コロナウイルス時代、無職、転職活動メモ

2020年4月、私は無職になった。

理由は簡単に予想がつくであろう、コロナウイルスが原因だ。
働いていた店舗が閉店し、他店舗に移籍することなく退職を決意したことから無職になった。そこで、私と同じような感じで無計画で無職になってしまった者たちの役に立てばいいな〜的な魂胆で、転職にまつわるメモを残しておく。

このnote記事は、無職になった人、無職になりそうな人に向けたメモである。  私は転職活動をする際に、あまり他人の転職活動などを調べなかったのだが、詳しく書いてあるサイトがあるなら、ちゃんと見ておけばもっとスムーズに転職活動ができたのかな〜と思う。さて、本題に入ろうと思う。

1、まずは手続き関連

無職になったらまずはハローワークに行こう。
ハローワークって聞いたことあるけど、無職の人が通うところでしょう?と思ったそこのあなた、その通り!無職の人が行くところである!行ってみた感想としては若い人もおじいちゃんおばあちゃんもいて、なんか市役所みたいだなと思った。

だが、ハローワークに行くにも持ち物が必要になる。
(持ち物)
・前職の会社から送られてきた書類(離職票やらの書類)
・顔写真(普通のより小さいサイズ)二枚
・身分証明書

以上を持って、なるべく早くに行こう。
といっても、私がハローワークに行ったのは5月下旬くらいだったから、およそ2ヶ月ニート状態だった。その間は何をしていたかって?そりゃもちろん、4月下旬に発売された、無人島で島作りする某有名ゲームを毎日8時間くらいやっていた。
住民たちが愛くるしくて、現実を忘れさせてくれる最高のゲーム……。

話が脱線してしまったが、ハローワークにも行かずになぜゲームをしていたかというと、ハローワークの手続きに必要な書類が届かなかった為だ。調べたところ、およそ3週間前後で届くはずだが、新年度のためハローワークが忙しいことや前職の本社でも総務担当者がステイホームでそもそも出勤していない?という理由のために、書類が届いたのが5月の中旬だった。そう、1ヶ月半も書類を待っていた。

退職にまつわる書類がないせいで、国民健康保険や厚生年金関連の手続きもできず、約1ヶ月の間、保険証なしのヒヤヒヤ生活を送った(もし保険証がないと医療費を全額自分で立て替えて払うことになるが、申請すればあとでお金は返ってくる)

手順を書くと、書類が届く→保険、年金関連の手続き(市役所)→ハローワーク(市役所ではない)の流れだ。ほんとに手続きってややこしい。生きるためとはいえ、パソコンやスマートフォンがない時代でも、手続きをちゃんと出来てた人たちすごいな。

そしてハローワークに着いたら窓口で「雇用保険の手続きにきました」と言おう。
(私は「失業手当の手続きに来ました」と言おうと思っていたが、前の人がそう言っているのを聞いて真似をした)

雇用保険=失業手当である。無職になったときにお世話になる制度である。自己都合と会社都合で金額や期間が変わるので、自分で調べよう。窓口の人は親切なので、とくに何も考えずに指示に従う。

そしてなんやかんや手続きが終わり、何がなんでも7日間の無職の認定期間を経て、就職活動のスタートである。

ここまで、頭で思い出した通りに書き出してきたが、一旦まとめようと思う。
ハローワークに行く理由=失業保険をもらうため
失業保険を受給する目的=およそ毎月15万円を3ヶ月間もらえるから
もしすぐに再就職できたらお祝い金がもらえる(30万円くらい?)
行くメリットはあっても、行かないメリットはないだろう。

失業手当をもらう為には色々と制約とか条件とかがあるのだけど、
なんと!!!
少しめんどくさい、就職活動を月に2回とかいう制約が2020年4月から〜7月(もっと伸びるかもしれないなぁ)に限り、0回で良い。ということになっている。わざわざ遠いハローワークに何度も行かなくていいなんてラッキーだ。決められた日に一時間くらい顔見せに行くだけで、お金がもらえるなんて画期的だ。しかも何もしてないのに特別定額給付金10万円がもらえてしまった。

ただ無職というのを甘くみてはいけない。
なぜなら、毎月の収入がなくなるのは想像以上に恐ろしく、貯金がなくなるというプレッシャーがボディブローのように精神面をいたぶってくるからだ。
今まではなんとなくで買っていたものの値段に一喜一憂し、自分は無職だからと贅沢な暮らしはしてはいけないと思ってしまうと、ものすごく辛い。貯金が心許ないほど辛くなってくるので、そういう時ほど、安くて美味しいもの食べたりして自分のメンタルケアを行うことが大切だと実感した。

2、就職活動

手続きが済んだら、就職活動に集中しよう!
おすすめの転職方法はエージェントサービスだ。大手だとマイ●ビやリク●ートなどが挙げられる(回し者とかではないので一応伏せ字にしておこうかな)
最初の履歴書や自己PRのアドバイスをもらうのには最適なサービスで、企業が紹介料金(たぶん)を払っている為、転職する私たちは無料で受けられるサービスである。

また、退職理由が自己都合の皆さんは、就職活動の1ヶ月は職業紹介業者からの紹介でないと、再就職手当がもらえないので、やっぱり1ヶ月はエージェントを使うのが良いのではないだろうか。

大まかな流れはこんな感じだ
書類選考をする(半分くらい落ちる)→1次面接をする(また半分くらい落ちる)→最終選考(めちゃめちゃに少ない)
この流れで内定をもらうことができる。

はっきり言って、2020年7月現在では就職活動に逆風が吹いている。
自己都合で辞めた私は仕方がないのだが、会社都合で辞める方や、2021年卒の学生たちは本当に運が悪くて、どうにか皆が思った通りに内定をもらうことできることを祈るばかりである。
キャリアアドバイザーの方が言うには、以前だったら人気のなかった職種でも、
定員が10名のところに400名が応募することもザラにあるようで、その中でも強みが弱い人や資格などを持ってない人は、逆風の中でも特に崖っぷちだ。
ちなみに私もその崖っぷちの一人である。

ただ悲観してばかりでは、生きていくことができない。
やりたくないことでもやらねばならないし、考えたくないことも、ウンウンと悩みながら考えて、決断しなければならない。

面接中では「御社にご縁を感じたので入社したいです」と言い切ることは(これだけでは根拠が弱々しすぎる為)あまり良くないとされているが、結局どんなに完璧に自己アピールしても、定員が埋まっていたら採用されない為、やっぱり詰まるところは運である。
実際に私が、質疑応答の際に「どうしたら内定をいただけますか?」と質問したら、面接官の方が「実はあなたを採用したいけど、仕事がないから採用できないんだよね。今採用できるのはベテランの経験者だけなんだ」と苦々しく言われたことがあった。

それなら、今日面接した意味ってなんだったんだろう?と思わなくもなかったが、その企業では再来月に辞める方がいるから後任の仕事をやってみないかと提案していただいた。ついつい自分ことばかりを考えてしまうけど、こんな世の中、みんな大変な思いをしているのだ。だからこそ、今転職や就職を行う皆さんは、辛くともよくよく考えて就職活動を行わなければならない。

ここで就職活動の流れについてまとめようと思う

1、自己PRをしっかり練る

エージェントなどのプロに頼るのが良い!一人で考えて自信のあった自己PRをキャリアアドバイザーの方にボコボコに指摘されて、電話越しに泣いた経験がある。

2、ほぼ完璧に作った自己PRで応募する。
第一志望とか作らないほうがいい。ほぼ確実に落ちる為、ショックを受けることがあるから。またエージェントに慣れてきたら2ヶ月目以降(再就職手当の条件にある為)は求人サイトを利用するが良い。本当に書類選考で落ちることが多すぎて、15社くらい応募すると7社だけから返事が返ってくる。いっぱい応募すると書類選考で落ちたときに「あぁ、落ちてよかった。その日は違う企業の面接があるから行くの無理だったんだよね」となるから、スケジュール管理に気をつけながらたくさん応募するのが良い。

3、面接をする
最近はZOOMでのWEB面接が多く、WEB試験がある関係でパソコンがないと、そもそも試験が受けられないことがある。
良いのか悪いのかわからないが、あまりにもたくさんの企業を面接する為、ホームページを見るのは一回だけで、企業研究をするのは面接当日の二時間前から。
など、強引でも時間を決めて行うなどをしないとずるずる時間を無駄にする。
一枚の紙に書き出してまとめておいて、就職活動と日常生活を切り離したほうが、精神衛生の上でいいのではないかな。
あと、面接を受けた企業のことは即忘れることがいい。後は神様のみが知ることなので、私が反省しても後悔しても何も変わらないと言い聞かせる。

4、感謝する
面接を受ける中で嫌なことも大変なこともかなりあったけど、応援してくれる人や友達の存在にはかなり救われた。コンビニで働いている人や配達員の人に、本当に働いててすごいな、ありがたいなと思ったし、金銭的不安はあるけど結構ニートの期間も楽しいことがあった。他人から見れば、私の就職活動は悲惨だとか、可哀想だとか、まだ恵まれている方だとか、色々な見方ができるだろうが、大切なのは自分の感じ方だと改めて思う。

3、内定をもらった後

実は今日、4ヶ月の無職期間を経て、内定が決まった。
この後の手続きについては、後日書き足すつもりだが、まずは内定承諾書を書いて、保険関連の手続きを行い、忘れずにハローワークに再就職できたことを報告することが必要だ。
何系の職業かはここに書くつもりがないが、未経験の職種なので入社してからが本番であり、努力をしなければいけない。以上。

読んでくれた皆さんへ

もし読んでいるあなたが無職、もしくは無職になりそうな他人であるならば、無理せずに活動してほしい。家族、友人、誰にも会わずに転職活動をしていた私は、本当に辛いと思うことが多かった。そういうときにはぜひ、同じ悩みを抱える人と相談してみたりして欲しい。私は寝れない夜に、メンタルとか、仏教の教えとかを検索して気を紛らわせていた。別に仏教徒とかではないけど、「なるようにしかならない」的な考え方はかなり私的にはあっていた考え方だったので、また落ち込む日がきたら、このnoteの記事を読み返してみようと思う。多分また転職をせざるを得ない日が来るので、自分用に備忘録として書き留めた。誰かの役に立ってくれたら嬉しい。

以上この記事は実体験ではあるものの、根拠や絶対に正しい情報ではないと思うので、自分で調べてみてください。