カプセル 8月

こんにちは千星一話の中の人です。

今!人生で1番喉が痛いです!飲み込む事自体痛いのでお水飲むのも痛い!しかもちょっと苦く感じます…ので少しは軽減されるかなと暖かいお茶を飲んで過ごしてます。アイスとゼリーは救世主。色々な予定が狂ってしまいましたが体調はだいぶ良くなったので、ひとまずハンバーガーを食べたい欲と交戦しつつお粥をいただきます。


ここ数年

自分の本の買い方、特に小説の買い方が変わったことに未だに戸惑っている。私は本屋も読書も好きだけど乱読という訳でなくお気に入りの本をローテーションで何度も読むのが好きな子供だった。

前は本屋に行くと図書館で見つけた完読済みの本で欲しいと思ったものか、タイトルと最初の文章が好みだと思ったもので何日か通って買うか決めるというような割と慎重なタイプだった。それが大人になって本を買う機会が格段に増え、次から次へと目移りして今買わないと後悔するかもと、自分の慎重的な性格に目を逸らして急かしてしまうようになった。

選び方も最初の文章やあらすじ、口コミを読んでやんわりと感触が良かったものを即購入するので、案の定内容を見たら思ってたストーリーと違ったり、買って満足しそのままにしてしまったりと前よりちゃんと物語に向き合っていないのがあんまり気持ちよくない。

かといって定期的に新しい本を読まないとそれはそれで気持ち悪く、禁断症状みたいになってきたので最近は近くのちょっと大きめの図書館で一日1~2冊じっくり読む日をつくってみた。それでも読み足りない時や館内の人通りが気になる時があるのでそういう時は貸出して家でじっくりと読む。本に没入できるのは本当に幸せな時間



偏愛的?カルピス

急にカルピスが飲みたくなった。自分でもなんでかなと思うくらい久しく、それこそ十数年ぶり。
ところがペットボトルのカルピスウォーターを飲んであれ?これじゃないなと思う。想像してた味より少し薄い

去年セカアカという学校でフードに関する仕事をされている先生回で、あなたの偏愛的おいしいを教えてくださいという宿題があった。
学生時代の帰り道よく食べていた肉屋さんのコロッケがあるとか、失恋した時に必ず食べたくなるミントガムがあるとか、落ち込んだ時暗くした部屋の隅っこでハードめなパンを齧るとか。思い出と一緒にあった食べ物、人に理解されにくい組み合わせだけどこんな料理や飲み物が好きとか。(ちなみに私は食パンにスライスチーズとメンマを乗せてトーストしたのが好きなのだけど大体変な顔される。美味しいのに)

小学生の夏休み、大量の氷でガンガンに冷やしたコップに原液を好きな量入れて少し塊ができてしまったカルピス。塊を飲み込む時に少し眉をひそめていたのもいい思い出……か?これは偏愛に入るのかな、入らないんじゃないかな(タイトルにしといてそれ言う?)

マドラーを使ったのが良かったのか、氷をカラコロ言わせながら手早く混ぜたのが良かったのか、今回は上手くできた濃いめのカルピスを飲みながらそう思った



タリーズで涙が溢れた絵本
「かげどろぼうがくる」著:前田 花

6月の事なんですけど、せっかくなので…。

去年の初夏ハマってよく飲んでた、タリーズのグレープフルーツセパレートティーが今年も発売されてるのを知り、最寄り駅のタリーズで出来上がりを待っていると提供口の近くに十何冊か大判コミックサイズの絵本の見本があるのに気がつきました。

タリーズピクチャーブックアワードというプロジェクトで賞を取った歴代の絵本が並んでいるらしく一番タイトルが気になって手に取ったのが、

「かげどろぼうがくる」でした。

2匹のねこが路地でのんびりしているところから始まり、そのうちの1匹が、かげどろぼうって知ってる?と問いかけてきます。

かげどろぼうはまっくろで大きな口と真ん丸な目。もう1匹の友達ねこが、かげどろぼうのことを色々聞いていくと、ネズミの足音も聞き逃さないよく聞こえる耳や噛みつかれたら一貫の終わりであろうギザギザの歯など、かげどろぼうにみつかったらひどいことをされる、と思われそうな怖い特徴をねこはあげていきます。しかしそれを聞き終えた友達ねこは一言。

じゃあ、いっしょにあそんだらきっとたのしいだろうな

かげどろぼうがくる 14ページより

友達ねこは、かげどろぼうの一見ネガティブに見える所を無理に変えさせたり、目を逸らして誤魔化したりせずに、自分の視点から思ったことを伝えたことで、かげどろぼうも視点を変えて自分のいいところを知ることができた。

私はこの絵本を開く度に涙が溢れます。ずっと誰かに言って欲しいと思ってたこと、探してた言葉をこの絵本が教えてくれたから。

あんまり語るとネタバレになってしまうのですが友達ねこの最後のセリフも涙が溢れます。興味がある方はお近くのタリーズでぜひ読んでみてください!

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