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それでいい。 #読書

あんなに努力したのに志望校に受かんなかったのに、バカだと思っていたあいつは受かって喜んでいる。
知らないうちに周りが結婚してて、子供もできたのに、自分は何もはじまっていない。
仕事で簡単なミスばかりして、上司や同僚にあきれられた。
こっちは真剣に考えているのに周りからはぼーっとしているとか言われる。
近所の犬に理不尽に吠えられた。

・・・

人生生きていれば、些細なことから重大なこと、いろんなことが起きている。そして、その都度、喜んだり、楽しんだり、焦ったり、悲しんだり、嫉妬したり、苦しんだり、誰かに当たりたくなったり、息ができなくなったり、何も考えられなくなったり、誰かに話したくなったり、叫びたくなったり、怒りたくなったり、・・・する。

ポジティブな感情よりネガティブな感情と向き合うことが多いひとが多いと思う。僕もそうである。そして、総じて、「これじゃだめ。」もっとポジティブな人間にならなきゃと思う。この世の中には一部、ポジティブ人間も存在し、メディアでクローズアップされる奴はだいたいこれだから、こうならなくっちゃと考え焦ったりする。

細川貂点さんは「それでいい。」と伝えてくれた。

ベストセラー『ツレがうつになりまして。』の作者であり、この本の作者である。彼女自身こそ超ネガティブ人間で、「ネガティブクィーン」だと公言された。

この本は、精神科医 水島広子さんに貂点さんが自分がいかに「ネガティブ」かをはなし、広子さんがアドバイスをする形式で話が進んでいく。

貂点さんのお母さんは否定人間。貂点さんを否定しまくっていたみたい。それが彼女をネガティブクィーンに育てた。
ことあるごとにお母さんが心の中から顔をだし、自分を否定してくる。

仕事がうまくいっている人をみると誰でもうらやましいと思う。

嫉妬、悲しさ、自分が役に立たない人間という気持ち、いろんなネガティブ感情が起こり、こんな自分は嫌だと思う。

『それでいい。』

自分を認めて楽になる対人関係入門。
だって、死ぬ気で頑張ったら、その感情が出てくるのは当たり前なんだもん、否定する必要はないよ。

そんな、本でした。いや、漫画

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