ブルックリンでジャズを耕す #5
ジャズを耕すには時間がかかる。
ジャズの土を盛りバップのタネを植え練習という水をやる。ジャズ芽が出るまでは辛抱強く待たなければいけないし、待っても訪れる保証もない。実際ラッキーにもジャズ芽が出て育ち始めてからも、相当に注意深く害虫から守ったり葉っぱの間引きや鉢替えも機転よく行わなければジャズ芽が途端に元気が無くなってしまう。
ジャズを夢見てピアニスト目指していたにも関わらず、なかなかジャズ芽が出なかったあの頃の自分に、いつかそれを毎日育てる日々が当たり前のように来たことを