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突き動かすものはいつだって


11/23(火祝)、「第三十三回文学フリマ東京」へ足を運んできました。


きっかけは、尊敬してやまない岸田奈美さんが出展されるということを、奈美さんのnoteで知り、

同人誌の取り置き予約ページに2回ほどアクセスしに行くも、

ご本人に直接お会いして、サインをもらうなどという恐れ多すぎるチャンスにおののいてしまい、

愛だけが溢れてなにも伝えられないまま、結局不完全燃焼で帰ることになるだろうな…と、物事を先ずネガティブにとらえて自分を守りがちなわたしなので、

今回も「遠いし」、となんだかんだ理由をつけて、行かない予定だった。

のだが、

岸田奈美さんのすばらしさを彼に布教していたこともあり、

文学フリマに行くか迷ってる~と話すと

「行こう!!!」と、背中を押してくれた。

(で、一緒に来てくれた)


そしていざ(ちゃっかり3冊の本を携えて)、岸田奈美さんに会いに、文学フリマへ。


岸田奈美さんの文章に、救われたこと。

つらい苦しみも、吐き出し、表現へと昇華することで、

自分自身も救われること。

新刊の「傘のさし方がわからない」も、本当に素晴らしく、

笑って泣いて、読後、ジェットコースターのような爽快感が心に吹き抜けたこと。
(それは愛してやまない映画「リトルミスサンシャイン」を観た後の心地よさに似ていた。)

3冊すべてが、わたしにとって、生涯のお守りの本になったこと。

わたしの人生に一筋の光をくれた岸田奈美さんに

一言でも、感謝と、尊敬の気持ちを伝えたいと、

思っていたけれど、

こんなつらつらと溢れる思いの丈を、ご本人を前にして伝えられるわけもなく、

緊張のあまり、ただ、素晴らしかったです、としか言えてなかったと思う。
(それも声小さくて伝わっていたかわからん…


でも、奈美さんは、イメージのまま、関西人の底抜けの明るさを持っていて、突っ込み炸裂してて、そして、やさしくてあったかい人だった。

持参した3冊+当日買った同人誌すべてに、欲丸出しでサインをいただいて、
(しかもせんたろーver.と本名ver.で書いていただいて)←厚かましい

一冊は、普段なかなか押さないという超レアな弟さんの手書き名前スタンプを押していただけて、

写真も撮っていただいて、

最後に飴ちゃんもくれた。
(緊張のあまりもらって数秒後にぼりぼり食べてしまったけどゴミは取ってあります。)


実際にお会いして、その人柄に一瞬でも触れることができて、

結局思いの丈は1mmも伝えられなかったわけですが(想定内)、

泣きそうになるくらい、胸がいっぱいになりました。


奈美さんの作品に出会えてよかったな、って心から思ったし、

これからも、岸田奈美さんのすばらしさを

私のごくわずかな人間関係の中ではあるけど、誇りを持って周りの人に薦めていきたいなと思いました。


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宝物が増えました。

一生本棚に大切にしまっておきます。


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