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教育現場のワオキャリア | 先生のキャリア

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教育現場の多様なキャリアストーリーを紹介しています。
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#NPO

デザインが持つ価値と「本質的課題解決」を教えるデザイナー先生。なぜ今の世の中にデザイン教育が必要なのか?

「デザインの本来の価値と意味をしっかり伝えていかなければいけない」 そう語るのは大阪の高校でデザインを教えている芝田陽介さん。 芝田さんは、普段は企業でデザイナーとして働きながら、週に一日、「本質的課題解決のためのデザイン」という名前の授業をしている。 デザインと聞くと、テレビCMや雑誌や新聞の広告など、キラキラした世界を連想するかもしれないが、芝田さんが教えているのは、広告やチラシの作り方ではなく、世の中のあらゆる問題を解決するためのデザインの考え方だという。 問題を

一般企業→NPO→フィンランド留学、そして小学校の先生に。多くの越境から見えてきた、教育現場で働く魅力とは?

現在私立の小学校で英語の授業を担当している田中潤子さんは、一般企業、NPOでの勤務、フィンランド留学などの経験を経て、小学校の先生になるという、異色のキャリアの持ち主だ。 田中さんは大学で文学部・教育学専攻に進学するも、教員の道ではなく一般企業に就職し、広告の営業や人材育成に5年間従事。その後、小学生の放課後の居場所を提供するNPO法人での勤務を経て、フィンランドの大学院で教育学修士を取得した。さまざまな越境体験を通して、「ずっと避けていた教員の仕事にチャレンジしてみたい」

「二足のわらじ」で教育の世界へ。放課後NPO代表×学園理事長を務める元会社員の、小さな一歩とは?

「野球部みたいに夢中になれる40代、50代を過ごしたいと思っていたんです」 自身が教育業界に関わるきっかけをそう振り返るのは、株式会社丸井に入社後、放課後NPOアフタースクールを立ち上げ、現在は渋谷区教育委員や東京・中野区の新渡戸文化学園の理事長を務める平岩国泰さん。 これまで“民間企業とNPO”、“NPOと学校”といった「二足のわらじ」で活動を続けてきた平岩さんに、NPOを立ち上げた経緯や、学園理事長として学校づくりに懸ける思いについて話を聞きました。 子どもたちの放