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LAで働く日本人ラーメン屋さんが中学校で授業した話

こんにちは。SENSEITIONALです。
本日は熊本で公立中学校に勤める英語の先生から
学校と外の社会との垣根を越えられないかという
ご相談をいただき、一緒にチャレンジしたお話。
担当はSENSEITIONAL大塚です。

子どもたちの世界を拡げたい想い

先生は子どもたちのキャリア形成や
外の世界に触れてほしいという思いから
私たちにお声掛けいただきました。
担任されているのは中学校2年生だったのですが
コロナの影響で職業体験ができなかったことも悔やまれており、
外部の私たちとだからこそできることがあるのではと
ご相談をいただきました。

海外で頑張る日本人をピックアップ

今回ご縁があって出演をお願いしたのは、
福岡に拠点を構える「ラーメン龍の家」さん。
英語の授業ということもあり、
シルバーレイクシティ店(ロサンゼルス)で店長を務める香川さんに
授業をお願いすることができました。
もともとは九州のご出身で、
熊本・大分で店長を務めたのち、
龍の家海外進出を機に、自ら立候補。
個人的にすごいと思ったのが
香川さん、英語が得意ではないというか
ほとんど話せない状態でも躊躇なく手を挙げたのだそうです。
そのリアリティが子どもたちの「英語を学ぶ意味や価値」に好影響を
与えたように思いました。

実際に龍の家シルバーレイク店で販売されている
「ビーガンラーメン」龍の家HPより
https://tatsunoya.revelup.online/store/2/category/217/subcategory/218

熊本ビーガンラーメンをデザイン

当日はZOOMで熊本の教室とロサンゼルスを繋ぎ、授業開始。
最初に香川さんから、アメリカには多様な文化背景を持つ人たちが
一緒に暮らしていること。食文化も多岐にわたっていること。
日本ではまだメジャーではない「ビーガンラーメン」について
簡単にお話しいただきました。

はちみつは動物性食品に含まれますか?など
子どもたちも興味津々。
その後、ブレイクアウトルーム機能で
子どもたちのグループワークを実施。
海外の人たちをおもてなす
「熊本ビーガンラーメン」を考えてみよう、
というテーマで議論からプレゼンまで。
インプットだけでなく、学びを深めたい
先生のこだわりが垣間見れました。

大人が聞いても面白いプロのフィードバック

授業の最後は各グループ発表の時間。
熊本の名産であるトマトや
レンコンを使ったラーメン、
豚骨スープの代わりに
かぼちゃはどうだろう…
趣向を凝らしたラーメンの数々に
驚きました。
さらにそれぞれの発表に
香川さんからコメントをいただいたのですが
「レンコンは薄く切って素揚げにすると
 食感がよくなる◎」
「大豆を使うのはグッドアイディア!
 チャーシューの代わりになるね」
「トマトとキャベツを使うことで
 飽きのない食感ができるかも」
「リコピンをアピールしているのは
 健康・美容志向が高い人たちに響きそう」
など第一線で活躍している方ならではの
細やかな気づきに、感動すら覚えました。
社会のリアルを教室に連れてくることの価値を感じた瞬間でした。

学校と社会の架け橋に

今回は熊本の中学校と
ロサンゼルスで働く日本人を繋いだお話でした。
私たちは頑張る先生方に対して、
外部人材だからこそ役立てることがあると信じています。
「リアリティ溢れるキャリア教育に取り組みたい」お気持ちの先生や
「面白い外部人材と一緒に授業をしてみたい」という先生が
いらっしゃいましたら
お気軽にお声掛けください。一緒にチャレンジしましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
本日は最高のおでかけ日和ですね。私も珍しく足を伸ばしております。
次回はこの授業を担当した先生からの感想をご紹介しようと思います。

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