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それは耐え難い恐怖?それともただの酔っ払い?

もしも自分が小料理屋を営んでいて、店内で酔っ払った男性が大声を出したり暴れたりした場合、恐怖を感じるでしょうか?

迷惑なのはおそらく万人共通ですが、もしも女将さんと女性従業員だけのお店だったら?

怖いんです。男の人に大声を出されたり居座られたりするのが。体力に自信のある男性だと分かりづらい感覚かもしれませんが、自分の世界を乗っ取られたような不安と恐怖が女将さんにはあったと思います。私はもっと早く長谷川を女将さんから引き離したかったです(ハコヅメその186より引用)


ハコヅメといえば昨年ドラマ化されて話題になりましたが、現在アニメも放送中だそうです。原作は講談社から発行されており、原作者は元警察官の泰三子(やすみこ)さん。

たくさん笑ってけっこう泣けて、時々怒りに震えることもあったり思わずハッとしたり…喜怒哀楽以上の感情を揺さぶられる作品です。

女性がぶち当たりがちなや、とんでもねぇ逆風のお話もたくさんあるのですが「あ…私も頑張ろう!」と背中を押してくれるエピソードがたくさん。

男女問わず考えることが好きな人にはとってもオススメです。あと下ネタ嫌いじゃないよって人にも。笑

Twitterで「ハコヅメ」と検索するとおそらく“伏線”というキーワードがたくさん出てくると思うのですが、例えば…と実例をあげちゃうのは野暮なので伏線についてはここに書きたい気持ちをグッと堪えます。今日は。

そして国際女性デーを前にした今のタイミングで、上記の引用部分を含むお話は期間限定無料配信されているのでぜひ。ブラウザでも読めます。

ハコヅメ その186「キラースマイルってなにさ」※3/3現在無料配信中



また、ちょうど最近Twitterで見かけた美容部員の方のつぶやきも印象的でした。


「高校生の時に痴漢にあってさ、びっくりはしたけど怖くはなかったよ。だって俺の方がでかいし、いざとなったら力でねじ伏せられるからね」

#国際女性デーによせて

のタグを目にしたときにふと思い出したのは、数年前にトラブル対応に向かう電車の中で聞いたガタイのいい男の先輩のこの話と、上述のハコヅメその186のお話とこのツイートでした。

もちろん相手に恐怖や不快感を与えるようなことをするクソ野郎(性別問わず)が1番の問題なのだけど、例え同じ事象であったとしてもハコヅメの例みたく“ただの酔っ払いじゃないか”にも“自分の世界を乗っ取られたような恐怖”の対象にもなりうるんだよなぁと。

具体的な解決策とか思いつかなくて悔しいけど、少なくとも女性が恐怖を感じることについて「大袈裟だなぁ」とか「考えすぎでしょ」みたいな考えを口にする人がマイノリティになってくれたらいいのになぁと思うのです。

そしてこんなお店が増えたら素敵。


ということで

国際女性デーによせてオススメの漫画その1は『ハコヅメ』

国際女性デーによせてオススメの書籍その1は『常識のない喫茶店』


です!


#国際女性デーによせて

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