ジャンク債の僕

ジャンク債の僕

最近の記事

真夏日より

ギラギラと照りつける太陽を背中に抱き、茹だるような暑さを抱えて、首を垂れて俺は釣りをしている。多大な投資に見合った釣果を今日は得られるのだろうか。 水面に揺れる浮きは規則的に上下して、一向にその時を告げない。淀んだこの湖には一匹も魚がいないかのように、波の周期だけを俺に告げる。 彼の太公望は釣りをしながらその時を待ったと言う。周の文王が声をかけるまで。彼は時のおとづれを待っていたのか。それとも釣りをしてたら偶然文王に声をかけられたのだろうか。 それは分からないが釣りは忍

    • コーヒーなんて

      コーヒーにフルーティーさを感じたのは、渋谷の裏通。苦味しかないと思っていたコーヒーに実は違う味があるなんて知らなかった。新鮮な味、でも美味しくはない。フルーティーでほろ苦いコーヒーはやっぱり「コーヒー」とは認められない。 それから訪れた家の近くのカフェで豆の炒り方があると知る。深煎り、中深煎り、中煎り。 ふと、大学時代の友だちを思い出した。 彼は大のコーヒー好き。下宿でコーヒー豆を炒っては飲み。エクセルに記録をつけてた。結局、どれが美味しかったのかは聞かなかったが彼は見

      • ホントに良いセクターはどこ?

        企業には売っているモノやサービスにより分類がされております。米国株は大きく11セクターに分類されています。 エネルギー 素材 資本財 一般消費財 生活必需品 ヘルスケア 金融 情報技術 通信サービス 公益事業 不動産 そして、米国の景気や金利により、強いセクターや弱いセクターが異なります。順繰りにセクターを資金がローテーションしてくので、その流れは「セクターローテーション」と呼ばれます。 以下でS&P500と各セクターを比較することで、どのセクターが

        • ホントによい投資先はどこだ?

          世界中にはいろいろな投資先があります。株式、債券、コモディティ、FX、仮想通貨、不動産・・・。資金は有限ですので、それらの中から選択しなければなりません。分散投資にしろ、集中投資にしろ、損する確率の高いところには資金を入れたくはありません。 だから、今強いアセットを見極め、将来を検討するのによいツールがあります。その名もレシオです。レシオは2つのアセットの価格の割り算をしたもので、2つのアセットのどちらが強いのかを教えてくれます。すなわち、レシオのチャートが上昇トレンドであ

          1株1株のパワー #2

          20%以上下落していたのは、買って2週間の株。 この時、1単元(100株)買っていると思うと、ゾッとする。 割安すぎて、底を形成しているように思えるチャートでもだいたいそこから1か月もたたないうちに30%とか一段と下落がある。そこで買い増しできる余力があるかが重要である。 私の場合は、未単元を買っているので、たとえ20%下落しても余力があるので底で3株くらい買い増せる。そして、3か月ほど経った今、15%の含み益になっている。5株保有しているので、1~2株売れるのである。

          1株1株のパワー #2

          それでいい。 #読書

          あんなに努力したのに志望校に受かんなかったのに、バカだと思っていたあいつは受かって喜んでいる。 知らないうちに周りが結婚してて、子供もできたのに、自分は何もはじまっていない。 仕事で簡単なミスばかりして、上司や同僚にあきれられた。 こっちは真剣に考えているのに周りからはぼーっとしているとか言われる。 近所の犬に理不尽に吠えられた。 ・・・ 人生生きていれば、些細なことから重大なこと、いろんなことが起きている。そして、その都度、喜んだり、楽しんだり、焦ったり、悲しんだり、嫉

          それでいい。 #読書

          パーマネント神喜劇 #読書

          「鴨川ホルモー」でお馴染みの作者、万城目学の「鹿男青によし」を借りようと図書館の棚を探すとそこにはなかった。借りられたのか、もとからなかったのか? 😞 でも、この作者の作風と題材は刺さるものがある(鴨川ホルモーしか読んでないけど)と思っているので、別作品も借りようと思った。他の本は分厚かったり、文字が小さく、うぇっとなったので、ちょうどいい本を選んでみた。それが「パーマネント神喜劇」、可愛い神様が、2人それぞれ表紙と背表紙を飾った本だった。 パーマネントは横文字で、意味

          パーマネント神喜劇 #読書

          需給判定プログラム #1

          株式投資では客観性がすごく重要だと思っている。 自分がこのレベルが割安と思っていてもたいていは、さらに下がるし、落ちずに上がる。 per / pbr , 25日移動平均線 / 75日移動平均線の乖離率を数年分取得して 現在の割安性を調べるプログラムも作成してみたが成績は芳しくない。 そこで、今度は一歩踏み込んで出来高や信用買残 / 信用売残など需給から スクリーニングできるプログラムを作成してみたい。 概要は以下のような形としたい。   ① 下落トレンド中に上昇

          需給判定プログラム #1

          1株1株のパワー

          前作の逆張りのすゝめでは1株単位で買っていくことで、少ない資金でも長期間買い増せることができることを書いたが、最近長期間で買いますことのメリットを説いていく。 1株単位で買っても、私の見立ては当たらない絶対5%くらいはそれから下がる。前までは100株単位で買っていたので、もう買い増しもできず悲しみを抱えたまま数ヶ月持って20%下落して投げ出すということをしていた。一方、1株単位で買うと下落してもたかが、数百円と思って、別の株を物色できる。そのうち、株が戻ったり、逆に高くなっ

          コーヒーもう一杯 #読書

          コーヒーもう一杯。ボブディランの曲名とのこと。 作中で主人公の母から明かされるんだっけ。 妻が借りた表紙から面白みがあふれ出ている本。 主人公の何とも言えない表情がいい。これはどの場面なのかな。 おすすめなんて言われても普段は気にも留めず、右からひだりに聞き流しているけど、5日前は違って何気なく本を開いていた。 数行で面白いんじゃないかと期待させるような軽妙な文章。 心を奪われたのかそのまま読み進めていた。 30過ぎ。結婚が遠のいていく主人公。 そんな彼女がたどり着く

          コーヒーもう一杯 #読書

          逆張りのすゝめ

          勝っている投資家はみんな順張りだ、逆張りで、勝ったという投資家は見ない。そして、損切りの重要性やルールの重要性を解かれる。

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          逆張りのすゝめ

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