍で気軽に演奏会に行くこともできない今。洗足では、これまでの演奏会を公式YouTubeチャンネルにてご観覧いただけます。
他にもめずらしい楽器がたくさん登場しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
text by SB
▶▶洗足学園音楽大学:https://www.senzoku.ac.jp/music/
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