『トー横のまとめ役』の徳永晋太郎の初公判。子飼いのキッズを使って特殊詐欺などを繰り返していた男の裁判の傍聴へ。シネシティ広場に潜む闇への解像度が上がりました
※この記事は、8月6日に書きました。
都知事選に勝利し、3期目をスタートさせた小池さんが、8月2日の夕方、トー横の視察を行いました。報道によると、担当者から説明を受けながら、現場を見て回ったあと、記者団の前でこう語ったそうです。
「行き場のない人たちが悪意ある大人に騙されたりしないような体制が整ってきていると思う」
体制が整ってきているねぇ。本当かしら? いや、疑っても仕方ないんですが。
ところで皆さん、去年の5月に逮捕されてニュースになっていた、三枝(サエグサ)丈人というヤクザと、自称『トー横のまとめ役』の徳永晋太郎って男のこと、覚えておられないでしょうか?
共謀し、トー横を舞台にした闇バイト事件を起こした2人です。
事件の内容を3行でまとめると、こう。
なかなかインパクトのある事件だったんで、まだ記憶に残っている方も多いんじゃないかと。
先週の7月31日、東京地裁の「416法廷」にて、その三枝と徳永の裁判がありました。当日のタイムテーブルは以下。
<サエグサの裁判>
13時15分~
審理予定「判決」
<徳永の裁判>
13時30分~
審理予定「初公判」
実はおれ、両方傍聴しました、誘ってくれたトー横事情に明るい知り合いのAさんと一緒に。
感想はというと、
――トー横に潜む”悪意ある大人”が作り出す闇の深さを知れたぞ!――
って感じですか。
本日のエントリーは、おれが知ったその深い闇とは具体的にどういう風景だったか、それをしゃべらせて下さいませ。
ここから先は
3,579字
/
2画像
¥ 178
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?