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文庫本をつくりたい

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ただの主婦が薄い本を作った話です
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薄い文庫本を作った話5

ざっくりと文庫本にする原稿が整い、A6サイズで100ページほどのものができた。
このデータを挿絵を書く方に見てもらいたい、と思った時に、メールのやり取りでは何かと不便だということになった。
クラウドで自分の所有する音楽が聴ける世の中であるからして、きっとそういうサービスがあるのだろうという予感はするのだが、具体的にはわからない。
共同編集作業に適したクラウドのサービスを探したが、良くわからないなり

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薄い文庫本を作った話3

課題は出揃い、疑問点もそこそこ把握した私は、疑問を埋めていくことにした。

・自分の原稿が何ページのものになるのか
・ところで一頁の構成って何行で何字なの?
・紙が全然わかんない。見本でも見ないと何が適正かわからない。
・表紙のデザインてwordでもできるの?

④wordに原稿を落としてみる
自分の原稿が何ページになるのかについては、とにかくwordに落とし込む作業が必要だと思った。
かき集めて

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薄い文庫本を作った話2

薄い文庫本を作った話2

自分の作りたい本のイメージがぼんやりと出来てきたあたりで、私は初めて同人誌の印刷をしている印刷所をググることになる。
「文庫 同人誌 印刷」
と検索窓にぶっ込んで検索するも、いっぱいありすぎて、どこがいいのか全然わからない。

仕事でwordのチラシ印刷などは数回経験していたので、印刷屋さんとのやり取りはイメージできるのだが、自分にとって何が必要なサービスで何が不要なサービスなのかがつかめなかった

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薄い文庫本を作った話1

薄い文庫本を作った話1

どうして薄い本を作りたいか、ということを書きだすと5回くらいかかりそうなので、ここは状況説明とテクニカルなお話をメインに進めていきたいと思う。

理由はさておき、薄い文庫本がどうしても作りたくなった私。
日頃短歌をメインの表現方法として選んでいる私の憧れは、文庫で歌集を作ること。これに尽きた。

①まずは作りたい本のイメージを固める。

本を作る、と言ってもど素人なので、なんのイメージもない。

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薄い文庫本を作った話0

薄い文庫本を作った話0

これは、アラフォーが知識ゼロから同人誌をつくる、という話である。

昨年春ごろから某ドラマにがっつりとハマった私は、これまたありがちな形で二次創作の門を叩き、多くの人間がそうであるようにpixivなどに出入りするようになった。
本なんて作る気なぞ、最初はさらさらなかった。
web上に書いてあるものにハートを頂けるだけで十分だった。

しかし、この世は金次第。お金があれば月にでも行ける。
最近の同人

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