全私が泣いた。コミュニケーション講座で思い出した、両親のこと。
こんにちは!上林です。
先日、「お母さんプラス」というオンラインで行われたコミュニケーション講座に参加してきました。
「お子さん(2人)がめちゃくちゃ自立して自分で考えて行動している」
「しかも自分のことは自分でやっている」
「その秘訣をこそっと真似させてもらったら、我が家も円満になった」
などなど、スピーカーをされる黒井せいこさんのご家族事情を時々噂に聞いていて、ずっとずっと、興味があったんですよね。
実は参加は2回目で。
そして私は、あいにくお母さんでもなければ、オットもいないのだけれど。
今回もメモが止まらず、たくさんの気づきをノートに書き記していました。
人は自分が思っているように相手を取り扱うし、
取り扱ったように、人は育っていく。
黒井せいこさん宅のお子さんたちは、なんと生まれた時から「あなたは全部できるし、できるようになる!」と信じられて育ってきたと聞きました。
この子が20歳になった時、親として何を手渡していたらゴールだろう?と考え、「自立して自分で幸せになる力」と「親に愛されたなぁという記憶・感情」を手渡す!とも。
だから、そのために子供が自分で考える力を養えるように関わるし、一つでも少しでもできるようになったら、親は少しずつ「できたことを返してあげる」とも仰っていました。
なんかもう、私が聞いてきた言葉も、周りが呪いのように言っている言葉も、全部全部、思い込みでしかないんだなぁって気づきまして。
その気づきの中、ふと思い出したのが私の両親のこと。
今、まぁ、色々あって、家の中では一言も話さない、何かあればいがみ合っている、娘としては非常にかなしい雰囲気の両親ではあるんですが。
生まれてから中学校までの写真を見返すと、家族で旅行に行ったり、父と一緒にスキーをしている写真があったり、実際の思い出を振り返っても、私、きっとたくさんの愛情を受けて育ってきたんだなぁと思うんだけど。
小学校中学年の時くらいに父が転職して単身赴任が多くなったり(その時、父のパソコンから見てはいけない写真を発見して、子供ながらにショックを受けたことを覚えてます)。
小5の時に大好きだった祖父が亡くなり、中学生の時から母方の祖母の介護が始まって、部活の応援に来てくれる、とかそんな環境ではなくなっていて。父と祖母の折りが合わず、何かあれば怒号が飛ぶようになり。
母は夜中に泣いているし、祖母はどんどん私のことを忘れるし、
家族みんなで何かする、家族でじっくり話をする、みたいな空気じゃなかったんです。
部活もだから大会は一人で行っていたし、みんな家族が来てくれていいなぁってすごく羨ましかったし、
それでも私が一人でなんとかそんなに大きくグレることもひねくれることもなく育ってこれたのは、
なのかな、って思い出したんです。
(実際、私が結婚して旦那さんの実家の方に引っ越すってなった時も、母からもらった手紙に「なんて言ってあげたら良いかわかりませんが、あきちゃんならどこに行っても大丈夫です。」と書いてもらったことがとても印象的でした)
人は、自分の信じているように人を扱うし、自分の価値観を当たり前だと思って言葉を発してしまう。
相手の価値観を真正面から受け止めてしまって、「自分の行動ってこれでいいんだろうか」と不安になったり迷ったりするし、実際私もそうなってしまったことは何度もあるけれど
私はこんなふうに、「あなたは大丈夫、努力家だから」と信じてもらっていたからこそ、自分の中でその言葉をリフレインさせて奮い立つし、今ここにこうやって、自分の選択を信じて立っていられるんだな、ってすごく感謝の気持ちが湧いてきました。
その一方で、うちの母はきっとたくさんのことを押し込めて生きてきたんだろうな、とも思って。
(70を超え、やや認知症が始まった母の口からは、時々そんな言葉がこぼれ落ちます)
オンラインMTG中に子供が大きな声出して「ちょっと静かにしてよ!」とか、ワンオペ育児かつ仕事もして自分もヘトヘトなのに、「このクソ旦那!」と思う出来事があったり。
そういう話をよく聞くし、よく目撃するからこそ。
相手に対してのイライラって、「私はこんなに頑張って、いろんなことガマンして犠牲にして、必死に生きているのに!!」っていうところから来てるんじゃないかと思っていてね。
だからこそ、自分の人生を、自分で幸せにしていく・自分で舵を切っていける女性が一人でも多く、増えたらいいなぁと改めて強く感じるし、私もそんな手助けができたらいいな、と考えています。
今日も学びと感情の深掘りにお付き合いいただき、ありがとうございました。
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