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あれからもう〇〇年、まだ〇〇年


きっと、時間の感覚は絶対的なものではない、

そもそも、人は歳を重ねるごとに、相対的に一年は短く感じるようになっている。
これは言わずもがな知られたことだ。

だからこそ、僕も年齢を重ねるごとに、「あれからもう〇〇年が経ったのか、時の流れが、早いな」

と感じることも多かった。

しかし、今日(2023年3月)、社会人になる直前の2年前(2021年3月)に、事情があり二子玉川に足繁く通っていた時期を思い出し、

「ああ、あれからまだ2年しか経っていないのか。」

そう思った。

普段なら圧倒的に「もう〇〇年か」と、感じることが多いぶん、「まだ」と感じた自分の感性に少し驚かされた。

なぜか、と考えた時、おそらくそれは自分が自分で想定する時間と成長の予測を飛び越えて、成長したからではないかと思った。

人は何もしていなくても、時間と共にそれなりに成長していくし、

何か努力をしていれば、よりそのスピードは加速していくと思う。

何かを頑張った年、そうでない年、様々な年を過ごして、自分の成長スピードの統計がなんとなく頭の中にはあるのだろう。

また、周りの年上の先輩や大人を見て、この歳になったら、自分は人としてこの人くらいには成長しているのだろう。

そんなふうに人は、自分の成長の予測を立てるのではないだろうか。

そして、時の流れに対して、その予測した成長に現実の自分が追いついていない時、

「もうあれから〇〇年か、」と落胆するのではないだろうか。

過去をふと振り返り、「まだ〇〇年か、」と思えた時、

自分が見ていた年上の人や、自分自身を超えたことになるのだろう。

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