線路と街gallery #008 升ノ内朝子
下北沢は、いろんな顔を持っている。みんなが思う、下北沢ってこれだよね!も、実際は結構バラバラなんじゃないかって思う。
誰かの目を通して、下北沢の街を見ることができたら、また新しい、この街の魅力を知ることができるかも。
ということで、イラストレーター/クリエイターのみなさんに下北沢を描いていただくこの連載。今、この瞬間の下北沢。記憶の中の下北沢。行ったことないけど、イメージの中の下北沢ってこんな感じ……。ここまでいろんなパターンで下北沢を描いてもらってきましたが、さて、今回は。
連載第8回目は、イラストレーターの 升ノ内朝子 さんによる作品です。
升ノ内朝子 さんに聞きました
Q1. 「下北沢を描いて」という今回のお題に対して、最初に思い浮かんだ下北沢のイメージはどんなものでしたか?
ー おしゃれでサブカル、古着とレコード。特に学生の頃、憧れた街だったなぁというイメージ。遠くてなかなか行けなかったけど、行くと見たいもの欲しいものがありすぎて遊園地に来たみたいにそわそわしました。
Q2. 今回描いていただいたイラストについて教えてください。
ー 今私はギリシャ人の夫と結婚してギリシャで暮らしているのですが、結婚前に下北沢へ遊びに行ってすごく楽しかった日のことを思い出して描きました。夫はレコードを、私は古着を存分に物色して、その時に買ったワンピースは今でもお気に入りです。(服が若すぎてもう着れないけど…苦笑)
イラストを描きながら、古いものが多かったり、歩いて回れる街のサイズ感から、イギリス留学時に住んでいた大好きな街、ブライトンを彷彿とさせるところもあるなぁと思いました。できることなら、若い時に一度、下北沢にも住んでみたかったですね。
Q3. 最近のお仕事、告知などがあれば教えてください。
ー ここ半年ほど、天然生活webにて毎週間違い探しのイラストを描かせて頂いています。
またほぼ日刊イトイ新聞にてギリシャでの生活を風景画とともに綴った「Greetings from Greece」を連載中です。
毎年夏には銀座の月光荘Ⅱにてグループ展を開催していて、もし状況が許せば、来年は2021年6月28日〜7月4日の予定です。
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升ノ内朝子
ギリシャと日本を拠点としながら、フリーのイラストレーターとして雑誌や広告を中心に活躍中。グラフィカルな構図を柔らかく描く。紙物や文房具を集めるのが好きで、自身のイラストを使ったポストカードやステーショナリーも数多く制作している。
Website: http://www.asako-masunouchi.com
Instagram: http://www.instagram.com/asako.masunouchi
Facebook: www.facebook.com/asako.masunouchi
編集:木村俊介(散歩社)
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