2024年富士ヒル DNF雑記(10)
◆スタート!
(1)会場着
前回、もったいつけた続きです。
第5スタートである、私の出走予定時刻は07:40〜08:10。
そして、会場に到着したのは07:38。
(もしかして結局、昨年よりも到着遅いんじゃ?)
半分ウォームアップも兼ね、
(といっても、個人的には疲れるイメージの方が強いが)
クルクルとペダルを回しながら約3kmちょい登ってきて、
富士北麓公園に着いたら、あら不思議。
そう、
「アータ、別にスタートしちゃってもええんよ?」
と言われているようで、一瞬だけ血が騒ぐ。
「やらいでか!」
なんて。
血が騒いだのは「一瞬」だけで、
お察しの通り、到着後、
普通にのほほんと歩いていた。
「だって、トイレに行っときたいじゃん?」
先ほど、コンビニで、
ピンチの人にプレッシャーをかけないように
さらっとトイレ前から移動してきたわけで。
その後、富士北麓公園までの道のりで、
さらにトイレに行っときたい気持ちが増したような。
と、いうわけで、
長蛇の列を見て昨年は「秒で諦めた」出走前のトイレ、
今年は、並んででも行っておくことにした。
公園入口から入って近くの仮設トイレには、
やはり長蛇の列が出来ていた。
「結構並んでるなぁ。。。
そして進みもそんなに良くないなぁ。」
困ったな。
並んだはいいけれど、
結局タイムアップを迎えてしまい、
トイレに行けずに出走することになりそうで怖い。
奥の方の仮設トイレを見てみると、
あちらも並んではいるものの、
「手前よりは幾分かマシのように見えた」
ので、
とはよく言ったものだ。(たまたまだけど)
と、奥の方に向かってみた。
すると、確かに幾分かマシだった。
おいぇ。おいぇ。
そうして、吹きっさらしの「小」の仮設トイレの方に
今、並ぼうとしたその時だった。
と、どなたかが会話している声が聞こえてきた。
ん?
なんだなんだ?
と耳をダンボにしていると、
「奥の常設のトイレの方、すいてますよ~」
と。
天の声や。
神の声や。
既に並んでいた人はどうしたものかと迷っただろうが、
今、丁度列に並ばんとしていた私には、
失うものは何もない。
天の声を信じて、常設のトイレへ向かってみると情報の通り!
ありがたや。
ありがたや!
ナンマンダブ。
ナンマンダブ。
その後、しばらく写真などをとりつつ
ゆっくりと自分の自転車の所に戻った際、
入り口付近の仮設トイレに並んでいる人に、
「常設トイレは空いてましたよ」
と伝えたかったのだが、
わりと場所が離れていることもあり、
「もし状況が変わっていたらどうしよう、、、」
とビビッてしまい、
情報のおすそ分け出来ずじまい。
(かたじけない)
(2)スタート!
さて。
出すものも出して、
後は出走するだけとなり、
いよいよ、気持ちはスタートへ。
今年から第3~第7スタートの「各スタート」の中で、
更に8つの「ウェーブ」に細分化されて、
ちょっとずつ、時間ズラしてスタートするらしい。
んんん?
第7スタートまであって、
その中で更にウェーブ!?
ややこしや~
あ、ややこしや。
放送からして、
続々と第5スタートの人たちが出発していってる感じがする。
それに加えて、
整理担当のスタッフの人が、
「第五スタートの人は招集エリアへ~」
的なことを案内してくれていた気がする。
いつスタートしても良いように、
ここでようやく、着て来たレインウェア(上)を脱ぎ、
クルクルと折りたたんで、
サイクルジャージの腰あたり、内側にぶっこんだ。
バックポケットじゃなくても、
落ちてこなくて邪魔にならなければそれでOK。
その結果、
上は半袖、下は夏ビブ、レッグウォーマーなし。
グローブは夏用、指切りグローブ。
SPDシューズに、ハーフシューズカバー。
我ながら「格好だけは」傍から見ても
やる気ある感じに見えたと思う。
07:55頃、招集エリアでスタートの合図を待つ。
「やたらと人がいるな~」
と思ったら、
遠くに、ブロンズペーサーの方の風船が見えた。
そうか、そういうことか。
皆さん、ブロンズペーサーについていきたくて、
このウェーブの列にいるわけね、、、
たしかに、
「ブロンズペーサーについていく」
というのにも興味はあったが、
それよりも、自分のペースで走ってみたかったこともあり、
何より、混みあってる感じがしたので、
それよりも前のウェーブの列に並び直した。
間もなくして、
並んだウェーブに、スタートの合図が出た模様。
流れに乗って動き出す。
よし。
やってやるぞ。
昨年も経験しているので、緊張はない。
スタッフの人、応援の人、
ボランティアの人、
色々な人に見守られながら、富士北麓公園を後にしたのだった。
(3)パレードラン
富士北麓公園を出て、しばらくはパレードラン区間となる。
昨年は、ここで大渋滞につかまり、
それでも「止まらないで頑張ってください」
と言われ、
うまく対応出来なかった私は、
ここらへんで既に、ふくらはぎにいくらか
ダメージを食らったしまった感があったのだが、
今年は、昨年に比べれば渋滞していない感じがした。
ウェーブスタートの効果だろうか。
公園を出てすぐに、
かねてから予防のため、
会場に着いてから直前に飲もうと思っていた、
・2RUN
・芍薬甘草湯(即効性のある漢方)
の
どちらも飲み忘れていたことに気がついた。
迷ったが、
まだ歩道がある区間だったので、
まわりに注意しつつ、早々に歩道に退避させてもらう。
急ぎ、2RUNと芍薬甘草湯を口にする。
「大丈夫。これで大丈夫だ」
プラシーボ効果もあるかも知れないが、
実際に、
症状が出る前に飲んでも、予防効果があると聞く。
そして、
後方に注意しつつ、再スタートした。
路面も乾き始めていて、
混雑具合もそこそこ。
本チャンのスタート地点に向けて、
気持ちも上がっていく。
いよいよ胎内交差点を左折。
一気に空気感が変わり、
まわりの人たちも、
富士ヒルモードに切り替わったのを感じる。
体調もコンディションも悪くない。
「やれるだけ、やってやる。」
気合い充分のまま、
計測開始地点を通過。
同時にサイコンの計測もスタート。
始まった。
ついに始まった。
私の富士ヒル2024が。
ーーーつづくーーー
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