見出し画像

ワイワイとフィードバックを送りあった初YMO会!お悩み相談室から見えた“佳きインタビュー”の定義とは?——sentenceおたより【弥生】

こんにちは!sentenceコミュニティマネージャーの中川です。ここ1ヶ月感染症の話題で持ちきりになり、日本全体がどんよりとした空気に包まれていますが、休日に夫とサイクリングに出かけたら、肌をなでる風のなんと気持ちいいこと。ほんのりとした温かさが身に染みて、一気に心が晴れました。今年もちゃんと、春は来てくれるようです。

「弥生」にあたる今回は、直近のコミュニティの動きをご紹介!初開催ながら大いに盛り上がった「YMO会」の様子や、3月18日に開催する「sentence LIVE #2 」の見どころ。Slack内の「お悩み相談チャンネル」から生まれたインタビューに関する学びや、sentenceで話題になったコンテンツをお伝えします。

ワイワイとフィードバックを送り合った第1回目のYMO会!次回の開催も決定

2月29日に初めて開催した原稿相互フィードバック「YMO会」。原稿における「Y・M(佳き・モヤっと)ポイント」を複数人で見つけながらディスカッションし、それぞれが今後の成長課題「O(推して参る)ポイント」を策定、スキルを磨いていくための会です。

sentenceの運営母体であるinquireの有志メンバーが考案したこの会は、参加者の間で「執筆のモチベーションが上がる!」と大評判になり、あっという間にsentenceでの開催が決まりました。

当日は8名のメンバーが参加!題材原稿が2つ集まったため、フィードバックも2チームに分かれて行うことに。参加者が事前に原稿にコメントした「Y・M」ポイントに沿って、それぞれの意見とアイデアを交換し合いました。

ディスカッションの時間には、「冒頭の情景描写がめっちゃ佳き!」「ここの単語を別のものに置き換えると、どう印象が変わるだろう?」「この記事は、トピックごとに2〜3本に書き分けたほうが面白くなりそう」などなど、さまざまな意見が飛び交いました。

一人ひとりが率直に発言し、気になったところはみんなでワイワイと議論し合う。参加者全員が“YMO初心者”とは思えないほどフィードバックは盛り上がり、終盤には「今度は自分の原稿にY・Mされたいですー!」といった声が続々と聞かれました。

当日の詳細な様子は、こちらにレポートとしてまとまっています!

これを受けて、第2回目、第3回目のYMO会の開催が早くも決定!次回は3月15日 15:00-16:30、次々回は3月29日 17:00-18:30に実施します。詳細はSlack内の「ymo」チャンネルに投稿していますので、興味のある方はぜひチェックしてくださいね〜!!

“赤がほとんど入らない”記事は、どう生まれた?書き手の工夫を多視点から深堀りする

3月18日(水)には、ライブ配信イベント『編集者・ライター・カメラマンによる「赤入れナイト」〜ライターの腕が光るイベレポの作り方〜』を開催します!一般公開イベントで1,000円〜の参加料になりますが、sentence会員のみなさんは無料での参加が可能です。

本イベントの見どころは、「完成度の高い原稿を、編集者・ライター・カメラマンの3視点から振り返る」点にあります。前回のsentence LIVEでは、編集者の赤を一緒になぞることで学びを抽出しましたが、今回は「編集者からほとんど赤が入らなかった原稿」が題材になります。

赤の数が少なかったということは、それだけ書き手が話の流れはもちろん、言葉の言い回しや使い方など、記事の細部にまでこだわった証。

そのこだわりや意識を、ライター本人の視点から振り返るだけでも多くの学びが得られそうですが、編集者やカメラマンの立場からも意見をもらうことによって、学びの数と深さがグッと広がっていくはずです。

今回の題材原稿は、“ライターの腕が最も試される”とささやかれる「イベントレポート」です。原稿の作り手がイベントの進行や取れ高をコントロールできない中、それでも面白く、分かりやすいイベレポを作るためには、どんな工夫が必要になるのかを考えていきます。

当日は、オンラインテレビ電話ツールの「Zoom」を使ってイベントを実施します!カメラのオフも可能なので、自宅で美味しいものを食べ飲みしながらの参加もありです!(笑)興味のある方は、ぜひぜひお気軽に参加くださいね〜〜!

お悩み相談室から考える、“佳きインタビュー”の定義って?

今回は、ある会員さんが「お悩み相談室」に投稿した質問とその回答から、インタビューに関する学びがたくさん発見できたので、ここで紹介させてください :)

こちらが、そのお悩み相談です。

画像1

このお悩み相談には、4人からコメントが寄せられました。特に議論が深まったのは、「終わったあとに『いいインタビューができた!』と思えるのは、どんなとき?」という質問に対しての回答。ある会員さんからは、こんな意見があがりました。

終わった直後にインタビュイーから「こんなテーマをじっくり考えたことがなかったから、自分の思考や感情を引っ張り出してもらって整理できた」と言っていただけた時ですかね。

これに対して、ほかの会員さんからは「めちゃくちゃ分かる!」と共感の声が寄せられました。

画像2

取材が終わったときに、インタビュアーの「面白い話が聞けたな!」だけに止まらず、インタビュイーにとっても「自分の思考を改めて整理する機会になった」「斬新な質問から新しい発見ができた」と“有益な時間”になること。それが佳きインタビューの一要素なのかもしれません。

せっかく記事の完成までの時間をお互い共有できるので、文を書くだけじゃなくて、わくわくする時間にして、次に繋げたいなあと思いながら取材をしています」といった意見もあがり、とても素敵な考えだなあと感動しました。

「この記事に携わるすべての人がハッピーになるように」と心がけながら、日々の取材や執筆に取り組みたいものです。

sentence Library〜今月の一冊〜

最後は、「sentence Library」のコーナーです。sentenceの中で話題になった本や、「書く」に関わるおすすめのコンテンツを紹介していきます。

今月のテーマは「文章を上手く膨らませられないときに読む本」です。


3行しか書けない人のための文章教室(朝日新聞出版)|前田安正


「3行以上、書けない」「そもそも書くことがない」——。文章を書き始めたころは、そんな文章コンプレックスを抱えることも少なくありません。しかし、コツさえつかめば、3行の文章を20行に膨らませることもできる。実例を交えながら、文章が肉付けされる過程を丁寧に解説する実践的な一冊です!

文章を膨らませるためには、どんな視点を持てばいいのか? 実践をするうちに、感覚がつかめてくる一冊なので、「長文が書けない……」という方はぜひチェックしてみてください。

以上、3月のsentenceおたよりでした。今月もさまざまなオンラインイベント、学びの場をご用意していきますので、ぜひお楽しみに!

これから一緒に書くことを学んでいきたい方は、下記のオフィシャルHPからお申し込みください :)

---
▼sentence オフィシャルHP:https://sentence.inquire.jp/

▼sentence Twitter:https://twitter.com/sentencejp

▼sentence Facebookページ:https://www.facebook.com/sentencepage/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?