抗体検査
抗体検査。
そう言えば時間がある時に検査はタダだしちょっと怖いけれどやってみようかなと思い立ったら吉日で行ってきた。
手元の携帯のサイトへ。「味覚はありますか?」「喘息はあるか?」「糖尿病はあるか?」などの質問項目に答えてソーシャルセキュリテイの頭4桁を入れれば完了。時間は好きに選べる。なんと今まだ家にいるのに10分後でもオッケーと言われた。流石にそれは無理なので翌日の昼の12時30分に設定した。
12時30分から12時40分までの10分間。なんだ、わりに簡単に予約完了できちゃったな。フェーズ3あたりに来て街も少しずつ動き出しているので、もしかしたら今検査場は空いているのかな。それとも? 頭の中でハテナがいっぱい。
家から検査場まで徒歩で行くことにする。公共トランスポーテーションになるだけ今は乗りたくない。そう思って早めに家を出た。改めてグラフィティーが面白い街だ。ブルックリンは。街の息吹が、アートが日常にある楽しさ。それは曇っていても同じ。
街を歩く人の様子は様々だ。オープンになって「いつも通り」に振舞おうとするけれど空回りしてちょっぴり途方に暮れている人。マスクなしを気取ってみるけれど本当はしなくっちゃと人の視線が気になってしょうがない人。黙々とソーシャルデイスタンシングを守ってマスクをして歩く人。僕は最後のマスクをして歩く人だが、前から誰も来ていなかったりすると深呼吸のため「顎マスク」にする。あ、30mほど先に人が来たな、と思うと素早く「マスクオン」にする。パッパッパと股間を鍋で隠す芸人さんのよう。
コロナでニューヨーカーも変わった。Me,Me,Me!と自分の損得を主張するだけじゃなく相手を思いやり(Compassion)、尊敬をし(Respect)、互いの本当の距離を模索している。そのプロセスに社会が変わっていくのを感じる。
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