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\銭湯好きあつまれ!/住人が語る、「銭湯つきアパート」の魅力って?

みなさんは、高円寺に「銭湯つきアパート」があるのをご存知でしょうか?

銭湯つきアパートは「湯パートやまざき」という名前で、2022年に高円寺の銭湯・小杉湯と連携して誕生しました。
一見、街でよく見かけるような築50年の風呂なし木造アパートですが、家賃に銭湯券代が含まれており、シェアスペースでイベントなどを行うことで、住人たちは懐かしくも新しい暮らしを送っています。
オープン当初、SNSで住人を募集した所、3日間で約50名から問い合わせがありました。

そんな「湯パートやまざき」の立ち上げ初期の住人のふみと、2024年に引っ越したばかりのよねで、湯パートでの暮らしの魅力について語ります。

2022年2月~2024年2月まで住んでいたふみ(写真左)と、2024年3月~住み始めたよね(写真右)

銭湯が好きで通っている人、新しい繋がりが欲しい人、次の引っ越し先を探している人…
色々な人ににとって暮らし方の選択肢が増えたらいいな、という思いでnote記事を作成しました👏

興味が生まれた方は記事の最後のお申込みフォームからお気軽にご連絡ください😉


わたしたちが「湯パートやまざき」に住み始めたきっかけ。

●ふみ:
私が「湯パートやまざき」に住み始めたのは、銭湯ぐらしに関わりはじめたことがきっかけかな。
銭湯ぐらしは、銭湯を中心にまちづくりを行っていて、私が参加した時は高円寺の空き家と銭湯を連携させて活用する取組が始まるところだったんだよね。

その時に「良ければ空き家に住んでみない?」と声をかけられて。
地域と繋がる暮らしに関心があったし、何より銭湯に毎日通えるというのが魅力的で、誘われてから一週間で引っ越すことを決めた!笑

「湯パートやまざき」という名前をつけて、snsで住人募集を行ったりイベントの企画などをしながら二年間過ごして、今は第二弾の銭湯付きアパート「湯パートあらまき」に住んでいるよ~!

○よね:
ふみちゃんが「湯パートあらまき」に引っ越してすぐ、わたしがふみちゃんが住んでいた201号室にそのまま引っ越したんだよね!

湯パートやまざきのことを知ったのは、偶然参加した小杉湯となりのイベントがきっかけ。もともと銭湯が好きだったのもあるけど、湯パートやまざきの「街に開いた暮らし」というコンセプトに惹かれだんだよねー。

よねが入居した201号室
日当たりのいい2面採光がお気に入り

●ふみ:
どうして、「街に開いた暮らし」というコンセプトに惹かれたの?

○よね:
もともと兵庫県出身で就職をきっかけに2022年に上京したんだけど、地域に顔見知りがたくさんいる地元での暮らしと、会社と自宅に日常の人間関係が集約されがちな東京の暮らしにギャップを感じていて。東京でも、もっと地域と関わりながら暮らす方法はないかな〜って考えてだんだよね。

あとは、銭湯の存在が街で暮らす人たちにどんな影響を与えているのかにも興味があった!初めて小杉湯を訪れたとき、銭湯みたいな地域に開いた場所が、その街に暮らす人たちの愛着に繋がっているのかな〜と感じたんだよね。
実際に自分が「銭湯のある暮らし」を実践したら、高円寺という街にどんな感覚を持つんだろう?ということにも興味があって。そんな暮らしを実践してみたい!とおもって、すぐに引っ越しをきめたんだよね。

いつもきれいで気持ちのいい小杉湯のお風呂

わたしたちが思う、「銭湯のあるくらし」の魅力。

●ふみ:
やっぱり、日常的に人との繋がりを感じられるところは魅力的だな。
高円寺に引っ越してくる前は一人暮らしをしていたのだけど、まさにコロナの時期で。家で一人で過ごす時間が急に増えて、なんとなく気持ちが沈んでいたんだよね。

そういう少しブルーな気分をほぐすのに、銭湯ってちょうどいい居場所だと思う。
毎回知り合いにあったり、誰かとたくさんお話しをするということはないんだけど、幅広い世代の人たちの存在を感じながら大きな湯船に使ったり、常連さん同士の会話がちょっと耳に入ったり。「自分じゃない誰かの存在」を感じられることが、自分自身に立ち返るきっかけになってるんだよね。
そんな時間が、誰かと約束した特別な日だけじゃなくて、なんでもない日常の中にあることが魅力だな。

番台の人に「こんばんは」「おやすみなさい」と挨拶してもらえるのも小さな幸せ

○よね:
常連さん同士の会話がちょっと耳にはいってほっこりするの、わかるなぁ。

あとは、知り合いではなくても「よく見かけるあの人」という存在の人がたくさんいるよね。あえて話かけるわけじゃないけど、たまに遭遇して、「今日も元気そうでよかったな〜」っていう気持ちになったり、不思議な感覚!

あとは、銭湯にいる時間がPCやスマホと離れて、今日1日を振り返る時間になっていることも魅力だよね。ちょっと嫌なことがあった日も、疲れてどうしようもない日も、1日あったことを振り返って自分を褒めてあげる時間になってる。大きな湯船に浸かって目を閉じると、ちょっとしたことならすぐに「まあいっか」となるんだよね。お風呂でモヤモヤがさっぱり流れて、ポジティブになれる感覚がある。

わたしたちが思う、「湯パートのくらし」の魅力

●ふみ:
家だけでなくって街の中に居場所が増えたことで、暮らしの充実度が上がったな。

居場所の一つは湯パート。ただ過ごすだけでなく、みんなで能動的に「自分たちの暮らしを作っていく」という感覚で色々トライしていたな。
みんなで1階の共用部の本棚をつくったり、2階のバルコニーにペンキを塗ったり。

住人で黄色くバルコニーをぬったり
自分達で設計して、電動のこぎりで棚をDIY!


あとは銭湯
毎日銭湯に通うことで、ぼーっと自分を大切にする時間が増えたな~。

そして小杉湯となり
この場所でいろんな人に出会ったことで、自分の人生は大きく変わったと思う!

小杉湯のすぐ隣のシェアスペース「小杉湯となり」。

○よね:
街の中に居場所が増えた感覚、すごくわかる!湯パートならではの魅力だよね。

私は仕事でリモートワークも多いけど、毎日どこかで街との繋がりを感じられるところにすごく魅力を感じてるな。
湯パートで仕事をして、小杉湯となりでごはんをたべて、小杉湯でお風呂に入って...。たまに、お風呂上がりに小杉湯となりのイベントに参加したり、銭湯ぐらしのメンバーとゆるゆるお話することもあったり…

こんな風に日常の中に銭湯と、銭湯を中心にゆるくあつまる人間関係があることがとても居心地良いよね。

小杉湯となりで食べられるスタッフのあったかい手料理は、いつも大人気


●ふみ:

小杉湯となりで生まれるコミュニケーションって、銭湯の延長線上にある感じだよね。何かを相手に期待したり、期待されたりしなくて、お風呂上がりに休憩所になんとなく集まるようなゆるさがある。

だからこそ、いろんな属性の人がいても構えすぎず、心地のいいコミュニケーションがとれるのかな。
社会にでて働き出すと、友達と会う時も「この日にこの時間で、この場所でね!」と約束をしなくちゃならないことがほとんどだからこそ、特に約束もなく用事もないけど、日常で当たり前に顔を合わせることができる存在ってすごーく貴重だなと感じてる!

○よね:
日常の中で、当たり前に顔を合わせられる、「日常をシェアできるコミュニティ」って感じがするよね。
小杉湯となりのコミュニティって、日常に溶け込んでいるけど、いつもよりちょっと元気になるきっかけになったり、特別な気持ちにしてくれる。湯パートに引っ越して、街に開いた暮らしを実践したからこそ出会えた人がたくさんいるなぁ。

●ふみ:
銭湯に毎日入れることももちろん大きな魅力だけど、それだけにとどまらない出会いがあるのがの今の暮らしの魅力だよね。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
「銭湯つきアパート」や、「銭湯のある暮らし」の魅力について、少しでも多くの方にお伝えできていたら嬉しいです🌝
読んだくださったみなさんと、小杉湯や小杉湯となり、そして高円寺の街のどこかででお会いできることを楽しみにしています!

(文:よね・ふみ)

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普段は会員制のシェアスペースとなっていますが、喫茶店barとしてオープンしている時間はどなたでもご利用いただけます。
ぜひ銭湯上がりにふらっとお立ち寄りください🍵

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↓Barはこちら(毎週水曜、日曜の22:00~24:00)

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