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『歌舞伎町タワー』で、初の閉店です。1階の洒落たメシ屋が潰れました。庶民を無視した料金設定が悪かったのでは? これは何か語っておきたい

★この記事は、2月6日に書きました。


 “一棟丸ごとのエンタテイメント施設“を謳う「歌舞伎町タワー」の正面入り口、向かって右側のガラス張りの洒落たテナントに入っていた飲食店が、1月31日をもって閉店しました。

 歌舞伎町タワーからの店舗の撤退は、これが初。こういう言い方はアレかもしれませんが、”第1号”です。

 ここ、オープンは、2023年4月の歌舞伎町タワーの開業と同時だったんで、1年持たなかったってことになります。年末に店名を『KABUKI BURGER & TACOS』から『肉酒場ガブガブ』に変え、リニューアルしたばっかなのに、いったいどういう事情があったのやら?

 たしかにこの店、だいだいいつ見てもガラガラでした。

 思い出すのは、『KABUKI BURGER & TACOS』時代の、店頭に掲示されていたメニューの値段。ハンバーガーとビールで合計3千円とか、庶民を突き放すような料金設定でしたっけ。

 ただ、『肉酒場ガブガブ』に改名後は、路線を変えたのか、ドリンク1杯目無料とか、唐揚げ500円とか、手羽先700円と言ったノリに。こっち側に寄せてきた印象でした。

 が、この結末です。うーん、もう少し早くリニューアルが行われていれば、展開はまた違っていたのかもしれませんね。

 にしても、この店の『KABUKI BURGER & TACOS』時代だけじゃなく、歌舞伎町タワーに入っている店舗ってのは、一般的な感覚で見たとき、値段が高いところが多い。

 もちろん、わかってはいます。それなりに家賃がかかっているんだろうっことを。狙っている商売が外国人観光客ビジネスだったりするんだろうってことも。

 でも、何だかなぁと思っちゃう気分、読者のみなさん、ありませんか? もうちょっと敷居を低くしてよって不満、ありますよね?

 そこで今回、歌舞伎町タワーで初の閉店が出たこのタイミングで、一つ共有させてもらいたい話があります。

 歌舞伎町は懐が深いので、歌舞伎町タワーと同じように“一棟丸ごとのエンタテイメント施設“というコンセプトを掲げつつ、しかし料金設定が歌舞伎町タワーのようなノリではなく、ちゃんとおれたち庶民のことも考えてくれているビルもあります。

 歌舞伎町タワーへの当てつけに、そのビルのことを紹介させて下さいませ。

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