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点と点が、線になって

毎年、自分の一年を振り返り漢字1字で表すやつをどこに発表するでもなくひっそりとやってるんだけど、今年はnoteを始めたのでここに発表してみる。


わたしの2021年を漢字で表すとしたら、

「線」


今年は、これまでの人生において自分が大切にしてきた何気ないことや経験が布石になり、点と点が線で繋がったような一年だった。その線は、決してまっすぐなものではなく、歪でぶれぶれではあるけれど、確実に自分の足で歩み描いた線だ。苦しんで悩んでもがいてきた過去も、目をそむけたくなる失敗も、どんな経験も全てに意味があったと、そんな風に思える瞬間に恵まれた一年だった。



一つは、半年前からこそこそ動いてきた転職活動の結果、目指していた職種ではないけれど、かねてから憧れだった業界の一社にご縁をいただき、来年から新しい職場で働くことになった。

そして、5年10か月勤めてきた職場に退職の意思を伝え退職届を提出した。これは自分にとってとても勇気ある決断だった。居心地はいいけれどずっと辞めたいという思いはあり、やっと辞められることは嬉しいはずなのに、それ以上に不安や虚無感でいっぱいで、12月はどっと疲れた。でも、年内になんとか自分の進む方向性が定まって今は心からほっとしている。
着実に、自分の意思で決めた一歩一歩を進んでいるんだから、大丈夫。自分に自信を持っていこう。



そして、プライベートでは、心から信頼、尊敬ができて、ありのままの自分でいられて、これからもずっと一緒にいたいと、自然に思える人と出会うことができ、とても満たされていた。

今年の冒頭の日記を読み返したりしていたら、「わたしが結婚したいのは、お互いに支えあい、喜びも悲しみも共有してよりよくなりたいから。そんな風に心から大切に想えて、愛を与えられる人に、出会えますように」と書いていて、こんなこと書いてたんだと驚きと、意思あるところに道は開けるんだなと、今、自然にそう思える人と一緒にいられることが、何よりもの幸せだと、過去の日記を読み返しながらしみじみ感じている。



その反面で、苦しんだ月日こそ自分を形成した最良の日々だと悟る。幸せな月日は無駄に過ぎて何も学ばない。」・・・愛してやまない映画「リトルミスサンシャイン」の中で叔父が作家のプルーストの言葉を引用して言う台詞が胸に突き刺さる。

何かを始めるきっかけはいつも、現状ではだめだ…変わりたい、という底から湧き上がってくる気持ちがバネになって、自分を突き動かしていた。だから、満たされてることで現状に満足してしまい、向上心が一時停滞していった感じがする。その結果、かつては自分がやりたいことだったはずのものが、やらねばならないことになっているのを感じるし、何かに夢中になったり没頭することから得られる幸福感により自分で自分を満たすことがなくなり、何もかも中途半端になってしまった。それにより自己肯定感も下がるという負のループ。


そんな中でnoteを始めたこと。それは紛れもなく自分の救いになった。

何物にもなれない歯がゆさも劣等感も、全てを包み込んでくれる表現の場所、魂の居場所があるということはとっても大きい。

さっきの日記の続きにはこんなことも書いてた。
「・・・そのために、自分をアップデートしていこう。まずはどんな自分も認めて、受け入れる。自分を丸ごと愛して満たす。その心を一番に」

人と関係を築くうえで、自己肯定感という礎が出来ていないと、どんな関係も上手くいかないということは過去の恋愛から学んだ。こうしてnoteを書くことは、弱い自分もかっこ悪い自分も受け入れて認めてあげることでもあると感じる。

これからも、自分を救い、愛せるように、書き続けていこう。



そんな感じで、自分がよりよくなれることだけを考えて生きてきたこれまでの人生が、ほんの少しだけ報われて、牛歩の歩みでも成長出来ているはず、と、物事を前向きに捉えられるようにもなった。

「全てがうまくいっている途中である」

大学4年の就活時、どこかの会社の人が言ってたスーパーポジティブなことば。心のメモ帳に書き留めてたびたび読み返してる。

自分の全てを自分が肯定できるような、そんな土台がたしかに構築されているような成長を感じられる一年だった。



来年は、根っこの部分は変わらずに、自分がやりたいことを、全力で、すきでやってる自分でありたい。

夢中になれることがあると心がぽかぽか、な状態を大切に。


そのためには時間の使い方も体力も必要になってくるので、
・先延ばししないですぐやる、良いことは習慣化する癖をつける
・よく寝てよく食べて運動する(ジムで体を鍛える)

当たり前のことを当たり前に行う、
凡事徹底な暮らしをテーマに、穏やかで笑顔でいること。
家族や大切な人たちが。
それが一番。それだけです。

2021年。ありがとう。

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