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博多風龍の「お土産ラーメン」の取っておきの食べ方。市販の○○麺を”替え玉”にすると、競争ごとのゲン担ぎグルメに

 国内のラーメン屋の、今年の8月までの倒産件数が、ニュースになっていました。

「前年同期比3.5倍」という見出しに釣られ、記事を読んでみると、こういうことだとか。

 何でも、ラーメン屋ってのはそもそも競争が激しい業種らしいです。理由は、大規模な調理設備を必要としないこと、客の回転率が高いんで座席数の少ない小さな店舗でも回せること、ゆえに開業資金が少なくてもオッケーなので、新規参入が多いからなんだと。

 ただ、コロナ禍は、助成金をもらえたため競争を頑張らなくても食えたので、倒産が過去一少なかったとか。

 しかし、助成金の期間が終わり、生き残りの競争が再開したところで襲ってきたのが、ロシアvsウクライナ戦争による、食材の値上がり&光熱費アップ。

 必然、体力が脆弱なラーメン屋が息切れを始め、果たして今年、倒産が増えているとのことです。

 商売ってのは、どんな業種でもすべからく難しいもんでしょうが、ラーメン屋の商いもまた大変そうっすね。

 てなことを思っていると、「博多風龍」のことが頭によぎりました。

 東京の有名なとんこつラーメンチェーンです。

 ちなみに、運営母体は、まんが喫茶「マンボー」やショークラブ「ギラギラガールズ」やソープランド「マリンブルーグループ」やビデオボックス「金太郎花太郎」や、ラブホテルや出会い系サイトやライブチャットや不動産事業、果てはバイアグラの小売りまで、多種多様なナイトレジャービジネスを大展開する、あの企業ですわ。

 で話は、その風龍が、今年の6月より行っている、”お土産”ラーメン”(麺1玉+スープ:1人前800円)の販売です。

 お店の味を自宅で、というサービスなわけですが、この商品には、この厳しい時勢を何としても乗り切ってやろう、そんな風龍の気分が込められているように思います。

 何となく風龍のこのお土産を食べてみたくなってきたおれは、新宿駅東口の風龍へと出かけました。

 入り口を入ってすぐ脇、券売機の前に立ちます。

 お目当てのお土産は、画面の右下にありました。1人前800円、2人前1500円。

 しかし、1人前のほうのボタンを押そうとしたところで、手が止まりました。

 お土産を買いに来たのは初めてだけど、店内での飲食自体は何度も経験があります。店内での飲食では、替え玉が2つまで無料なんで、いつも替え玉を1つ、場合によっては2つ注文し、麺を3玉食べることもザラ。

 対して、いま買おうとしているお土産の1人前は、麺が1玉。

 …1玉で足りるかな? できれば3玉食べたいな。

 けど、お土産で麺を3玉にするには、1人前(800円)+2人前(1500円)という組み合わせで買わなけらばならず、値段は2300円。さすがに高過ぎです。

 どうしようかな?

 とりあえず、風龍で買うのは1人前のお土産だけとし、この後、安い麺を売っている近所のどっか別の店へ行き、そこで麺を2玉調達、それを替え玉にするのはどうだろう?

 我ながらセコイ考えですが、思考がそっちへ向かいます。

 ならば新宿東口で、手頃な値段でとんこつラーメンの麺を売ってる場所ってどこかしら?

 そうだ、近くにいいお店がありましたわ。

 おれはそこまで頭を回すと、券売機で1人前のお土産を買いました。

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