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富士ヒル試走2024(前編)

はじめに

毎度で恐縮ですが、
中身はたいして無いのに、無駄に長文です。
中身は無いといいますか、
ほぼほぼ、私のただの日記でござんす。(汗)
m(_ _"m)


今回の試走の目的

(1)2024年で使用予定のNEW ロードバイクで試走したい

昨年(2023年)、私は第19回Mt.富士ヒルクライムに初めて参加しやした。

2023年に参加した時のロードバイク。ホイールはゾンダ。

GIANT DEFY1 2010年モデル(Fullアルミ) 105 10速 リムブレーキにて、
1回の試走を経て本番当日を迎え、
当日は一合目到達を待たずして、脚が攣(つ)ってしまい無念の休憩。
その後は何度かの「足つき・脚攣りまくり」を経て、
満身創痍でなんとかかんとか五合目ゴールまではたどり着いた、、、
という散々たる結果でござんした。

昨年参加したタイミングで、
既に上記とは別の、NEW ロードバイクをGetしてはいたものの
富士ヒル初参加でまだ勝手がわからなかったことと、
まだ新車だった上にホイールも鉄下駄ホイール(前後で2kg)
しか持っていなかったこともあり、
2023年はNew ロードバイクでの参加は見送った、
という経緯があった。

2024年の第20回Mt.富士ヒルクライム では、
ようやく、新しい方のロードバイクを使用してみるつもりのため、
一度、輪行を含めて試走してみることは有用なのではないか
と思ったのだった。

NEW ロードバイク。TREK Emonda ALR5 2023 11速

(2)2024年初参加のロードバイク友さんをアテンドしたい

ロード友さん(便宜上、以降はAさんと表記)が、
今年富士ヒル初参加とのこと。

「参加するのであれば、
 一度は試走しておくと良いっすよねぇ」

なんて感じで以前、話に挙がり
ご本人も「一度試走をしておきたい」とのことだったので、
高速バスでの輪行や、向こうに着いてから
富士北麓公園~富士スバルラインまで、
等なら
簡単ではありますが、伝えられることがありそうだったので、
試走に行くなら是非一緒に!
と、あいなったわけでございやす。


(3)薄着のウェアで大丈夫か確認したい

ジャージ違い

昨年は、寒さに若干ビビり、
上は長袖インナーの上から半袖ジャージ、
下はビブにレッグウォーマー

という、
やや寒さに対応した服装でトライしたのですが、
動きやすさの観点から、
少なくとも、2024年はレッグウォーマーなし
行けたら行きたいと思い、試走で試してみることに。

まぁ天気によっても違うんだろうけれど。
ちなみに試走時の服装は、

・夏用インナー(mont-bellのジオライン)
・長袖メリノジャージ(DHB)
・夏用ビブ(DHB)
・ショートソックス(Santic)
・ハーフシューズカバー(ROCKBROS)
・春夏用グローブ(謎メーカーの安いヤツ)

という服装でした。
本当は上のジャージも半袖にしたかったんですが、
ちょっとビビリな自分が出てしまいました。


試走準備

(1)古タイヤ運用中・・・

Emonda ALR5を購入してから、しばらくの間は
購入時についてきたタイヤ(Bontrager R1 28c)
を使用していたのだが、
ホイールはすぐに購入できないにしても、
タイヤくらいは交換したいと思い、
早々に、家に転がっていた古タイヤ(Continental GP5000 25c)
に交換していた。
ちなみに交換したタイヤはといえば、

サイドウォールが薄くなってきたような?
サイドウォールがちょっと傷入っているような?

みたいな状態で、
過去にわりとサクッと交換してから、
捨てずに放置していたGP5000があったので、
急に貧乏根性を出して、ゴム用ボンドで強化補修の上、
再度、Emonda用のタイヤとして、再度実戦投入していた。
せにょ再生工場よ。
(いや、ただただケチなだけ)

だがしかし。
ボクたかし。

サイドウォールは、ゴム用ボンド(というか、セメダイン スーパーX)
の補強でなんとかなっていたものの
ついに、

サイドウォール以外まで死に出した

トレッド面まで剥がれてくるという
かなり、おビックリ!な箇所が出始めて
「流石にアータ、それはまずいっしょ。」
と。
それでも、しばらくは
「まだあんのかよ!?」
という、別の古タイヤ(GP 5000)に交換して乗っていたんですが、
そもそも購入からそこそこ時期経っているし、
流石に富士ヒル試走ではまずいと思い、交換することに。

余談ですが、
数年前、海外通販でGP5000(クリンチャー 25c)が
1本4000~4500円で買えた頃がありまして、
その時に4本ばかしまとめて買っていたからなんですよねぇ。
あの頃の価格はいったいなんだったんだろう、、、


(2)NEWホイールのリムテープが2カ月でアウチ

約1年間、初期装備の
鉄下駄ホイールと呼んでもよいであろう
前後で2kgジャストあったホイール運用を続けていましたが、
そのまま富士ヒルにトライする勇気はなく、
あれこれ悩み、お財布とも相談して、
結局、カーボンホイールは諦め、
アルミリムの手組ホイールを購入。

フレームに続いて、ホイールまでまたアルミという
どんだけアルミ好きやねん状態に。

リムハイト21mm。購入時重量、リムテープ込み、前後で1473g

そのホイールが手元に届いたのが3月頭。
リム打ちパンクするのが嫌すぎて(経験ないけど)
相変わらずの高圧運用。
どうしても、25c GP5000 タイヤの規定一杯に入れてしまい
常に8~8.5Bar(116~123PSIあたり)という
クレイジー運用をしていた結果、、、

ニップルホール痕がくっきり

これよ。

リムブレーキのロードでは、
(ニップルホールが無い)ZONDAを使用していたから
気にしていなかったけれど
やっぱり高圧運用は、せめて乗らない時は
空気圧下げとかないとダメなんだなぁ、、、
と思ったものの後の祭り。
祭二郎。
冠二郎。
と。

いや、もしかしたら、これって通常?
こんくらいニップルホール痕ガッツリ凹むもの?
ネットで調べたら、要交換状態っぽかったんですが、
うーむ。

と、すっかりやらかしてしまった感があり、
チューブレステープの強度って、こんなものなのか、、、
と知った2024年春。
まぁ、チューブレスレディ運用のためのテープだもんなぁ。


(3)重量増覚悟でチューブレステープの上からリムフラップ

私自身のダイエットも多少したし、
流石にもう8.5barは入れないつもりですが、
念のためにチューブレステープを一重とプラスアルファだけ貼って
その上から、リムテープ(リムフラップ)を装着することに。

パナのチューブレステープとシュワルベのリムフラップ

どうでもいいけど、
このリムフラップ、22-622だけ、なんで29インチ用表記なんだろう。
Amazonさんも、700cとも記載しておいてくれーい!

さて、前のテープを剥がして、
粘着の残りをセコセコと取り、
なんとなく脱脂して、
早速、チューブレステープを貼る。
これはこの後入れるリムフラップが、
もしズレちゃった時の保険の意味合いが強いデス。
(根拠はまったく無し)

横幅が合ってれば、素人でも何となくで貼れました

そんで、おもむろに
その上から重量増覚悟で、シュワルベの
ハイプレッシャーリムテープをベロン!

リムフラップは楽でいいですなー

そのうち、
ニップルホールを塞ぐ、ベロプラグみたいなの導入したいですが
まだ売っているのだろうか、、、
ドウシルは、アルミリムNGらしいし。。。
うーむ。

リムフラップも含めたホイール重量は、
普通に測り忘れました。(汗)


(4)NEWタイヤとチューブ

巷で噂に聞くアジリスト ファスト

タイヤ、私もようやく時代に追いつき28c運用に。
そして、チョイスしたタイヤはSNS等で噂に聞く、

Panaracer の AGILEST FAST 28c 250g

をば。
GP5000 25cの215gからの35g重量増
リムフラップでも片方で20gちょい増えてるはず。
ホイール外周部の重量は、影響が大きそうなので、
仕方なくチューブを普通のブチルチューブから
軽量ブチルチューブにして相殺。
(出来てんのか!?)

念のため、TPUチューブも買ったので、
本番はTPUでいくかも知れナイッス。

ロゴ位置が被った。。。

タイヤの回転方向指定が、探しても見つからなかったので、
多分無いのだろう、、、
と信じ装着しました。


行きはALL電車輪行

(1)高速バスの予約に失敗

試走予定日は、Aさんとお互いに行けそうな平日を
ざっくりといくつかピックアップ。
お天気仕事の状況
更には富士スバルラインの営業状況を鑑みつつ、
数日前にようやく決定。

昨年は直前に思い立ってから予約しても、
バスタ新宿発で、朝8時台の高速バスが予約出来ていたので、
今年もそんなもんだろうと、たかをくくっていたら、アウチ。

昨今の外国人観光客の多さを失念していた。。。

数日前にチェックしたら
朝のバスは軒並み満席。
空いている一番早いバスでも10:25頃発のやつだった。
これだと富士急ハイランドバス停到着がお昼頃になってしまう。。。
うーむ。
微妙。

相談して、
平日だけれど、始発に乗れば
「都心の通勤時間帯はかいくぐれるのではないか」
ということで
始発で、行きはALL電車輪行で行くことに決定。

ちなみに帰りについては、
夕方以降の遅い時間帯でなければ、
まだ高速バスの予約が出来たので、
前日のうちに高速バスを予約した。
(帰宅については、当日臨機応変に動くために
 今回は現地解散で、それぞれのタイミングで帰宅しましょう
 ということになった)


(2)寝坊せずに始発に乗れた

前日は夜まで仕事だったので、
結局寝たのは夜の23時頃。
起きたのは3時頃。
まぁ、そうなりますわな。

起きてから、しつこいくらいにトイレに行き、
早朝、外に出たら普通に寒い。
昼は暖かくなるのはわかっていても、早朝の寒さをなめてました。
駅で輪行パッキング。
無事、始発に間に合った。

始発だけれど、
なるべく、端っこの車両に乗った方が良いんだろうな、、、
と思い、
乗った車両が大ハズレ。

本当にこれ始発電車かよ!?

というくらい人が増えていく。
「やっちまった」
気がついた時には、時既に遅し。
ボクたかし。

皆様さーせん、
と思いながら、とにかく少しでも迷惑レベルを下げようと
身体を自転車に寄せてスペースを空ける。

そんな状況は、途中駅であっさり解消された。
皆、途中駅での乗り換え目的の人たちだったようで、
その人たちがこの車両に一挙集中していたように思われた。
うむむむむ。
ひとつ、勉強になりました。

その後は、
先ほどの混雑は何だったんだ?
というレベルのガラガラ度をキープしたままであった。


(3)新宿で突然の腹痛

平日の早朝のJR新宿駅。
あと数分で乗車予定の電車が来る
というその時、ウェーブは突然やってきた。

うむむ。
これはヤバイ。

先述したが、出がけにしつこいくらいにトイレにいき、
普通にお通じもあった。
今日は、それでお終いだと思って安心していたのだが、、、
朝の冷えのせいだろうか。

背に腹は代えられない。
大変申し訳ない気持ちの中、
Aさんにお願いして、私はトイレに。
(うわーん!)
私のせいで、朝から予定が変わりバタバタ。

不慣れな平日早朝の電車輪行
1つ予定が狂うと
乗り継ぎや混雑状況が全然読めなくなってしまう。。。

Aさんには無理言って、
待ってもらうより、予定の電車で先行してもらうことに。
有難いことに、優しい言葉をかけて頂きました。
(感謝しかない・・・)

慌ててトイレへ。
ああ、なんだかなぁ、、、
(本当、スミマセンでした)


(4)大月駅にて大急ぎで合流

その後、中央特快で追いかけ、乗り換え、
すったもんだの末、Aさんに遅れること数分。
大月駅で合流のチャンス。
ただし、富士急行線への乗り換え時間はたったの「5分」

この乗り換えに失敗しなければ、
ここでようやくオンスケジュールに戻せる
運良くエレベーターが空いていたので使わせてもらい、
ここで、なんとかAさんと合流。
陳謝、、、

ほどなくして電車は発車。
富士急行線には初めて乗ったのだけれど、
乗務員さんが出たり入ったり、
はたまた、到着駅ではホームに降りて
検札したりと大忙しでした。

そんなこともあり、
運転席への出入り口、
はたまた、動線を自転車で塞がないよう注意が必要。
またひとつ勉強になりやした。

富士急行線の車内から眺める富士山

途中、車内アナウンスで、
「富士山が良く見えるスポットを通りますよー」
的なアナウンスがあり、
電車の速度も一時的にかなりゆっくり目に。

観光対応していて、
この路線を常用している地元の人以外にとっては、
とてもありがたいサービスだと思った。

ズームしてもう一枚パシャリ

朝からすったもんだありつつ、
自宅を出てから約3~4時間、
立っている時間がほとんどでしたが、
なんとか富士山駅へ到着〜!

富士山をバックにパシャリ

輪行袋はmont-bell
横型、コンパクトリンコウバッグ

TIOGAのホイールバッグ(2本入るやつ)
が安定して楽チン。
ちょっとした移動なら、
肩紐で担(かつ)がなくても、
輪行袋に手を突っ込んで
フレーム持って持ち運べたりシマス。

サクッと組み立て開始!

今日は試走なので
下山用荷物(寒さ対策のウェア)を持参して登る必要があるため、
大きめのサドルバッグ 、

横揺れ防止のためのスタビライザー
装備。
試走に向けて、組み立てと着替えを済ます。

試走時に不要なものは、
富士山駅前のコインロッカーに預け、ようやく準備完了。

わりと奥行きがあるロッカーで400円でした

昨年の富士ヒル当日は、
コインロッカー内に計測用のチップ(タグ)を忘れて取りに戻るという
大チョンボをやっているだけに、

「忘れ物は無いよな!?」

と自分自身に確認しつつ、400円を投入。
まぁ、自分自身がわかっていないから、忘れ物するわけなんですけれど。


いざ試走

(1)まずはコンビニで補給

まずはセブンイレブンに立ち寄る

朝から何も食べていなかったので、
コンビニで、おにぎり1個にサンドイッチ1個
そしてアクエリアスを購入。
食べ物はその場で全部食べた。
アクエリアスは一度ボトルに全部うつし、
おにぎりとか食べながら、
ちょろっと飲んだ。

なので試走時に持参した水分は
アクエリアス、約350ml〜400mlくらい
だったと思われマス。

富士山駅から富士北麓公園までは、わりとシンプル

平成通りから昭和大学通りへと直進で進む。
平成から昭和へ逆行か。
その先は大正、明治、華のお江戸か。

平成通りで、
富士急行線をアンダーパスした後は、ただただ登り
もうヒルクライム前哨戦スタート。

ひとまず、
富士ヒルの受付会場 & スタート集合地点
となる
富士北麓公園をAさんに紹介せねばと、
富士北麓公園を目指す。

既にひたすら登り基調のため、
Aさんに断って、
脚になるべく負荷がかからないように
ただただスローペースで登る。

「あのカーブを曲がったら、
   左手に公園の入り口が見えるハズです!」

シーン。
ただの森。

「今度こそ、次のカーブを曲がったら!」

シーン。
なんかコテージ的な所。

といった感じで、
何度か「そろそろ公園が見えますんで詐欺」をやらかした後、
ようやく、左手に富士北麓公園の駐車場入り口が見えてきた。
ああ、良かった。

「富士ヒル当日はこの駐車場がスタート地点です。
 奥の方にサイクルラックが沢山用意されます。
 トイレは長蛇の列になるみたいです。
 今日は、このもうちょい先にある入り口から公園に入ります!」

と、
また「この先に別の入り口あるアルヨ詐欺」
をはたらくかと思いましたが、
今度はちゃんとありました。

トイレに寄りつつ、
今までもひたすら登ってきたので、
ここでしばし休憩して脚を休める。

10分くらい休憩しただろうか。
約3.5kmほど、既に登ってきたため、
正直なところ
既にお腹いっぱいな感じがあり、
料金所を越えたら、
私に構わず先行っちゃってください
とお願いしておく。
(お互いのペースが分かれた時は、
 それぞれのペースで登るということになりました)


(2)試走スタート

富士北麓公園を出発前に、
念のため、サイコンのオートポーズ機能をOFFに。
一応、途中足つき休憩することも考えて、
通しでタイム計測してみることに。

そして、料金所近辺まで移動開始。
料金所手前の、富士ヒル当日と同じ
計測開始地点でサイコンをスタート。

「料金所手前で、よくみんな写真撮ってますよね~!
 我々も撮りますか~!」

なんつって話して、
写真を撮っていたら、早くもサイコンを一時停止するのを忘れ
うーむ。
私はそういうヤツなんです。
(いくら「通しで計測」っていっても、
 この最初の写真撮影と、料金支払い時くらいは
 計測STOPするつもりだったんスよね)

料金所をバックに。ちょっと遠かった

料金所で料金を支払い、出発しようとした際に、
またもや、舌の根も乾かぬうちに
その間サイコンをストップしていないことに気付く。
私は本日、何回こういうのをやるのだろう、、、

料金所をスタートして、
早速登る。ずっと登る。ああ登る。
だってヒルクライムだもの。

平日の昼間とあって、
時折、後方から観光バスや自動車が追い抜いて行くが、
頻度はそこまで多くなく、この日、
富士スバルラインはややすいていたのだと思う。

ああ、絶景かな

私はいつものように、
ブラケット位置にミラーを着けていたため、
登り下りの行程全体を通して、
わりと早めに後方からの自動車接近に気付けており、
特に安心感があった。


とはいえ、道路の左側には
木の枝などが、わりと落ちているところも沢山あったので、
そういったものには気を付けながら
追い越してもらわないといけなかったように思う。

斜度どのくらいだろう

昨年の本番は、
1合目到達前に、
脚がピキーン!ときて、撃沈しましたが、
今日は、身体は既に疲れている感じはあったが、
脚はまだ大丈夫そうだった。

とはいえ、
平均速度にすると12km/h〜13km/h程度。
ブロンズタイムを狙うとなると
単純平均だと16km/hはアベレージ叩き出さないといけない。

「もっと踏めるようにならないとダメなんだなぁ」

そう思いつつも
現時点でそんなパワーもないので、
とりあえずこのペースで頑張るしかない。

気がつけば、自分のことに必死で、
既に、Aさんとはそれぞれのペースで登っていたのだった。

ーーー 後編に続く ーーー



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