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光明泉(中目黒駅)

光明泉。初訪問。中目黒のおしゃれ銭湯サウナと聞いてきた。世田谷区豪徳寺から6㎞。ランニングで向かう。もう少し目黒川の池尻寄りかと想像してたけど違った。駅近。

岐阜の田舎出身の串谷。大学で関東に来て独り暮らしを始め、真っ先に向かったのが恵比寿代官山中目黒。裏原、ストリートファッションが流行っていた高校時代。雑誌smartやメンズノンノ、名古屋だとスパイマスターをくしゃくしゃになるまで読んで、小遣いを貯めて5000円のTシャツを買うために名古屋大須、栄、久屋大通りを彷徨い歩いた。東京にはその名古屋の何百倍も店があり、雑誌でみた服そのものが店頭に並んでいた。balanceweardesign、Supreme、サイラス、SOPHNET、あと、今はなきSCANNER。バイト代を握りしめて買い漁った。

話が脱線しかけた。元に戻そう。

そんな青春時代に歩き回った場所に光明泉があって、びっくり。今まで全く気付かなかった。
社会人になってから仕事でも何度か前を通ったことがあるはずなのに。

とはいえ、中目黒。苦手な街だ。どんどん苦手になる。坂元祐二脚本ドラマ『最高の離婚』の舞台のように、ちょっとしたサブカルと都会感を行き来する夫婦の街ではない。LDHが事務所とスクールを構えてから加速したという理解なのだが、アッパー系のイケイケ兄ちゃん姉ちゃんが多い印象。副都心線が東急東横線に乗り入れてから日本一オシャンな路線になって、もう手が付けられなくなった。

あぁ、また話が脱線した。サウナの話に戻そう。

770円ハンドタオル大小付き。シャンプーボディソープも買って入場。
サウナは19時半で2名待ちだった。すぐ呼ばれて入場。都会のコンパクトな浴場、壁画はアーティスティック。これは何?海からみた富士山?いやでも、富士山っぽくもないし、水面にも見えるし、雲海にも見える、そんな、青と白が入り乱れた壁画。
お風呂は42℃熱湯の緩めジェットとバイブラ湯。37℃の炭酸泉。水風呂はバイブラぶくぶく17℃キャパ2名。クリアな水質。2階の露天風呂も40℃ほどのバイブラ白湯。整い椅子2体。外気浴ができる。お客が若い。仕事辞めたての子が釣りが苦手だなんだらしゃべってる。外国の方もいれば、背中に花のアートが咲いてる人もいる。基本年齢層若めで人種はごった煮。これが中目黒か。

外から暴走族の『ヴォンヴォンヴォン!』って音が頻繁に聞こえると思ったら電車の音だった。高架横にあるのね、この銭湯。
サウナは86℃湿度ありテレビありキャパ6名。長く居れて蒸される。いいサウナ。

20時半。出るときに行列ができてた。靴箱も満杯なくらい、すげー繁盛してる。めちゃんこ凄いサウナではないものの、すべてが合格点を越えてるし、値段も通常で、なんといっても立地の良さが人を呼び寄せるのかな。東京だと表参道の清水湯か、中目黒の光明泉かって思うし、住宅街に通じてる副都心線は強いのかもしれない。

超都会の駅近の良質銭湯サウナ。ごちそうさまでした。
串谷は中目黒⇒明治神宮前⇒千代田線⇒小田急で帰りました。

地下鉄の風で髪を乾かすような、謎の都会人になってしまった。
あの、岐阜で鼻水垂らしてた串谷少年は、何を思うのだろう。

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