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【雑記】「わたしが」大事にしていること

 小説にテーマは必要なのかとか、経験したことしか書くことができないのかとか、SNSを見ていると様々な創作論が流れてきて、少しくらい意見を読んでみたりするのですが、その立論が、わたしにとって考えるべきものだと思ったら、本を読んだりして、じっくりと思索を重ねています。

 しかしSNSに意見を書きこんだりすることはなく、大体は自分の創作に組みこんでいます。それは逆説的に、小説にテーマは必要だということを追認していると反駁されれば、それまでなのですが、わたしは物書きなので、小説や詩という形式で自分の考え方を展開したいのです。

 自分の思考や問題提起というものは、小説や詩の言葉で語っていきたいと常々思ってきたのですが、昨年の春までは大学院に在籍していたということもあり、はっきりと意見を言わなければならず、そうしたことはできませんでした。しかしいまは、そのような桎梏から逃れられています。

 家庭の事情で研究を続けることができなくなったのは、とても悲しいですし心残りもあるのですが、前向きに考えるとしたら、小説や詩の言葉で自分自身を体現できるということでもあります。それはわたしにとって、言動が一致しているということでもあって、苦悩が少しは払拭される気持ちです。

 わたしはこれからも、こうしたスタンスを、徹底的に深化させていきたいと考えています。つまりそれが、今年のわたしの「抱負」です。

 そしてここが大事なのですが、この記事でいままで書いてきたのは、あくまで「わたしの」考え方だということです。なぜそれが大事なのかということも、これからの創作活動を通して形にしていけたらと思っています。

 この記事の内容を大雑把に言い換えてしまえば、わたしは考えることが大好きなのです。そしてそれは、大切なことだと感じています。

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