2024年富士ヒル DNF雑記(9)
◆いざ出発
(1)起床~朝食
前日なんだかんだで遅くなり
結局、23:00頃就寝し、
当日、04:00頃に目覚めた。
「少し早かったかなー?」
とも思ったが、
朝食もとりたいし、
時間が無くて焦るよりは良いかなと。
起きてからまずしたのは、入浴。
身体がそこそこ冷えていたのもあり、
寝ぼけ眼で夜中でも、
そして、早朝でも入れる大浴場へ。
(ありがたい)
大浴場へと向かう廊下で、
既に、出発しようかという参加者さんを見かける。
さすがに走れる皆さんは、朝が早い。
大浴場へ着くとお一人がお風呂から出るところだった。
きっと富士ヒルの参加者さんであろう。
こんな時間に入浴している人は、
富士ヒル参加者さん以外にいるまい。
誰もいなくなった脱衣所をパシャリ。
一人、貸し切り状態となった大浴場の湯船につかる。
「ふぅ~
あたたまる~ぅ」
体の芯からあたたまる感じ。
富士ヒル出発前に、湯船で入浴。
これはかなり良かったように思う。
(まぁ外に出てしばらくすると冷えちゃうんだろうけどね)
04:45頃、朝食を食す。
メニューはもちろん、
これよ。
またもや牛丼
どんだけ~。
前日、そこそこ残しておいた感はある。
そして朝、残りを完食。
これでカーボ摂取は完了だろう。
(食事の時間とか全然逆算していないけど)
本当は、ここのホテルは、
朝食バイキングがついてくるらしいのだが、
それを食べていたら、出走に間に合わないので、
最初からあきらめ。
残念。
あとは気になるお天気は、、、
「お!PIZZA。」
じゃなくて、天気。
路面はウェットだが、雨はパラついていない。
マジでか。
本当かよ。
てっきり雨だと思っていたから。
ザーザー降ってなければ、
それだけでありがたい。
食後、しばらくボーっとする。
次なる目下の課題は、
トイレに行って出すものをしっかり出しておくこと。
試走の時もやらかしてしまったが、
旅行でも、何でも
肝心なところで、
トイレに行きたくなってしまうタチなのだが、
なるべくその確率を下げたい。
私は普段から快便な人なのだが、
「さっきも行ったじゃん!」
という感じで、
また行きたくなってしまうことがあるから、
本当に困る。
スタート会場のトイレは「小」でも長蛇の列になるというから、
「大」なんて、トイレに並んでいたら、
もはや予定時間通りにスタートできないのではないか。
そんなこんなでトイレに行き、ひとまず通じはあった。
(ほっ)
昨年のカプセルホテルと比較すると、
トイレも行きたい時に、何度でも行けて、
ああ、富士ヒルでは特に、
ホテルの一人部屋宿泊、
お財布は痛いけど悪くないかも。
(2)出発準備
さあ、いよいよ私も本番モードへ。
今年は、レッグウォーマーはしないと決めたので
代わりに購入しておいた、
を塗りたくる。
入浴によって既にある程度温まっているところに、
アップオイルでじんわりきている(気がする)
その上からレインジェルを塗る。
「要はワセリンなのよね?」
と思いながらも、
きっとプラスアルファの効能があるはずだ、
と言い聞かせて塗り塗り。
メンタル的にもアップしていく。
そう、まだやる気はあるのだ。
携行する物については、
1gでも軽くするために、
パンク修理キット等も切り捨てて、
「携行道具無し」にしようかなとも考えたが、
やる気とは裏腹に、
実際のところは、今の実力的に、
「ブロンズ取れるか取れないかの、
ギリギリのところ」
でもないので、
せめてパンクした時の対処できるくらいの物は携行することにした。
中身はこんな感じ。
こうして振り返ってまじまじと見ると、
スペアチューブを1個しか持っていない。。。
前後共にTPUチューブにしてたから、
前後共にパンクしたらアウチだったかも(?)、、、
と思った。
いや、TPUチューブは、イージーパッチ系が使えるというのを
どこかで見かけたことがあるような、ないような、、、
ちなみに、
バックポケットに入れていたものはこんな感じ。
左上に見えるのは、
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という、
即効性のある漢方。
コムレケアゼリーも中身は芍薬甘草湯だと思われる。
定番サプリ(?)の2RUNと、固形のブドウ糖。
小さな袋入りの飴に、
前日、EXPO会場で購入したエナジージェル、
つったところにすり込むマグネシウムのローションに
ティッシュ、という感じ。
これに、小さなタオルハンカチと、
スマホを携行していった。
06:35 部屋から出動。
忘れずに、計測タグを左足首に付け、
部屋を後にする。
7時前の、朝早くとあって廊下は静かだった。
同じフロアでも、
もっと富士ヒル参加者さんがウロウロしていると思ったのだが、
思ったよりそんなことはなかった。
きっと、昨年と同様に、
このくらいの時間は既に遅く、
皆さんはもう、
あらかた出発した後なのかも知れない。
◆昨年の同じような時間帯の様子
スタート会場の富士北麓公園には、
それぞれ、
「自分のスタート時間帯に合わせて
会場入りしてちょんまげ!」
とのことだったので、
身体も冷やしたくないので、
「ある意味きちんと」そこそこギリギリを狙って
到着するつもりだったのだが、
うーむ。
ちょっと攻めすぎたか?
これでは若干出遅れて
バタバタした昨年と同じではないだろうか、、、
エレベーターを静かに降りて、
ホテルの入口を出ると、
準備中のサイクリストさんがチラホラいらっしゃった。
「おはようございまーす」
皆さん、富士ヒルに参加される同志。
当たり前のように皆さん挨拶をしてくれるし、
こちらも挨拶をした。
お隣で準備されていた方は、
同じ第5スタートのことで、
心配な天気の話などをして、
「お互い頑張りましょう!」
と激励し合った。
一人じゃない。
そう、みんな一緒に同じ五合目のゴールを目指す同志なのだ。
さてさて。
のんびりもしていられない。
とはいえ、組み立てはなんてことはない、
10分ちょいもあればいける。
普段からホイールを外して自宅保管しているので、
ライド前の一連の組み立て作業は、いつも通り。
そう至極「いつも通りの作業」であった。
出発直前に、
ブラケット右側上部あたりに
ミラーを固定するために着けている、
「ジョイント金具」
を、このタイミングで取り外した。
その理由は、
「ガラス製ミラーは使用不可なため」
であったが、
ジョイント金具自体は別につけっぱなしにしても本当は良かった。
このジョイント金具は、
ブラケット部分にブッ挿してセットするため、
ほんの数mmだけ握りの厚みが増してしまう。
普段は気にならないが、
この日だけは、取り外すことにした。
固定しているビニールテープをチョキチョキして、
金具を引っぺがす。
ように思う。
(3)一旦、バス停ロッカーへ
身体をなるべく冷やさないためにも、
念のため、
上だけは自転車用のレインウェアを羽織っていくことにした。
結構前に買った気がするが、
なんだかんだで、初めて使用した。
まあ、普段は雨が降りそうな日はまずライドしないしね。
お隣で準備されていた方に、
先に出発する旨、軽く挨拶をして、
一晩お世話になったホテルを後にした。
ひとまず目指すは、
昨日も合わせて、三度訪れる、
富士急ハイランド 高速バス停
のコインロッカーである。
シマノの今は廃盤となってしまった
23リットルのリュック(t-23)
1つでは入りきらなかった荷物は、
仕方がないので、
ダイソーで300円で買った、
リュックみたいに背負える、
ナイロンのトートバッグに詰め、
お腹側に無理矢理ぶら下げて走った。(汗)
バス停まで走ってみて、
レインジェルなどの効果の程は!?
ん?
ポカポカ!
やったぜ父ちゃん!
か?
ん?
やっぱり寒いような、、、
うーむ。
まだよくわからなかった。。
バス停に向かう朝の道は空いていて、
富士ヒルスタート会場へ向かう人を沢山見かけた。
本当サイクリストだらけ。(当然か)
地元の方は毎年の光景なのだろうが、
たまたま通りがかった旅行者の人が居たら
「富士吉田市は、
なんてサイクリストだらけの街なんだ」
・・・とは、
思わないか。
みんなゼッケン着けてるもんね。
今日は何かあるんだなー
こりゃヤバい日にきちゃったな
って思うか。
うひょひょ。
無事、富士急ハイランドバス停に到着。
なんかちょっと太ももあたりが
寒い気がしたので、
ここで再度、レインジェルをおかわり。
コインロッカー前で、ジェルを塗り塗り。
はたから見たら、そこそこの
やる気アリ男である。
さあ、行くぞ。
いよいよ、最後の儀式。
ということで、
昨年失敗した反省を活かし
最終確認し、
ロッカーに100円硬貨を4枚流し込んだ。
「ガチャリ。」
硬貨が落ちた。
さあ、あとは前を向くだけだ。
次に戻ってくる時は、
結果がどうであれ、笑顔で戻ってこよう。
駄目でもともと。
思いっきり出しきって、ボロボロになって、
それで笑顔で帰ってこよう。
と、昨年と同じことを思っていたとか、
いないとか。
(どっちやねん)
上も半袖ジャージで走ろうと思っていたため、
レインウェアをロッカーに置いて行くか迷った。
出来れば直前までは着ていたいが、、、
普段であれば、
「そんなの、出走直前になったら、
バックポケットに突っ込んじゃえばいいじゃん」
と思ったりするんだが、
昨晩、バックポケットの上から、
ゼッケンを両面テープでベタベタに
貼ってしまったせいで
バックポケットが全然伸びてくれない。
がちょーん。
ここへきてそんな罠があったとは。
(自ら仕掛けたの罠だけどね)
ま、
バックポケットに入らないまでも
サイクルジャージの内側
腰ら辺に入れておけば同じじゃね?
と思い直し、
レインウェアはそのまま着て行く事にした。
さあ、
あとは昨日も通った道を通って行くだけ。
気がつけば時刻は07:10頃になっていた。
ちなみに第五スタートの出走予定時刻は、
07:40〜08:10の間となっている。
ぎゃふん!
これじゃ、昨年となんら変わんねぇな
こりゃ。
そう思いつつも
内心ではそこまで焦っていなかった。
「08:10までにスタートすればイイヨ。
ダイチョブ。ダイチョブ。」
そう、私のマインドB氏が囁く。
さらに、
向かう途中で
この期に及んでコンビニへ寄り道した。
どうだ。
初参加じゃないと、
こんな余裕が生まれるのさ。
(アホウなだけ)
そんで、
コンビニで何を買ったかと言うと
「飴ちゃん」
これよ。
唯一、前日までに買い漏らした物。
それは、
なんと「飴」であった。
キャンディね。
キャンデー。
普段のライドでもそうなんですが、
飴を舐めていると、
口の中の渇きが誤魔化せる。
(気がする)
決して、
「給水しなくても良くなる」
ではないのでそこんとこヨロシク哀愁。
あくまで、
口の中や喉が、
乾燥してパリパリになるのを
結構防げると、個人的には感じていて、
何の根拠もないが、
短時間勝負であれば、
給水の回数も、いつもより減らせて良いんじゃないかな?
と思っている。
それだけ、
飴ちゃんはバカにできないなと。
いつもは余計にポッケに突っ込んでいるくせに、
この日に限って持ってくるの忘れまして。
前日のスーパーでも買わずに、
夜寝る前に
「あ。忘れたわ。」
という感じで思い出しましてね。
そんで朝のコンビニ寄り道よ。
(話が長い)
困ったことに、飴ってだいたい袋入りじゃない?
大袋のやつを買ったら逆に多すぎて、
スタート会場で
「飴を配る謎のオッサン」
をやる羽目になるし、
適量はないものか、、、
ある!
今の時代、なんでもありまんな。
「ちょこっとだけ食べたいんよ。
わしゃぁ。」
というニーズがあるんだね。
普段は気にもしていないので
目にもとまっていなかったけど、
一つの小さなジップつきの袋に
飴玉が数個入っているやつが。
それよそれ。
ありがたや。
無事、飴を買い、
ついでに、コンビニで最後のトイレを済ましておこうと、
レジで店員さんに
「トイレをお借りしたい旨」を伝えたものの
トイレの前に行くと既にどなたかが入っており、
更に、もうお一人が
かなりヤバそうな感じで待っていたので、
更に後続からプレッシャーをかけるような真似はしたくないと思い、
逃げるようにその場を後にした。
仕方ない。
一応、会場に着いたら、
「小だし、トイレに行ってからスタートしたろ」
と、
一路、富士北麓公園を目指す。
昭和大学通りに入ると、
登り基調となるのだが、
もう、富士ヒルの参加者さんだらけ。
なるべくスタート前に脚を使わないよう、
まわりの皆さんと歩調を、、、
もとい、ペダル調を合わせつつ
ゆっくりゆっくりと会場を目指した。
隙間なく、人が列をなしているので、
一度追い抜こうとすると、
なかなか左側に入れずに、
ひたすら速いペースで進んでいくことになるため、
皆、全体の流れに乗って、
ゆっくりゆっくり会場を目指していたように思う。
そんなこんなで、
ようやく、スタート会場である富士北麓公園に着いた!
サイコンの時刻を見ると・・・
だったー。
第五スタート、
私の出走予定時刻は07:40〜08:10。
あと2分でスタート可能。
行けるぜ父ちゃん!
さあ、どうする?
行っちゃうか!?
このまま行っちゃうかーーー!?
(わかりきった前振りのまま、続く)
ーーーつづくーーー
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