見出し画像

#7鉄道にゆらゆら揺られて江の島。銭湯。歩いた後のビールが美味い。(富士見湯 藤沢)/町に出よう 銭湯浸かって 湯上りはしご酒

かつて、京浜急行線という名の有料道路があった地に今あるのは

前回、赤い電車に乗って訪れた「蒲田温泉」。その赤い電車を運営している会社が、その名も「京浜急行線」という日本で初めての有料道路を1950年から所有、運営をしていた。ちなみに、こちらの道路の1931年に供用が開始されており、道路運送法上による道路としては、日本初の有料道路とのことらしい。

今では、市道となった、かつての「京浜急行線」の上に重なる様に湘南モノレールが走っている。

画像7

なので、赤い電車に乗って訪れた「蒲田温泉」の記事を書いた時点で、湘南モノレールで江の島に向かい、江ノ電で藤沢の富士見湯に行く記事を書くことは決めていて、何度か足を運んだものの、記事にするのに少し時間がかかってしまった。

出来れば、湘南モノレール開業日(3月7日)に合わせて出したかったのが本音ではある。ちなみに、全線開通は、1971年7月2日であり、全線開通を起点とすると、今年は50周年の記念すべき年となる。

そして、調べる中でこの路線開発の中でも、時代の流れの中での企業間競争があったことを知った。開業までの詳しい経緯や歴史が詳しく書かれている記事のURLを貼らせていただくので、是非とも、そちらを読んだ上で、湘南モノレールに乗ってもらいたい。いつ乗ってもワクワクする湘南モノレールがいつも以上に楽しい乗り物になることに違いない。

湘南江の島から江ノ電江の島、そして腰越駅までを歩いてゆく

緑の電車と言って、多くの人は何線を思い出すのだろう。ある一定の年代以上で、東京で育った人にとっては、東横線が代表格の一つなのかもしれない。この何色の電車と言ったら、どの路線を思い浮かべるのか。に関しては、それぞれの生まれ故郷や育った時代によるところが多いだろう。

1987年(昭和62年)に神奈川県厚木市に生を受け、小学2年の時に初めて小田急江の島線に乗った時の藤沢駅でのスイッチバックに衝撃を受けた僕にとって、緑の電車といえば、それは江ノ電なのであった。

画像5

そんな思い入れの深い江ノ電の中でも、印象深い区間といえば、江の島〜腰越間であり、商店街の真ん中を走る列車の迫力は堪らなく、とても格好良く思えるのは今も変わらない。

そして、江ノ島駅から腰越駅に向かう最中にある。スーパーで缶ビールを買い、腰越駅そばのお肉屋さんでメンチを買ってから、再び、江ノ電江ノ島駅を目指す。江ノ島駅ホーム内にある待合所にてメンチと缶ビールを呑むこの時間が堪らない。

画像3

藤沢駅の名店ビルにて 古久家でお昼ご飯

生まれて初めて煙草を呑んだのが、今ではすっかりキレイになって煙草厳禁になってしまったスペースにあった名店ビルの喫煙所だった。浪人時代には、名店ビル内の有隣堂に行って参考書を眺めて、勉強をした気になっていた名店ビル。

そんな名店ビル地下一階にあるのが、古久家である。市内に何店舗かあり、それぞれの店舗で独自のメニューがあり、僕の推しメニューがあるのは、長後店である。

ただし、名店ビルの店舗に流れる昭和レトロな空気感の中で食べる、焼きそばは何物にも変え難い。これに合わせて、瓶ビールを呑みたい気持ちをググッと抑えて、これからの銭湯へと向けて準備を進める。

画像2

のんびりと銭湯まで向かう道のり 昔に思いを馳せて

名店ビルを後にし、藤沢街道を歩いて富士見湯までと向かう。銀座通りという名前や劇場通りなど、町の歴史を感じることができる通りを歩いている中で、昭和らしい玩具屋さんや町の写真屋さんが健在であることに、この町の多様性を感じると共に、この町の中だからこそ、銭湯が残っているのだろうと思えた。

画像6

超軟水が心地良い富士見湯はサウナから水風呂の導線も最高だった

画像1

まずは、番台でサウナも利用することを伝え、リストバンドとサウナ内で使用するタオルを受け取る。カランで身体を流すと、肌に染み渡り、しっとりとしてくることを実感する。

身体を流した後には、寝湯で下茹で。その後に、サウナへと向かう。先客がタオル交換をしてくださっており、素晴らしい環境でサウナを始めることが出来た。遠赤外線サウナでBGMもなく、静かに流れる時間を過ごすことも時には必要だなと思うことができるサウナである。

そして、サウナ後には、水風呂へ。こちらの水風呂にも超軟水が使われており、しっとりを身体を包んでくれる。何より、サウナの目の前に水風呂があり、その脇には、しっかりと座れる整いスペースが用意されている点もなんとも憎い。

どうやら、常連さんも多く、独自ルールの様なモノもあるみたいではあったが、お互いが心地よく使える様にすれば良いという考えが根底にあるらしく、全てのヒトがここでは平等であると感じることが出来たことも、この銭湯の良い点だった。

富士見湯について詳しくはこちらから

湯上がりに向かうは やき鳥 一徳

画像4

実は前々から興味があり、行きたいとの思いがあったが、なかなかタイミングが合わずに訪れることが出来ておらず、今回、初めて訪れることが出来た。

入店すると同時に初めてかどうかを聞かれて、初めてであることを伝えると、店内にある説明書きをきちんと読む様にと伝えられる。ここで少したじろいでしまったが、後々にこれが大将の愛情表現であることを知ることになる。

で瓶ビールを発注。キンキンに冷えたサッポロがデーブルに届く。と同時に焼き物を発注。気を遣って、同じものを2本ずつ注文しようとしたら、色々と食べてもらいたいから1本ずつ注文してみてよ。と言われる。で注文しようにも、値段が書いてないので怖い。

その怖さに打ち勝つには、本当に自分が食べたいものを注文するのが良いと考え、熟考し、最初の3本を発注。正直、どれも美味い。そして、それぞれに合う調味料を大将が伝えてくれる。その通りに食べていくと、味が変化し、お酒が進む。

先客が去り、大将と二人の店内。ただ、最初訪れた時の緊張感はそこにはなく、心地良い時間が流れていた。追加発注の際に、最初に注文して美味しかったものを再度、注文しようとすると、初めて来たんだから、違うものを注文しなよ。と言われ、その通り、ちょっと違うものを発注する。これまた美味い。ただ、お代がわからないこともあり、ここで打ち止め。計7本で大瓶1本で2,000円ほど。

好き嫌いは確実にあると思うけれども、僕にとっては、また訪れたいお店の一つとなった。

焼き鳥 一徳について詳しくはこちら


この記事が参加している募集

ご当地グルメ