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にきにき

6/10 げつ
プールへ。
中学校の施設で、平日は夜に一般開放がされている。下駄箱のそばのパイプ椅子には、受付のご年配の方が新聞を読んでいるか、外を眺めておられる。こちらに気づくと「ばんはぁ〜」と言って、すぐに元の目線に戻す。それでいい。それがいい。夏になったら団扇を片手にだるそうにしてほしい。蝉の声は勝手にするやろ。

帰り際、一般開放のカレンダーを眺めていると、「7月の予定はまだだよ〜」と受付の方。「アッハイソッスネ‼︎」とさえ、ちゃんと言えたか分からない私。今日初めて人と喋った。こういった、なんだ、人との繋がり?はちょっと大袈裟か。人とのコミュニケーション?はちょっと無機質か。もっと血の通った、生活、生活か。地域に根ざした生活、街の一人として、生きていくということ。自覚して、大事にしたい。


6/11 か
忙しいときはどうせ忙しく、しんどいときはどうせしんどいので、そうでないときにいかにこうね。こんなんでお給料貰って良いのかなと思える日を沢山作る、それが今年の目標。

プールに小さな女の子が来ていた。コッペパンのようなあんよでバタ足をして、その場で時計回りに回っていた。処理しきれない可愛さに出会うと(えっどうしたらいい)と戸惑ってしまう。どうもしなくていい。

歩くもよし泳ぐもよしの自由遊泳ゾーンだったのだけど、その子がロープに掴まってぷかぷかしてたら、お父様が「ゆうちゃんのこと皆よけてくれてるの(だから止まっていないで進みなさい)」と言っていた。

そんなんええッッッて!!!
ぷかついとるゆうちゃんごっつかわええッッッて!!!

と思うも、よけて”あげてる”と思わせてしまった大人達に非があると反省し、常に数メートルの距離を保つことでゆうちゃんの聖域を守ることにした。ゆうちゃん不安じゃなかったかな。お父様共々楽しめてたら嬉しい。


6/12 すい
プールへ。
券売機で大人1時間の券を買うと、終了時間が印字されて出てくる。20:44の数字の並びが、前職使ってたバスの乗車時間と同じだと気づいたのは、帰り道でのことだった。

この時間にこの道を通ると真正面に月が見える。あの場所であの人は仕事してるのかなと思う。どこにいても同じ空の下とはよく言ったもんで、どんだけ経っても忘れないものですな。そんなふーにかんしょーてきになりーの、それでも日々は続いてく。では!

🌻今日の夏いね
YouTubeのトップページに、5人の男子高校生がRIP SLIME の熱帯夜を踊っているあの動画があがってきて夏いね。一生のうちに何回見るんだ私。見る度に母校に似てるって思うけど、多分それ、全視聴者が同じことを思ってるぜ。

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